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9、出生と経済の関係性

ここで出生と経済の関係を明らかにしたい。出生と経済の関係というのは、好景気の時期に人々は子供を産みやすくなり、不景気の時期に子供を産み控えるという関係性だ。この関係性を認めるには子供がある程度お金のかかる存在と人々が考えているかどうかが重要である。先に述べたように子供の金銭的なコストが増大したのは教育の必要性が増した人口転換後の話であり、それ以前は教育制度も充実しておらず子供に今ほどお金はかからなかっただろう。だが子供には食費など、諸々の生活費や時間が今と同じようにかかっていると考えられるため全くコストがないわけではない。現代の子供には食費などの生活費に加え教育費も加算されるため経済が出生を左右する力が江戸や明治時代よりも大きくなっていると考えることができる。

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今年の3月、4月にコロナ禍真っ只中で暇なテルが書いた人口問題に関する論文じみた文章です。人口や少子化という概念を歴史的に分析し、主に人口と…

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