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【アメリカ移住実録 #6】パワハラ・ 脅迫・嫌がらせ? ポムは静かに退職したい

第一回はこちらから↓↓

2017年1月

家族構成

  • ポム: 平々凡々日本のサラリーマン、34歳

  • ポム妻: しっかり者、公務員、34歳

  • 長女 ポム子: のんびり、4歳

  • 次女 ポム美: 2歳

転職先ゲットだぜーー!
約1年半に及ぶ苦しい転職活動の末、奇跡が起こり、逆転満塁ホームランで転職先G社を手に入れました。

一応、G社の突然のオファーに対して、なぜ、私が「行きます」と即レスをすることが出来たかをまとめておくと、
①面接してくれた小久保さんが人事権を持っている人だった。
②そしてその方が、グリーンカードを持って既にアメリカに住んでいた。
③なので、私のアメリカへ移住したい気持ちを理解してもらえた。

①はとても重要ですね。
今回の場合は、まず東京の事務所で数年修行をしてから米国に渡る事になっています。このような場合、後々アメリカに行けることは基本的に雇用契約に盛り込まれていないと思います。要する口約束です。何年か頑張って東京で修行しても、実際「最終的な人事は人事部が決めるので」じゃ話になりませんので、同じ口約束するならやはり人事権を持った方と直接話しをして(できれば言質をとってから)転職した方がいいですね。
②、③も大事ですね。
部署のグローバルDirectorである小久保さんが既にアメリカに住んでいる。これは大きな後押しになりました。なので、アメリカ移住のことも知っているし、もちろんその厳しさも知っている。何かあったときサポートしてもらえる可能性が高いということは大きなポイントでした。私は米国に一人たりとも知り合いがいません。今後もいろいろな問題が起きるかもしれません。

まあ、でも、結局最後は勢いとフィーリングで決めました!!!!

こうして、縁あってG社への内定をもらう事ができたのでした。
(もちろん、業務内容に興味があったことが前提です)




その後数ヶ月かけて、転職先G社との書類的なやりとりを終え、もうあとは現職を退職するだけとなった2016年12月。
G社の入社予定日は、2017年4月です。つまり、現職は2017年3月いいっぱいで退職しないといけません。

そろそろあれをしないといけないですね。。そう、現職への退職報告ですね。

職務規定上は、退職予定の1ヶ月前に上司、つまり今のXX営業所の所長に退職したい旨を報告すればいい事になっています。

ただ、私は現職の多忙さや担当顧客の多さ等を考慮し、早く引き継ぎ業務をやった方がいいと考え、3ヶ月前の2016年12月末に報告することにしました。ですがこれは結果として間違った判断でした。この後退職までの期間、私は暗黒時代を過ごすことになります。

(前提として、今の仕事ほとんど退職する人がいない、スーパーローカルな会社です。)
2016年12月某日 会議室にて
ポム: 「2017年3月いっぱいで退職したいと思います」
営業所長: 「??退職して何するんだ?」
ポム: 「家族でアメリカに移住しようと思っています」
営業所長: 「??ツアコンでもやるの?」
ポム: 「????いえ、G社というコンサルティング会社に移ります。」
営業所長: 「わかった。引き継ぎはしっかりやってくれ。あと、2017年3月までは数字もしっかり上げてくれ。」

退職報告の日は、このときはこれで終りました。
ただ、もともと折り合いが悪かったこの営業所長は、残りの3ヶ月間ずっと私に嫌がらせをしてくるようになります。
嫌がらせの理由?
さあ?
辞めるのが気にくわなかったんじゃないんですか?
それとも、アメリカに行きたいといったのが良くなかったか?
このスーパーローカル都市M市から出て行こうとするやつがどうしても好きになれなかった?
結局はよくわかりません。
(この後、パワハラ的記述が出てきます。嫌な方は読み飛ばしてください)

重要な会議の時間をわざと連絡しなかったり。
会議でポムの営業成績について、必要以上に長々と長々と説教したり。
書類を整理する時間を与えなかったり。

もっとひどかったのは、
深夜、携帯電話に営業所長から何度もパワハラ系の電話がかかってきたことでした。

営業所長: 「おい、ポム!!」(明らかに酔っぱらってる)
ポム: 「はい。お疲れさまです。」
営業所長: 「おまえ、辞めるから、今の仕事のことはどうでもよくなったんか!!?」
ポム: 「いえ、そんなことは無いです。最後まで頑張ります」
営業所長: 「は?今の成績が頑張ってるなんて言えるんか!! いつまでに数字をやるんや? いつや?いつや?いつや?」
ポム: 「。。。。。。。。。。来週までにやります」
営業所長: 「今の成績では、辞めさせられんぞ。他のメンバーに迷惑かけるやないか!!!コラ!!!!!」
ポム: 「申し訳ありません」
営業所長: 「おまえ、今の成績で、もし新しい会社から前職調査の電話があったら、俺はなんて答えればいいんや、コラ!!!」
ポム: 「申し訳ありません」
(その後も、向こうが満足するまで罵詈雑言が続く。これでも結構オブラートに包んで書いています。)

前職調査のところなんてもうパワハラを越えて「脅迫」ですね。
警察案件です。
おまえなんかを新しい職場に行かせないぞって強い意志を感じマス。

さらに、もう一つ許せない嫌がらせがありました。
この営業所長は、引き継ぎをしっかりやってくれと自分が言ったのに、顧客への引き継ぎあいさつにいくことを私が辞める直前まで拒否し続けました。
早く引き継ぎをして、顧客に迷惑をかけない為に3ヶ月も前に退職報告をしたのに、全く引き継ぎをする時間を与えてくれずに、ギリギリまで通常業務もやらされました。
これにより、必要な顧客への引き継ぎ挨拶や実務の引き継ぎが満足に出来ず、顧客に迷惑をかけました。
さらに、引き継ぎ業務がずるずると遅くなっていった為、ポムは1ヶ月分以上は残っていた有給をほとんど消化する事が出来ませんでした。(もちろん、買い取りなんか無い)
悲しい。

当初はアメリカに行きたいってことで始めた転職活動でしたが、今はもうただひたすら一日も早く辞めたいって精神状態になって、メンタルも限界ギリギリでした。
私はただ静かに退職したかっただけなのに。

こんなパワハラがずっと続きましたが、私はただひたすら耐えました。

あと3ヶ月で次の夢に向かって進める事だけが希望です。
こんな人が営業所長になっているような職場はもうこちらから願い下げでしたが、10年以上勤めた会社に愛着もあり、必要以上に事を荒立てたくはありませんでした。

なお、公平を期すために正直に書きますが、確かに私の最後の半年の営業のパフォーマンスは明らかに落ちていました。
私も当初は、最後までしっかりと通常どおりの営業をしてから辞めようと思っていたのですが、どんどん状況がわるくなっていく中で退職に至るプロセスへの協力が得られず負のスパイラルに陥り、思ったような数字が残せませんでした。それで、他のメンバーにも迷惑をかけたかもしれません。それは事実です。

ただし、それを差し引いても今のパワハラはゆるせません。


普通の地方在住一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
ポムはただ静かに退職したいだけなのに。。。
是非応援よろしくお願いします。

第七回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第7回はこちらから↓↓

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