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スラップばかりとうんざりせずベースの存在の普及と人口増加を喜びたい。

■スラップベースとそのスター性


「またスラップかよ….」

「ペチペチゲコゲコうるせぇよ….」

「はいはい上手なのは分かったよ~。」

となるのも珍しくない昨今。スラップ動画や音を目にしない耳にしない日は無いぐらい溢れています。

同じ事を思う人も決して少なくないだろうし、他の楽器の人達からそんな印象を持たれている可能性もある、と言うか、実際に耳にします。


何故、これほどスラップってものが普及したのか?

『動画の影響』

これなんじゃないかな~って。


例えばこんな希望や野望を持ったら、

「ベースってどんな音するのか知りたい!」

「かっこいいベースを知りたい!」

「目立つのか褒められるのか知りたい!」

「もっともっと刺激が欲しい!」

そりゃスラップに惹かれますよね。

分かりやすく派手な音が出るし、動きも派手になる。

地味な楽器どころか、主役になれるインパクトすらあります。


格闘技で考えてみても、KO必至の打撃、ストライカーに憧れたり、そこに人気が集中するのは当たり前。

地味~な組み技、寝技の支配力で判定勝ちなんてタイプが超絶大人気になるなんてのは、ちょっと考えられません。

「スピーディな寝技で華麗に一本決める!」って事ならまだしも、明らかに消極的な打撃からタックル、ねちっこいレスリング、上になって細かいパンチ、ポジション取りで主導権を握り、大きな動きなく安定の判定勝利を収めるなど、0からのスタートでそこに憧れる確率というのは、限りなく低い気がします。


例えとして合ってるかどうか、適切かどうかはともかく、絵的なインパクト、かっこよさってのは本当に要素として大きい。

打撃に関して言えば、物凄い音が炸裂する事だってあるし、そういった場面があれば、そこが何度も何度も繰り返し放送されたりもします。

「暴君のハイキック!」なんて言えば分かる人もいるはず。あのスター性、人気、そこには映像と音のインパクトが大きく絡んでいます。

そういった強さや派手さに憧れるというのは本当に自然な事だと思うし、当然とすら言っていい魅力、特別感がそこにあります。


実に分かりやすい話、

「サッカー漫画見れば必殺シュート決めたくなる!ダークファンタジー見れば大剣振り回したくなる!格闘漫画見れば0距離打撃を撃ちたくなる!」

こういうノリかもしれません。

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