見出し画像

マドリード(スペイン)のコミュニティガーデン

一箇所だけですが、国際会議のエクスカーション(見学会)で行ってきました。

歴史的にはクラインガルテンやアロットメントガーデンのような都市型農園のなかったスペインにも、2000年代あたりからその波はきています。

画像1

お花もありますが、どちらかというと野菜やハーブ中心です。

画像2

遠くから見るとこんな空き地みたいなところにあります。
2020年オリンピックにマドリードが選ばれていたら、ここも用地になっていたとかなんとか…
歴史的にはかつてローマ人もここで穀物を作っていたそう。
ガーデンは右側にちょこっと見えています。

土地は公有地です。

画像3

入口の看板。下の紙に書いてある「Huerta Eugenia」がこのガーデンの名前です。エウヘニア畑、でしょうか…

国レベルか都市レベルか聞き損ねてしまいましたが、コミュニティガーデンネットワークにも参加しているそうです。

画像4

おじさんたちが説明してくれました。左手真ん中のグレーの帽子を被った方や、右側手前の方など。

コミュニティガーデンはどこの国も大体女性のリーダー・参加者が多いのですが、なんとスペインはなぜか男性が多いとのこと!12名くらい参加者がいるなか、熱心なのは5名くらいだそうです。

画像5

「蜂のホテル」。ヨーロッパには多いですね。
蜂は花粉を媒介して生態系を豊かにしてくれるので、環境への貢献も意図することが多いコミュニティガーデンにはよくつくられています。

近隣の学校ともコラボしているらしいので、こういう環境教育にもつながる仕掛けは素敵です。

画像6

雨水を貯めるタンク。水道もあるそうですが、環境への配慮ですね。

画像7

団らんができる小屋もあります。

画像9

画像8

コンポスト(堆肥)。農作物残渣などを土と混ぜて、つくっています。

画像10

Grelo(グレロ)、英語だとRapini(ラピーニ)という野菜だそうです。
その地域ならではの作物ですね!どんな料理に使うのでしょうか。
こういう土着のものが見られるのもコミュニティガーデンの楽しみです。

画像11

おそらくネギ…
かなり乾燥するらしく、水やりのパイプも張りめぐらされています。
なお、収穫物を売るのは法的にNGだそうです。

このコミュニティガーデンの情報はこのあたりのHPや↓
https://redhuertosurbanosmadrid.wordpress.com/la-huerta-eugenia/
ブログにあります↓
http://lahuertaeugenia.blogspot.com/

スペイン語に自信のある方…だけでなく、翻訳機能なども活かしてぜひ見てみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?