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新米トメ日記~海の向こうでハレルヤ

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2024年の年明けから、アラカン姑が、愛するお嫁さんの、産後の肥立ちのお手伝いに中東に飛びます。そのつぶやきを集めてここにいれようかと思いますが、実際に現地でかけるかどうかは神の…
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2024年1月の記事一覧

海の向こうで困らないために

まだまだ続く渡航前フィーバー。年末に外務省の海外渡航者のためのページをみていたら、なんとイスラエルはポリオが流行っている地域に指定されていた。流行している国をみると、数が半端ないので、世界的な流行なのかもしれない。 渡航前に打つといっても発見したのは年末。急遽年明けの今日、近くのクリニックから大きな総合病院まで電話しまくってみた。がしかし、なかなかこれが大変。 最初にワクチンのことを確認するべきだったと後悔。たとえばコロナのワクチンの接種証明はずっとアプリを使って管理して

海の向こうで困ったときは?

コロナ禍の数年前、テルアビブの街をのぞむ場所でこの写真を撮った。手前は公園で、まだスマホで写真をばしばし撮られることも少ない時期、まるく輪になって私たち巡礼者はイスラエルの平安を祈った。もちろんユダヤ人のためだけではない、そこに住む人達すべてのために。 注意喚起の呼びかけがあるなか私は渡航するけれど、自分の身の処し方は心得ていかなければと思う。海外で何かあって治療するときは、たとえ脱水症状でたおれただけだとしても、100万単位での請求がくる。息子の家から一歩もでなかったとし

海の向こうで「愛しき言つくしてよ」

非日常に向かってすすむ私の毎日。昨日は納品原稿を書きながらこんな動画をみた。 息子からたびレジには登録してくださいとLINEがきたので、いろいろと外務省のページを見て回ったその一つだ。日本人や日本の企業に向けての安全対策マニュアルをゴルゴ13(声優は舘ひろしさん)を使ってうまく作っていて面白かった。そして1話目には、これを作った頃に外務大臣だった人が声優で登場している。 十数本、全ての動画を見終わって、いろいろなことを思わされた。ペンネームで書いているとはいえ、SNSに「

海の向こうに行くまでに

ロトの妻といわれている塩の柱の写真がでてきて、最初にいった巡礼のことを思い出した。二人の年子の息子達を実家にあずけ、30代だったので本当に怖い物知らずの旅だった。団体旅行ということもあるが、ほんとに脳天気な巡礼者で、サーバントには危険人物として目をつけられていたと思う。 オリーブの丘でワンダラーボーイから得たいのしれないパンを買い、ヘブロンでアラブ人のアクセサリー売りに追いかけられてバスに逃げこみ、参加した公式レセプションに着物姿で受け付けに立っていたら、山高帽のイスラエリ

海の向こうに行く経費

今回の経費は、かなり前からチケット押さえて、航空会社がどんどん変わっていったけれども、代理店さん(特にイスラエルに行くならテマサトラベル)の努力で、割と安く済んだ気がする。と言うのも、時期が迫れば迫るほど、チケットがどんどん値上がりしていくのを航空会社のサイトで知ったからだ。つまりもともとの値段を維持しながら、渡航日が迫る中、予約を変更していくのは代理店さんの努力なのだと感じた。 就航当初から、エルアルの直行便は、冬の時期は飛ばない予定だった。昨年の10月7日に戦争が始まっ

研修生に幸あれ!

心配していた成田の広さ。チェックインのときに、搭乗口66までの遠い遠い遠い道のりをエミレーツ航空の車椅子を利用させてもらえることになった。 自走式なら得意だから、貸してもらって自分で行こうとしたら、なんと積み木を組み合わせたような、木製の素敵な手押し車。ちょっと恥ずかしかったけど、でも今後のことも考え疲れちゃいけないので押してもらうことにした。 褐色の肌の研修生は、重たい私を乗せ、6キロのバッグも一緒に、はーはーいいながらも運んでくれた。ソーリーソウヘビイ、プリーズモアス

テルアビブの空港で、たくさんの宗教家達の姿をみた。ガラガラのカフェにはもちろん観光客はいない。目の前に息子が迎えに来ているのに私、最後の税関で何か質問に答え間違えたのか、セキュリティ検査を通らず別場所に。しばらく孫に会えず。団体できたときとの差というより、戦時下の緊張を感じた。

海の向こうの税関にて その1

テルアビブについて感じたことは、もちろん戦時下である緊張した空気。他の空港とは違い、一人でウロウロキョロキョロする杖をついたおばあちゃんを、歓迎どころか、降り立った瞬間から怪しみながら、いかつい私服の大男たちが凝視している 巡礼の服装ならまだわかりやすいかもしれないが、パスポートをかざしての入国カードは7年ぶり。何度も撮影に失敗し、隣の人のやり方をみてやっと完了。旅慣れた方がこれを読んでいたら大笑いされるのは間違いない。 やっと終わってパスポートコントロールに向かう。通路

海の向こうの税関にて その2

さて、海外での現実は厳しい。 今回絶対に帰ったら、英会話を習うか勉強をするゾと思った出来事があった。 それは税関で用意していった訪問の目的を話すとき。たぶん戦時下でなければ通ったのではないかと思う。息子がここに住んでいて、赤ん坊が生まれたのでその手伝いに来たと言う簡単なものだった。後で英語の達者なお嫁さんにこんなふうに言ったと聞いてもらったけど、そんなに間違いはなかった。また、お産の後、親が手伝いに来る事はこの国では無いのかと言うと、そうではなく、必ず母親が手伝いに来るら

海の向こうの公園で その1

今日のテルアビブは、『今日の』としか言いようがない。数日ミサイルアラートがないので、外の空気を吸いにでた。路上にはたくさんの車がどうやって停めたのか、きれいにすきまなく並んでいる。 気候は北海道の初夏。雨季のせいか、緑が復活して、松の木の香りがただよう。それに混じって散歩する犬の匂いがする。目の前にはドッグラン。 歩いている時は、誰もいないのに声だけがきこえるような感じがした。次第に人がいることに気がつき、周りが見えてくる、、、それは、私がここに来て当事者に近づくための第

今回利用したエミレーツ航空の夕食。牛肉の焼きそばはおいしすぎるぜ!クルーは子供に優しく、日本人らしき親子にプレゼントを持ってきたり、離着陸の際には必ずみにきていた。対応は大雑把で、自分のしらないことはスルー。でも空いてる席に自由に移れ、三席使って横になれたのがほんとに助かった。

海の向こうの公園で その2

公園でふと、いま、ミサイル攻撃がきたら赤子を連れてどこにに逃げれば良いのか…と、考えてしまった。地元住みの日本人のママ友の多いお嫁さんは『大丈夫』と微笑むが、おばあは安心できない。ただ、外国の大使館もあるテルアビブは、精度の良いアイアンドームという迎撃システムが守っているため、爆撃の被害は少ない。(ゼロではない) そして、室内でもミサイルアラートのあと、迎撃した衝撃波を感じるそうだ。 その話を聞きながら、お嫁さんから『体験してみたいと思いますよね』と言われてハッとした。自

この絵は、もちろんパロディ。描かれている四人はイスラエルでは超有名人。なんか歴史が歩いているようで面白い。少しずつ体重が減り出した。間食しないのと、おばあモードで動いているおかげかも。リバウンドした5キロをここで、減らして帰ろうっと🎵

海の向こうであずきを煮ると。

お嫁さんの気持ちになって考えてみた。果たして私は役に立っているのだろうかと。直接質問したら助かってると答えるに決まっている。結婚して間もないけど、頭の良い分別のあるお嫁さんだから。 その彼女を小さい頃から知っている一人として、またすでに赤ちゃんを持つ1人の母親としても、尊敬しているつもりだった。 それなのに、私は、何かの拍子に、赤ちゃん目線でお母さんをおっぱい製造機と表現してしまった。同じ言葉を繰り返していたから、お嫁さんに聞こえていたような気がする。こういうことが気にな