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ロスジェネ中年 VS ふるさと納税

突然だが皆さんはふるさと納税をやっているだろうか?筆者はやっていない。住民税を住んでもいない街に収めるのは倫理的に納得がいかない!などという崇高な話ではなく、ただ単によく仕組みやが理解できていないからだ。住民税を好きな自治体に先払いすることで、払った住民税の何割かに当たる金額の返礼品が貰える、そしてそれがネットで申し込める、という段階までは来ているのであるが、そこから先のことが全く分かっていない。

積立NISAやiDecoも同様である。なんかみんなやってほうがいい、といっているがいまいちよくわからない。控除されるので税金が安くなる定期預金、みたいなものだという感じだが手続きがややこしくてスルーしてしまっている。しかしツイッターを覗くと多くの人々がふるさと納税はもちろん積立NISAやiDecoなどお得な制度をフル活用している。いまだにNISAとiDecoが何の頭文字から取られた言葉なのかすら知らないロスジェネ中年に比べ本当に賢いなと尊敬してしまう。

令和のIT社会は情報過多社会だ。常にお得な情報が飛び交いそれについていけるものだけが得をすることができる。ITリテラシーや金融リテラシーを持たないロスジェネ中年にはもう何が何だかさっぱりわからない。パソコンをある程度使え、定期預金をコツコツしていれば立派と言われた時代の方が人生は簡単だったように感じる。

今の時代、ネットで調べれば『やればお得だけどやらなくてもよい』情報が頭に入ってくる。もちろんそれらはやれるのであればやるべきであるが、ここに大きな落とし穴がある。

脳のメモリやCPUは最新、体力と言う名の電源の容量も大きい、そういった最新パソコンのような有能な人間であればテキパキとそれらをこなしていくことができ、最大利益を取ることが出来るだろう。しかし、有能とは言えない凡人以下の人間が同じことをやろうとすればどうなるのであろうか?我々凡人は日々生きるだけで脳のメモリはパンパン、CPUはアチアチ、電源は容量不足で今にもショートしそう、という状態で生きている。そんなポンコツパソコンのような凡人がふるさと納税!積立NISA!iDeco!といった新しいタスクをどんどん積み上げていれば頭ブルースクリーン一直線だ。

はっきり言おう。今の人生で手一杯と感じている間はふるさと納税も積立NISAもiDecoもやらなくていい。あくまでこれらは『やればお得だけどやらなくてもよい』もの、つまり無理してまでやらなくてもよいのである。しょうもないタスクを増やし過ぎてやらなくてはならないタスクが疎かになってしまっては本末転倒である。凡人にとって大切なのはタスクの優先順位付けなのだ。

では今なら少し余裕がある状態の凡人はどうすべきであろうか?その場合に大切なのがシングルタスクだ。ふるさと納税、積立NISA、iDeco
、これらを同時進行でやるのは絶対に避けるべきである。我々凡人が新しいことを始める場合は必ずシングルタスクで進めていこう。ふるさと納税やりつつ、積立NISAの口座開設をしてiDecoは……などとやったら頭ブルースクリーン一直線だ。絶対ミスをする。とりあえず一番興味のあるもの1つを選んで取り掛かって欲しい。マルチタスクが許されるのは一部の有能な賢い人だけである。

そしてこのタスクの優先順位付けとシングルタスクは、我々凡人が人生を気楽に謳歌していくためにとても重要なことなのだ。

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