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人生を他人に丸投げすること

無闇にオススメを聞くこと

SNSを見ていると自分の考えを盛り込まずにとにかく人に"オススメ"を聞きたがる人が非常に目立つ。個人的には、何も考えずに人にオススメを聞くことは危険だと思っている。

例を2つ。

例①イタリア旅行の場合

「イタリア行くんだけど、オススメ教えて!」というメッセージがあるとしよう。受け手は自分の経験や好みをベースに回答するだろう。オペラ、美術館、食、ワイン、イタリア語を話せる環境、など人それぞれイタリアに赴く理由があって、それを基にオススメを回答することになる。

ただそんな都合よく関心が一致することはないので、気がつけば他人のオススメで旅程が埋まりかねない。私であれば、レオナルド・ダ・ヴィンチの出身地であるヴィンチ村に行くことをオススメするが、それは聞き手がイタリアに行く理由になってしまうのか...?

例②読む本がわからない場合

私は色んな本を読んでいるからか、よく漠然とオススメの本を聞かれる。ただ答えようがない。なぜならその人が何に関心があって、どういうジャンルが好きで、そもそもこの情報化社会でなぜ本を読みたいのか、などが分からないから。たとえその質問に答えても、関心事でない以上オススメした本はその人の肌には合わない場合が多い。

根本的に何がしたいのかを考える

自分は根本的に何がしたいのかを考えた上で質問はするのが適切な聞き方だと個人的には思う。自分で何も考えずに人に質問することは、考えてることを放棄し、終いには人生を他人に丸投げしてるのと全く同じ。

他人に渡された地図で目的地に行くのは簡単な一方で、自分で0から地図を作って目的地まで行くのはかなり困難だ。他人に全てを委ねてしまえば何も考えなくていいから本当に楽。その方が幸福度が上がる人にとっては効果的だろう。

ただそうでない人は、今一度自分が何をしたいのかを考えた上で人にオススメを聞くのがいいんじゃないかな〜。


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