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若者がオジ活するメリットあるの?

結論から言おう。20代のうちにアラフィフのほぼ人生の決着がついたおぢ達と友達になることは結構メリットがある。

なぜなら、ネットで検索した情報から漠然と自身の未来を想像するより、目の前にいるおじたちを観察したほうが中年男性のリアルを感じ取れるからだ。

おじたちは何だかんだ40年50年生きてくるなかで様々な情報を溜め込んでいる。職場や趣味の集まりにいるおじとたまに飲みに行って世間話をする程度でも、男の人生で何が起きるのか?についてかなりの情報が得ることができるのだ。

独身、既婚、子持ち、子無し、バツイチ、正社員、非正規雇用、地主、無職、肥満、痛風、ヘルニア、糖尿、アル中……様々な立場や持病持ちのおじ達を見ることで、男の人生の多様性を学ぶことが出来るのだ。

何者でもないオジの情報でも寄せ集めると中々馬鹿に出来ない。筆者はヘルニアおじのアドバイスで高めの椅子を買だだおかげで腰痛を回避し、アル中痛風おじをみて深酒をやめた。

オジ側の立場からしても、若者に飯や酒を奢ることで甲斐性が発散できる。オジの甲斐性は本当に需要がないが、かといって溜め込んでしまうと身体に毒だ。おじは甲斐性が発散できずに透明化されすぎると、SNSで引用RTばかりしているようなモンスターになってしまう。

なので、若者は別に酒や飯を奢って貰ったからといって、おじに気を使う必要は全くない。オジは奢ることで甲斐性を発散し、若者はただで飯を食って酒が飲め人生に関する情報が得られる。

また日本は少子高齢化社会であり、企業や組織の中で力を持っているのはほとんどがアラフィフ以上のオジ達だ。サラリーマンになれば皆がおぢ上司の顔色を伺いながら仕事をすることになる。

顧客として見ても、バブル世代より上のオジたちは、今の若者とは比べられないほどのお金を持っている優良顧客である。若いうちに適度に”オジ活”をして”オジたらし”の能力を身につければ、社会人としてのし上がっていく上でも非常に有利となる。

ホモソーシャルの帝王ツーブロックゴリラたちは、チー牛では近寄ることが出来ないほどの覇気を持っているが、媚びるべき上司おじ達の前では部活で仕上げた後輩仕草でごますりが出来るからこそ、組織で上へと昇っていくことが出来るのである。オジ攻略なしでなんの後ろ盾も太い実家もない若者が社会で成り上がっていくことは出来ないのである。

オジも若者と話すことで様々な今時の若者に対する様々な知識を得ることが出来る。おじになるまで長年同じ会社に勤めていると、否が応でも若者の新人とかかわる機会がある。そんな時に、ある程度の今どきの若者への理解があれば、些細なジェネレーションギャップで右往左往することも減らせるはずだ。

若者がオジ活をするうえで大切なことは、めんどくさいオジとは深くかかわらないことである。オジの中には残念ながら空気が読めない厄介オジも多数存在する。安いチェーンの居酒屋で酔っ払い、ありがたい説法をしてくるようなオジは遠くから眺めて置く程度にしておいたほうがよい。

まだ酒癖が悪い程度なら良いが、中には若者を手下にしたい、若者に説教してストレスを発散したい、と考えているヤバオジも存在している。儒教に染まり目上の人についへりくだってしまう日本人の習性を悪用するヤバオジには近づかないべきではないのだ。

では若者は付き合いやすく有益なオジと、付き合うほどにずるずると人生の足を引っ張られるヤバオジ、オジのどこを見て仕分ければ良いのだろうか?

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