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充実した2024年1月7日の記録

昨日はかなり充実した一日だったのでメモ代わりに書き留めておこうと思う。
一日の流れはこんな感じ。

自宅で語学学習

国立西洋美術館にて『キュビスム展』

バーで談笑

浅草を散歩し、最近観た映画のロケ地を偶然発見

帰宅

上から順に詳細を書いていく。

自宅で語学学習

ここ半年ちまちまドイツ語を勉強している。この本で文法を学習しているのだが、練習問題が多く、次第に知識が定着していることは感じているものの、問題をひたすら解くスタイルなのですぐ疲れてしまい、どうしても学習自体が楽しくない。まぁそろそろ一周目は終えられそうなので、もう少しの辛抱か。

上記の一冊でもある程度の文法は身に付くはずだが、定評のある以下の文法書も並行して読んでいる。これは著者がリアルタイムで講義しているようなスタイルなのでスラスラ読めるし、覚えるべきこと・覚えなくてもいいことを明確に線引きしてくれているので、とても信頼できる良書。

一日の振り返りというよりは学習参考書の紹介になってしまったが、ともあれ午前中はこれらで勉強をしていた。

国立西洋美術館にて『キュビスム展』

昼過ぎに上野に向かい、国立西洋美術館の『キュビスム展』へ。キュビスムがアフリカ彫刻に影響を受けていることは周知の事実であるが、展示されていた実物を見てみると、現代人の私の目にもかなり新鮮に映った。当時の画家がこれに初めて接した時の衝撃たるや…。

その後はピカソやブラックをはじめ、様々な画家の作品を見たが、興味をそそられる作品はあまりなく大半は流し見してしまった。その理由は明白で、そもそも鑑賞者を無我の境に至らしめる芸術作品こそ私が求めるものであり、どうしてもポスト印象派以後の作品群にはそれを感じさせるものがなく、好きになれないのだ。そういった作品群を好きになる努力の一環でこの展示会に足を運んだのだが、やはり自分の趣向に変化は見られなかった。もう少し時間が必要かもしれない。

バーで談笑

美術館を後にして、私はバーに向かった。そう、以下の記事で書いた私とは別世界に住んでいる、あの社長さんと二度目の飲み会だったのだ。

前回初めての飲み会の時には、その社長さんの経験や知識、人脈に恐れ慄き、自分が積み上げてきた人生が一晩で砕け散ってしまうかのような絶望を感じたので、今回もかなり緊張していた。

バーに着くと、その社長さんは一人の女性とすでに飲んでいて、その女性はソプラノ歌手なのだそう。ハープも趣味でやっているとのことで、音楽好きの私は話を深掘りしようと思ったのだが、私が声を発する前に社長さんが話をはじめ、ボトラーズで美味いウイスキーについて、貴重な酒を無数に保有するハプスブルクやロス・チャイルドについて、そこから話は政治へと展開し、CIAやFBI、マフィアの実態や歴史について色々教わった。マフィアの話の流れで映画『ゴッドファーザー』の話になったので、話題は映画へと移り、ようやく私も相槌や質問以外の言葉を発せるようになった。とはいえ、映画におけるパトロンの役割など考えたこともないような視点で映画を語ってくれたので、やはり自分の無知を恥じる結果に。

そして昨晩は大河ドラマ『光る君へ』の一話が放送だったので、ドラマの話も欠かさず、広告が作品の出来に及ぼす影響について話していただき、大変勉強になった。

この語らいはとても濃密な体験で、バーには5時間くらい滞在したつもりでいたのだが、退店直後に時計を確認したところ、わずか3時間程度の滞在だった。

総じて今回の飲みは前回とは異なり、私からも色々話を振ることができたので絶望感はなく、むしろ知的好奇心が一層高まる貴重な機会になった。常日頃思っていることだが、やはりこのような知的な会話は無上の快楽である。

浅草を散歩し、最近観た映画のロケ地を偶然発見

バーを後にし、浅草を散歩した。なんとなくスカイツリー付近に行きたくなったので、隅田川沿いを歩いていたら、どこかでみたことのある景色と遭遇した。

思い返すと、それは最近観たヴィム・ヴェンダース監督『Perfect Days』という映画に出てくる景色であることがわかった。この作品は、鑑賞後に連日頭の片隅に絶えずその空気が漂っているほど印象的で、偶然ロケ地に出会えて感激した。

作品内で登場人物の二人がお互いの影を重ねるシーンがあるのだが、折角なので私もやってみた笑

おしまい。

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