小田原城で見かけた少年
先日、小田原城を観光していた。近年大改修があり、私が今まで訪れたことのあるお城の中では、特に城内の解説が詳しくて整えられている上、その歴史をドラマ化した映像の作り込みも凝っていてクオリティがとても高い。
小田原城への入り口辺りには、落城時に豊臣秀吉の統治下にあった多くの武将に包囲されたことが解説された看板がある。ちなみに小田原城落城が日本史上で中世から近世への移行した事実は勉強になったし、ある種の感動を覚えた。それは丁度、ペリー来航が世界一周航路の完成に寄与した事実を知った時の感動に近い。
その看板の解説を読んでいると、目の前の親子が包囲している戦国武将について語り合っていた。子どもは小学生高学年と見えたが、あまりにも知識量がすごくて私も盗み聞きしながら勉強させてもらった。
仮にも私が彼と話すことがあれば、色々学び取りたいことが沢山ある。たとえ相手が小学生でも。
相手がどんな年齢、地位、職業の人々であっても驕ったり見くびったりせず、対等に話し合って吸収する姿勢は貫いていきたいし、これを失くすとそこで知の探求は終わってしまう。
だから私は純粋に小学生ながらの知識量には脱帽したし、尊敬した。
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