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枯れるサボテンを見ていると

私はここでよく植物の話をしているのですが「この人、植物の話をよくしているのにも関わらずサボテンまで枯らしてしまうとは」と考えている方が、5人くらいはいらっしゃるのではないかと思いながら、結局またしれっと植物の話をしています。

そこで今回も枯れるサボテンの話をしますが、今回は植物の話というよりは延長線上の話です。


耐えていた

実は以前 数々のサボテンを犠牲にしてきた話 の中で話した「朝になると根っこからボキッと折れていた」サボテンについてですが、
母親が無理矢理指で埋め直して横のサボテンに横たわらせるという何ともアナログ且つ無茶な方法で、その後1ヵ月半ほど耐えていました。

しかし細長いフォルムのサボテンでしたので、今度は中間あたりがしぼみ始めてひょうたんのような形になり、そのくびれている部分がまたボキッと折れて終わりました。

数カ月前には3種類ほどサボテンが植わっていたはずですが、今現在とうとう丸いフォルムのサボテン1種類のみになってしまったのです。


そんなサボテンを見ていると...

そんな残りひとつになったサボテンを見ていると、なんだかまるで
「私のようだな」
と思えてきたのです。

・狭い枠で他のサボテンとうまくやって行くことができない
・ボキッと折れてしまったサボテンを助ける力もない
・我儘なだけでこれといって花も咲かせない

こんなことを考えつつも、一切しんみりとはしていません。

もうこのまま他の仲間を入れずに育って行くのが、やっぱり栄養が独り占めできて生きていきやすいよなぁなんて考えてしまい、要はいつも通りのクソ思考(おっと汚い言葉失礼)です。


ところで

今後のサボテンの予定について母に聞いてみると「もう何十個も枯らしてきたから、この小さな品種のタイプは育てるのをやめようかと思って」とのこと。

そうだ、それがいいと思う。
私は我儘なので他の人間がまわりにいてもどうにもならないので、ひとりで栄養を手に入れていく方が合っているのだ。

私「そうした方がいいかもしれないね」

母「それで今度はもっと大きな品種を植えようかなと思って。根が太くて強そうなのがいいわね!

私「この丸いサボテンはどうするの?」

母「大きな品種の横にでも植えておけばいいかな?」

私「でも、鉢は分けておかないと大きいのに全て栄養をとられてしまうかもしれないよ。見栄え的にもおかしいし」云々。

母「その時はその時よ!」

......。
あの狭い枠にサイ〇パスを導入するということなのでしょうか。

本当に勘弁してほしい。

母「ま、その丸いのもいつ枯れるかわからないけどね!






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