見出し画像

モーニングルーティーン

目覚める。部屋の明かりはついたまま。
時計を見る。針は朝の5時を指していた。
また寝落ちだ。部屋の明かりは煌々と点いていた。
明かりの眩しさに目がうまく開かない。
壁に立てかけてある鏡を覗く。自分の顔は目が少ししか開いていなくて浮腫んでいた。昨晩無理に飲酒をしたせいだろうか。心なしか頭も痛いし重い。喉がとても渇いていた。
喉を潤そうとリビングに行く。コップに水を汲む。
机に昨晩飲むはずだった就寝前の薬が落ちていた。
就寝前の薬は意外と大事で、これを飲まないと翌日の調子がとても悪くなる。
もう夜は明けて日が昇っていたが薬の封を開けて先程汲んだ水と共に胃に流し込む。
今日は夕方から仕事だ。今飲んでも支障はないだろう。
水を飲み終えてリビングを見ると物音がする。両親がラジオ体操をしていた。歳を重ねると早起きになるというのは本当なのかもしれないと思いながら自室へ戻る。
携帯を覗く。待っていた返事は未だ帰ってきていない。少し心に空白を抱えながら横になる。
電気をつけたままの部屋が眩しい。
電気を消す。
再び目を閉じる。次起きた時は気分良く起きられますようにと願う。

これが私の朝だ。

私の文章、朗読、なにか響くものがございましたらよろしくお願いします。