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想像の旅をしよう

大学生のうちに国内外問わず、あちこちに飛び回ってたおかげで、いま現在は(物理的な)旅行への欲がほぼほぼないのは喜ばしいことだ。(ギリシャ・ローマはもう一度行きたいけど・・・!)

だって、(物理的な)旅行欲がないことは今ここ、この場所に満足できているということだから。とは言え、移動の欲求を完全に抑えることはできない。そこで僕は頭の中で旅行することをよくやる。

小説はよく旅に例えられるけど、本当にそうで、脳みそさえあれば、どこにだって旅行することができる。ホメロスを読めば頭の中で古代ギリシャに行けるし、ドストエフスキーを読めばロシアに行ける。小説でなくとも、エッセイや詩を読めば、想像し得なかった世界にすいすい飛んでいける。

小説だけでなく、音楽もそうだ。この場にいながら音楽を聴けばどこへだって飛んでいける。例えば、ブラームスの交響曲2番を聴けば、長閑な自然をすたすた駆けていく自分を想像できる。

いや、絵画も、映画も、マンガも、アニメも、すべてか・・・

その意味で、僕は想像の旅に満足しているから、物理的な旅を必要としていないのかも知れない。

今こうやってnoteを書いているのも、想像の大海を泳いでいるのと何ら変わらないのだ。やっぱり「今ここ」を生きることにこそ、真価があるように思える。

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