百葉箱
百葉箱とは何なのかということをご存知でしょうか。
今回は百葉箱のことについてと、ジェネレーションギャップのことなどについても少し触れています。
百葉箱とは
百葉箱は、気象観測のための温度計などの観測機器を日射、雨、雪などから保護するための装置(箱)です。
外側は日光を反射しやすいように白く塗られ、風通しをよくするためによろい戸を設けるなどの工夫が施されているのが特徴。
1874年に内務省測量司がイギリスより導入したのが日本の百葉箱の設置の始まりだそうで、「百葉箱」と呼ぶようになったのは1886年からだそう。
1953年に理科教育振興法が施行され、全国の小学校の校庭に設置されるようになりましたが、1990年代には気象台や測候所などの気象官署での百葉箱による気温の観測は廃止されたとのこと。
その後は「強制通風筒」と呼ばれる装置により気温の観測が行われているのだとか。
学校の校庭に
小学生の頃、校庭に百葉箱があったのですが、Googleマップで小学校を見に行ってみると無くなっていました。
どうやら例の強制通風筒(と、それに入れられた白金抵抗温度計)に変わっているようです。
ということは今の時代、漢字のテストに「百葉箱」は出て来ないのかもしれないなと思うと、ちょっと面白いなと思いましたね。
小学生卒業まで百葉箱が設置されていたかどうかまでは記憶にないのですが、百葉箱が何をするものかということを知るまでは、「あれは何なのだろう」と、想像膨らむロマンがある箱でした。
木でできている小さなお家のようなものが白く塗られており、これが結構可愛いのです。
「鳥が住む箱かな?」と思っていたのですが、肝心の鳥が入る穴がありません。
学生の多くが中がどうなっているかを知りたかったようで、よろい戸を下から見上げる形で覗いたりなどしている子がいたおぼえがあります。
(後に理科の授業中に先生が開けて見せた際に、中身を知ることになりました)
今の小学校
百葉箱が今現在の小学校には置かれていないということを知り、他にもいろいろと今の小学校からは消えているものがありそうだなと。
例えば遊具はほとんど消えたような気がするのですが、うさぎやニワトリを飼う小屋もあるのでしょうか。(これは元々学校によるものなのかもしれませんが)
何なら、私たちの頃にはなかった太陽光パネルが設置されている学校があることなども知り、時代を感じます。
確かに、教室内でつかう電気って照明や鉛筆削りなど、クーラーを設置していない限りはちょっとしたことでしかつかわないような気がします。
それが太陽光で補えるだなんて、とてもいい。
(もしかして、既にほとんどの小・中学校がクーラー設置済みでしょうか?)
学校でも太陽光パネルのことについてちょっと触れてみてほしいところですが、その話が聞きたいのは大人だけなのか。もしくは私だけなのか......。
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