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サンフランシスコの連続起業家に、無料でメンターになってもらった経緯

みなさん、「メンター」いますか?

日本語で言えば「師匠」とか「先生」的な意味がありますが、欧米ビジネス世界では結構大多数のビジネスマンがメンターいるらしいです。

私も外資で2社働いていましたが、個人的な感覚では、偉い人の半分近くの人が、前職の役員だったり、知り合いの紹介、業界の専門家にメンタリングを受けていました。

ちなみに、ここで私が使っているメンターは、長期的なキャリヤや、仕事全般について助言や指導をしてくれる人の事です。

下記の定義が一番近いかなーと。確かにちょっとコーチングとも違う感じがします。

A mentor is someone who offers his or her knowledge, wisdom, and advice to someone with less experience. For example, the junior member in the partnership is a mentee. Both parties receive significant benefits from a successful mentoring partnership.  - https://www.entrepreneur.com/encyclopedia/mentoring

私にも今大変お世話になっているメンターがおりまして、この記事ではそんなメンターを見つけた経緯と、なんと無料でやって頂いている経緯についてお話します。

メンターを持つ理由を見つける

人それぞれいろいろなメンターを持つ理由はあると思います。あるスキルを身に着けたいとか、こんな問題を解決したいとか。

私の場合は自分が理想としているビジネスを成長させたく、実際にそれ実現している人にどういった経緯でそう至ったか、どんな事が自分に必要なのかということをコンスタントに相談したい人がいいと思ってました。

なので、実際にそういったビジネスで成功している人に絞って探すというのが、最初のアクションになります。

まず、何にアドバイスがもらいたいのか、またはどんな生き方をしている人が自分の理想なのか、何か聞きたいのか見つける事が重要だと思います。

メンターを探していることを発信する

「俺に指導してくれる人を探しています!」なんて図々しいかもしれません。でも、それぐらいがいいんです。ハングリーに。世の中はハングリーで図々しい人が大体美味しいところをもっていきます。

しかも、日本では聞き慣れませんが、メンターは英語圏では結構当たり前らしく、たくさんの人がそんな募集をしてます。

とりあえず私がやったことは、LinkedinなどでSNS発信、Quoraとか掲示板的なサイトに投稿、知り合いに・同僚に紹介を頼む、という事をやってました。

その際、内容が重要だと思ってます。下記ぐらいは絶対簡単に話せる+ひと目で分かるようにしておいたほうがいいです。

①自分のプロフィール
②今どんな問題を抱えているのか
③メンターにどんな関係を期待しているのか

この③、特に重要だと思います。

メンターと言っても、色んな関わり方があって、みっちり指導をしてほしい人もいれば、隔週・隔月ぐらいでチェックインしたい人、友達みたいな感じでいい人などあります。

ちなみに自分は、「月1ぐらいの定期的なコミュニケーションで、できれば長期的な関係を希望しています。もちろんメンタリング受けるのは自分でですが、お互いの為になれるような関係を期待します。」的な事を書きました。

一番効果が合ったのは人からの紹介の紹介の紹介・・・・

色々やりました。最終的にはいいなと思った人と5人ほど初回面談をZoomでしましたね。そして、そのうち4人は全員紹介経由でした。

今の会社の投資元のディレクター→の友人の経営者→の友人の経営者と、かなり伝言ゲームで。

最終的に、サンフランシスコで連続起業をしている、実業家にメンターになっていただきました。

え、無料でいいの?その起業家の狙い

メンターは相当な事がない限り大体、お金がかかると思います。相場はわかりませんが、聞いた話によると1セッション数万〜数十万円は覚悟してました。

隔月数万〜数十万円で、アメリカで成功している会社を複数起業して経営してくれる人に、プライベートメンタリング受けられるなら安いもんかなーと思ってましたが、なんと向こうから無料でやらないかというオファーが!!

理由はなんと、大きく分けて2つ。

1.同じような価値観を持っている若者(しかも日本にいる)人を成長させるのはオモシロイ。自分も学びがありそう。(※日本人メリットです(笑))

2.1on1のメンターではなくて、自分の部下も同席させてほしい。自分の部下と一緒に切磋琢磨して学ぶのは、その部下の為にもなる。

と、まあこんな感じで。1on1ではなくなってしまいましたが、その部下の女性も自分と同じようなキャリアで、志も同じような感じで、そのメンターが経営している会社の1つで働いている人でした。将来有望の役員候補なんだとかで、手塩にかけているようです。

メンター(+1)と話していること

最後の、メンターと話していることについて。

そのメンターとは、最初は隔週でしたが、最近は月1で1時間のセッションを持っています。

話していることはビジネス全般多岐にわたりますが、自分のイメージ通りのトピックスです。

今自分の所属している会社でも、個人でやっている事業でも、日本含め海外(主にアジアなど)にマーケティングと顧客開拓をやっているのですが、その戦略やポジショニングなどを教えてもらってます。

内容も実務的な事が多く、ちゃんとMDAを結んで、課題提出、ケーススタディ、自分がやったことへのフィードバックなどもやってもらってます。彼の部下も同じような感じです。

月1のセッションだけでなく、「MUST READ LIST」的なリストが定期的に送られて来て、読書にもふけっていたりもします。

無料は想定してませでしたが、今考えればメンターも探そうと発信しないとこんな事はなかったかなーと。

物事はとりあえずやってみるもんですね。メンターいいですよ。自分とは全く関係がない人とも話せ、新しい人脈の開拓にも良いと思います。

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