みんな生きててスゴイ!

パスカルの『パンセ』を読んでからというもの、人間の生き辛さというのは普遍的なものだという考え方が染み付いてしまった。一国の王も資産家も庶民も基本的には同じ悩みを抱えている。みんな、死に向かって一歩ずつ歩み進めている絶望を何とか忘れようと"気晴らし"を必死になって探す。それぞれの悩みには若干の差異こそあれ、基本的には同じだ。

みんな、そんな生き辛い世界で毎日嫌な仕事をし、色んな悩みを抱え、他人に嫉妬し、退屈を凌いでしっかり生きていることって当たり前だけどスゴイことだと思う。いや本当にスゴイ!究極的にはもう生きてるだけでスゴイ!

こう思うと悲観的な人もちょっとは自分を褒めてみたくはならないか?

最後に余談だが、上記のスゴイことをスゴくないこと(当たり前)にいかに転換していけるかが人生を幸福に生きるコツなんだと僕は思っている。つまり、嫌な仕事を嫌でないように転換する、嫉妬をする傾向がある人は嫉妬しないよう転換する、退屈なら退屈しないよう転換する、などなど。

このこと自体が当たり前で難しいことなのだが、転換させてくれるきっかけを人との交流や本から積極的に学び取ることが肝要なんじゃないかなぁー。

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