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大学生がJサポ2200人に好きな遠征地を聞いた話―J1編―

◆初めて見てくださった方へ◆
閲覧頂きありがとうございます!この記事は大学生がJリーグサポーター2200人に遠征についてアンケートを行い書いた卒論のnoteです!
①、②も公開しておりますので是非そちらもお読みいただけると嬉しいです!

https://note.com/pompom_korin/n/n60bcd2aadc90

https://note.com/pompom_korin/n/nce8e6546b4c5

どうもこんにちは。Korinです。
Jリーグが中断してしまい本当にやることがありませんね。暇だからバイトのシフト増やそうと思ったら職場がリモートワークになってシフトも飛んじゃいました……(笑)どうしよう…(笑)


皆さんもJリーグが中断してしまい、暇な時間を持て余しているのではないでしょうか。サッカーがないとこんなにも時間が経つのは遅いのですね。
こういう時こそ、再開した時を楽しみにして遠征の計画をエアーで立てるのも暇つぶしになるんじゃないんでしょうか?

というわけで、卒論企画第3回の記事です。卒論のアンケートでは「好きな遠征地はどこですか?」という質問と、その理由を自由記述で答えてもらい、エクセルで集計をしてみました。


その結果を昨シーズンのJ1、J2、J3それぞれのリーグ編で発表しようと思います。

ちなみに、複数リーグのチームが本拠地を置く東京・横浜はどちらもJ1の遠征地としてカウントしております。あしからずご了承ください。

それではまずJ1編から見ていきましょう!

【好きな遠征地 2019年J1チーム編】

では、発表します!まずは第5位から!

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【第5位】

【広島 72票】 

第5位はサンフレッチェ広島のホームタウンである広島が選ばれました!(と言って写真は糸崎駅の写真なんですが…(笑))


僕の中で広島県と言えばここです。2019年に青春18きっぷで帰省のために名古屋から博多まで1日で移動した際、乗り換えでここから見た青い空がどうしても忘れられないんですよね。綺麗だったなぁ。

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【主な選出理由】
・自走車でギリギリ体力がもつから(40代 鳥栖サポ)
・日本史が好きなので勉強も兼ねて(30代 札幌サポ)
・佐藤寿人御用達の『水軍』のお好み焼きが美味ゆえに(20代 鹿島サポ)
・呉で大和ミュージアム、鉄のくじら館など、海上自衛隊の観光が出来る(30代 川崎サポ)

主に西日本のサポーターの方からは「日帰りで行きやすい距離」といった距離的な側面が要因として挙げられることが多かったですね。

例えば博多~広島間は約300キロで車で行った場合でも4時間ほどで到着することができます。14時キックオフの試合の場合、当日朝出発でも間に合うことが来ます。

「非日常を感じるほどの距離の近場遠征」という意見が西日本のチームの方からは上がった一方で、東日本の方からの意見で目立ったのは「食と観光のバランスの良さ」でした。

広島はお好み焼き、牡蠣をはじめとする地場グルメの豊富さは言うまでもありません。(降り立ったことがないのでぜひ行ってみたいんですよね…)


一方で、観光名所としても原爆ドームや厳島神社だけでなく、車で30分ほど行った呉市には戦艦大和資料館(大和ミュージアム)や海上自衛隊資料館など、観光名所にも事欠きません。

広島遠征は可能な限り車があると回りやすいのかもしれませんね。

【第4位】

【松本 106票】

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4位には松本山雅FCのホームタウンの松本が選ばれました!


昨季はJ1で多くのサポーターが来場し、アウェーサポーター向けに松本城の無料鑑賞券を配布するなどいち早く「アウェーツーリズム」を行っているクラブの一つとなっています。
https://www.shinmai.co.jp/soccer/2019/03/post-3036.html

【主な選出理由】
自然豊かで色々と観光出来る(40代 浦和サポ)
・山雅が町に根付いていることが感じられる、町の雰囲気に風情が感じられる(20代 川崎サポ)
・スタジアムの雰囲気がとても良い(30代 広島サポ)
・サポーターが人懐っこく、仲の良い飲み友人がたくさんできた(40代 岡山サポ)

J1、J2どちらのカテゴリーでも戦ってきたことからJ1、J2多くのクラブのサポーターから好きな遠征地として名前が上がりました。


主な選出理由としては、「自然豊かであること」「スタジアムの臨場感」が挙げられました。
サンプロアルウィンの周りは四方が田畑に囲まれているので本当に緑が豊か。都会の喧騒に疲れた首都圏チームのサポーターも非日常を感じられるとして好評でした。


さらに、観光地としても松本城は天守が現存する5つの城のうちの1つ。黒漆の城のなかで天守が現存しているのは松本城だけですので、価値もめちゃくちゃ高いです。

荘厳な外観は言葉を奪われるほど美しいので、「城なんか興味ねぇよ」って人もぜひ一度見てみてほしいものです。(黒漆の城は総じて美しいんですよ!)

【第3位】

【仙台 141票】

第3位には杜の都仙台がランクインしました!

【主な選出理由】
・新幹線で行って仙台駅近くで飲食+お土産が揃い、スタジアムまで行きやすい(50代 ガンバ大阪サポ)
・フロンターレと縁も深い陸前高田市にも立ち寄れるから(40代 川崎サポ)
・プロ野球の球場などほかのスポーツも楽しめる(10代 FC東京サポ)
・日本史を語る上で非常にかかせない地域であり、歴史的価値も非常に高いと評価しているため(20代 浦和サポ)

多くの意見で上がったのは「仙台駅から近い」という地理的条件でのアドバンテージでした。

新幹線も停車する仙台駅から地下鉄南北線に乗り泉中央駅で下車。そこからおよそ徒歩5分でスタジアムまで到着します。ここまでの所要時間何と30分。首都圏から日帰りで行けて小旅行の非日常も味わえるポイントは多くのサポーターから聞かれました。


さらに、仙台駅からは徒歩20分ほどでプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パークにも行くことができ、「野球もサッカーも両方楽しみたい!」という欲張りなサポーターからの意見もちらほらあった印象です。

グルメでも筆頭に挙がる牛タンはもちろん、笹かま、ずんだ、関アジなどバラエティに富んだグルメが駅近くで味わえるということでグルメなサポーターからの評判も上々。

観光地も仙台城をはじめ伊達家関連スポットが目白押しで歴史好きなら一度は訪れたい場所。

スマートに!日帰りで行きたい!関東を脱出して初めて他の地方まで遠征に行きたい!という方には仙台はぴったりです。

【第2位】

【札幌 216票】

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2位には皆大好き札幌が満を持して登場。圧倒的1位だと思っていたので凌駕するやつがいるのか、と驚きを隠せませんでした。てことで2位は札幌です。

【主な選出理由】
・ご飯が美味しい(圧倒的大多数)
・J1国内で唯一飛行機で行くためみんなでお酒を飲んで楽しめるから(20代 名古屋サポ)
・練習見学と観光が同時にできるから(20代 川崎サポ)
・試合に行かなくても楽しめる(10代 鹿島サポ)

札幌はこの二言に集約できます。『飯』と『非日常の塊』です。


なぜなんでしょうか。札幌遠征にいくサポーターはイキイキしているように見えるんです。試合結果の如何に関わらずです。試合なんてあったのかなかったのかわからないくらい充実しててすごく羨ましいんです。


何食べても美味しいし、すすきのNightも楽しめるし、想像しているだけでお腹が減ってきました。
僕の長年の夢は札幌アウェーに行くことなのですが、2016年からサポーターを始めて1回も同じカテゴリーになったことがありません。早く僕を札幌に連れてってほしいものです。

そして、札幌にはどうしてもアビスパサポーター皆で行きたいお店があるんです。それが【海味はちきょう】さんです。


名物の『つっこ飯』(アツアツご飯にイクラを沢山のせてくれる丼)のイクラをかける際の「おいさー!」コールがしたくてしたくて。

で、僕が応援するアビスパ福岡には選手たちがボールを持って攻め上がってくるときに「おいさー!」と選手たちを鼓舞するチャントがあります。
(由来は福岡の伝統的行事である博多祇園山笠で山を進める際の掛け声である「おいさー!」が由来になっています)

これ、掛け合わさったらヤバそう。アビスパサポーターで集結して早くやりたいものです。
さぁそしていよいよそんな札幌を抑えて1位に降臨したのがこちら!

【第1位】

【大阪 222票】

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はい大阪です。1位は僅差で大阪でした。

【主な選出理由】
・吹田スタジアムがとても魅力的(40代 FC東京サポ)
・食や伝統の都、京都が近いから(20代 浦和サポ)
・観光も買い物も試合も楽しいから(30代 讃岐サポ)
・USJ (20代 熊本サポ)

「讃岐や熊本…?」と集計していて一旦なったのですが、U-23チームと対戦するJ3チームのサポーターの皆様からの意見がちらほらありました。


よくよく考えたら吹田に行けるのはJ1とJ3だけですね。J2はやはりいろいろなところで仲間外れにされてるなぁ…と痛感します。

で、選出理由として挙げられたのが
行きやすさ(どこから行くにも交通手段が豊富にある)
・試合以外の観光要素(食事、観光、ショッピング、大阪Nightなどなど…)
・京都や奈良への行きやすさといった観光名所へのアクセスの良さ

などにより評価が高まり、1位の栄冠に輝きました。

さらに、大阪の場合はガンバ・セレッソと1年に2回行けるチャンスもあるので、その影響で多くの人が行ったことがあり、2度行く人は違った楽しみ方ができるという好循環が生まれているのだと思われます。

総評

というわけで、ここまで好きな遠征地ランキングベスト5を発表していきましたがいかがだったでしょうか。


参考までに6位以降のランキング(50票以上)も下記に掲載しておきます。
6位 名古屋 70票
7位 神戸 59票
8位 大分 58票
9位 清水 55票
10位 鳥栖 50票


「東京や横浜は入らないんですか!?」という意見が出そうなんですが、
東京や横浜は「関東」と一括りで回答されていることが多かったです。なので、個別での票というのは他の地域よりも伸び悩んだ結果となりました。

というわけで、折角持て余した時間、皆で遠征の計画立てて、しおりでも作って楽しみましょう!

次回はJ2・J3編です!(本当は1本でまとめる予定が入り切りませんでした…)

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