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暴力性モテの正体

ツイッターで幾度となく繰り返される議論がある。それが『暴力性モテ』だ。

暴力性モテとは読んで字のごとく、暴力性がある男性は女性にモテる!という理論である。これに対して賛成派と反対派が日々ツイッターで喧々囂々の争いを続けているのである。

賛成派の意見としては『高学歴チー牛よりも稼ぎが少ないヤンキーの方が女性にモテてるのは彼らの方が暴力性が高いからだ』『DV男や浮気不倫男のような反社会的で自己中心的な男ほど女に苦労していないじゃないか』といったものが多い。

反対派の意見としては『ヤンキーみたいなイキッた男が苦手な女の子も多い』『大人しい男子でもいくらでも結婚している男子はいる』といった感じだ。

暴力性モテの話をする前に、まずは筆者の立場を明らかにしたい。筆者は”暴力性モテ賛成派であるが全肯定派ではない”だ。

暴力性がある男がモテるのは紛れもない事実だ。学生時代を思い出してほしい。どう考えても真面目ながり勉男子よりオラついたヤンキーや身体バキバキの体育会系男子の方がモテてたはずだ。そうワルはモテるのである

これは残念ながら紛れもない事実だ。学生時代などまだ多くの女性がヤバ男センサーをONに出来ていない時期は特に顕著である。社会人になって以降も、酔っ払って放置自転車を蹴り倒したり、工事現場のカラーコーンでチャンバラを始めるヤバイ暴力性をもった知り合いたちも女は途切れていなかった。

ただ、暴力性がモテの全てかと言われればそうとも言い難いと筆者は考えている。女性の中には暴力性男子が苦手な人も存在するし、暴力性が高くてもモテない男子も存在する。暴力性はモテの分野で強い武器にはなるが絶対的なものではないのである。

暴力性モテ賛成派の中には暴力性は全てを解決する魔法のように考える暴力性モテ過激派も存在するが、筆者は『それは流石に盛りすぎ』と感じている。当たり前のことであるが非モテ男子が駅のホームで壁と戦ったり、昼間に子供連れの集まる公園でシャドーボクシングをしたり、駐輪場の自転車を全て蹴り倒していても彼女は振ってこない。そんなことをして現れるのは警官だけである。

また暴力性を内包していてもモテない男子もいる。例えばオンラインゲームやゲームセンで負けたことに腹を立て絶叫し相手を威嚇するようなゲームオタクは暴力性が高い。しかし彼らはモテ男と言えるだろうか?駅員に暴言を吐き、駅のホームに大群で突撃して写真を撮りまくる一部の過激派撮り鉄たちも高い反社会性と暴力性を持っているが、撮り鉄おっかけ女子のようなファン集団は存在しない。ツイッターで暴言を吐きまくる暴力性が振り切れたアカウントは星の数ほどいるが、彼らはみなモテてるようには見えない。もちろん沢山のN数があればイケメンでモテるヤバゲーマーや過激派撮り鉄もいることにはいるだろうが、ほとんどはモテていないのが現実だ。

しかし、その一方でヤンキーや体育会系男子、ツーブロックゴリラのような暴力性モテを体現するような男子も存在している

暴力性が高くてもモテない男子と暴力性通りにモテる男子、彼らの間にはどのような違いがあるのだろうか?その理由を解明することで、暴力性モテの本質を知ることが出来るはずだ。暴力性モテの正体を突き止めれば、学歴は稼ぎはあるのに結婚できずに悩む男性を救うことが出来るはずだ

いったい暴力性モテの正体とはなんだろうか?

暴力性のないために非モテで悩む男子は何をすべきなのだろうか?

暴力性の正体、それはずばり『女性にアプローチする試行回数』だ。

そもそもなぜ暴力性が高いヤンキーやツーブロックゴリラはモテるのだろうか?実際に暴力性が高いモテる友人を見れば一目瞭然だ。彼らは非モテ男子の何倍何十倍、いや何百倍も女性を口説いているのである。

彼らはとにかく女性にアプローチする試行回数がけた違いに多いのだ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというが、まさしくその通りだ。戦いは数だよアニキ!とドズルも絶叫していたように恋愛、モテも数が勝負なのである。沢山の試行回数をこなすうちに女性に対する口説き方やイケる女性の選球眼なども少しずつ磨かれて行く。巧遅は拙速に如かず、とにかく動いて数をこなすことがモテには大切なのだ。

暴力性が高くモテる男たちも実は沢山の女性をゲットする裏でその何倍の回数女性にフラれているのである。しかし暴力性が高い彼らは強い自尊心と優れたコミュニケーション能力を持っており、女性に袖にされてもほとんどダメージを受けずに次の女性にアタックをしかける。このパワー、行動力、衝動性、性欲、諸々の”暴力性”によって彼らはモテているのである

暴力性モテが成立するのは、彼らが無限に女性にアプローチを仕掛けられる暴力性由来のモチベーションとタフネスを持っているからだ。

人は生きている以上暴力性の発露からは逃れられない。暴力性を広義でとらえれば他人に影響を与える行為全てに暴力性が伴うと言えるからだ。身体的攻撃だけにとどまらず、精神的なパワハラ、虐めはもちろん、女性を口説いたり初デートで手をつなごうとしたり、好きな映画や漫画をお勧めすることですら、相手が拒否したり嫌な気持ちになる可能性がある以上は暴力性を行使していることになる。

暴力性が高いヤンキー気質な男子やツーブロックゴリラなどの体育会系男子が、女性にモテたりホモソーシャルでリーダーになることが多いのは、高い暴力性によって沢山の人に影響を与えることができるからなのだ繰り返しになるが、暴力性そものもがモテるのではなく、暴力性によってより沢山の女性にアプローチができるからこそモテるのである。

ゲーセンで暴れるゲーマーや線路に突撃する過激派撮り鉄、引用リプで絡みまくる激ヤバツイッターアカウントが女性にモテないのは、その暴力性を女性に向けていないからである。つまり女性を口説く試行回数が0だからモテないのである。

彼らは自信を暴力性をゲームの対戦相手や駅員、SNSの敵対アカウントにしか向けていないので、他者へ暴力性を行使してはいるものの、その暴力性による強い影響力を女性へ向けることが出来ていないからモテないのである。そういう意味では叫びゲーマーや過激派撮り鉄たちはモテる素質自体は持っているともいえるが、それを全く活かせていない。

暴力性モテの正体が、暴力性により沢山の女性を口説く試行回数の多さであるとすれば、暴力性の低い非モテ男子がモテない理由も明白だ。非モテ男子は暴力性の低さから他者へ影響力を行使することが苦手なため、とにかく女性にアプローチを仕掛けられずにいるからモテないのだ。

以前のnoteにも書いたが、女性の恋愛に対する基本姿勢は”待ち”である。一部のメンヘラ女子(彼女たちも他者への影響力の高さという面からとても暴力性が高くモテる)などを除いて、女性から男性へアプローチをかけることは稀だ。99%の女性は男性からのアプローチを待っている。

女性を口説けない暴力性の低い非モテ男子はいくら女性が多い空間にいたとしても、自分からアプローチを仕掛けられないのでモテようがないのである。相手の顔色を伺って嫌な思いをさせてはならない、と考えてしまうチー牛男子と恋愛の相性は最悪なのだ

では暴力性が低く恋愛の試行回数が打てない非モテ男子はどうすればモテモテとまではいかなくても、結婚相手の女性を射止めることができるのだろうか?

方法は二つだ。

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