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海の向こうに行くまでに

ロトの妻といわれている塩の柱の写真がでてきて、最初にいった巡礼のことを思い出した。二人の年子の息子達を実家にあずけ、30代だったので本当に怖い物知らずの旅だった。団体旅行ということもあるが、ほんとに脳天気な巡礼者で、サーバントには危険人物として目をつけられていたと思う。

オリーブの丘でワンダラーボーイから得たいのしれないパンを買い、ヘブロンでアラブ人のアクセサリー売りに追いかけられてバスに逃げこみ、参加した公式レセプションに着物姿で受け付けに立っていたら、山高帽のイスラエリーに手を捕まれてそのまま会場にエスコートさせられそうになったり……。若かった。そして無知だった。

極めつけはとある要人を表敬訪問させていただいたとき、「誰か抱きついたら(親愛のハグだと思う)」という声が聞こえたので、一番前にいた私は即座に反応。首につかまってぎゅっと抱きしめた。ヘブライ語でなんかいっていたけどわからず、その一瞬を捉えた写真を10年ほどして当時のカメラマンさんからもう時効でしょうということで送っていただいてびっくり。

私がハグした瞬間を上から撮影していた構図のなかに四方からも黒服のSPが私に向かってすごい格好で駆け寄ってきていた。へたをすれば撃たれていたかもしれない自分の浅はかさに、10年後でも青くなったのは言うまでも無い。余談として次の日私はエルサレム風邪で熱が出て、ホテルにいて休んでいたのだが、同行したヘブライ語の出来る人から「ニュースで○○氏も風邪を引いて執務をお休みしているらしいよ」と言われ、二重に「私が風邪をうつしたのか?」と思ってしまった。

団体ということで安心していてはいけない。その後2回ほど聖地にはいったが、慎重に慎重に行動するようになった・・・と思う。それでもまだ今回いろいろ調べて思うのは用心してもしたり無いことはないということ。

日本人の拉致や誘拐、爆発に巻き込まれたりというような案件は外務省のサイトをみていると少なくなってきているらしい。それは法律の整備とコロナ過で培われた?デジタル化の恩恵で、数々のサイトやアプリが生まれたからかもしれない。ただし私の年齢ではギリギリ利用できるかできないかだと思う。

マイナンバーカードのお知らせを受け取っていろいろみていたとき、
Visit Japan Web というのを発見。何ができるのかわからないけど、日本への入国カードをあらかじめ入力しておくという手間を省いて税関をスムーズに通ることのできるサイトがあった。ただし、悪質なアプリが出回っているので気をつけてほしい。アプリは作られていないから。ウェブサイトのQRコードをスマホにおくってスマホで認証アプリを使っての利用が望ましいと思う。

私は認証アプリは、Google Authenticatorをスマホにいれた。あとは主人のすすめで、VPNソフトとしてCyberGhost(8台まで使える)というのを一応いれた。海外の空港のWi-Fiはまったく気にしないで今まで使っていたけど、時代がかわっていくときには用心することも必要なんだろうと思う。今なら要人にいきなりハグすれば撃たれるだろうから・・・(^^ゞ

前にも書いたが、スーツケースに詰め込むものは全て日用品としてジップロックなどに入れ替え、新品のペービー服も日本製のガーゼのタオルもタグをとりサラサであらった。小豆と砂糖の切り餅は食べさせたい一心でいれるが、どうなることやら・・・。砂糖があらかじめはいっている市販のなんちゃってきなこは「粉」だからまずいだろうか、、、。針を刺されて検査される海外ドラマのシーンが目にうかぶ。

最近の宅急便は、化粧水も容量にかかわらず、アルコールが成分としてはいったものはすべて送れない。手荷物にしなくてはならないので海外にもっていくときより日本で送るほうが面倒で厳しい。

さて、ぼやいていないで、今日も動き出しましょうっと。

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