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ポラリス保健室だより 9月 その1

9月のはじまり、はじまり~

ついに始まってしまいました。
「学校、行きたくなーい」「文化祭とか、めんどくさ」
なんて思っている人、きっといるのではないかと思っています。

いえいえ
「行く場所ができて学校始まってくれてラッキー」
「友だちと約束しなくても会えるなんて楽」
なんて思っている人もいるかもしれませんね。

3学期制ではないところは、
「うちらには関係ないけど・・・」
「これから試験あるし・・・」

それぞれの立ち位置によって9月がはじまって感じることって
みんな違うということです。
みんなと同じでなくていいんです。
大事なのは、「あなたはどう思っていますか?」ということです。

「学校へなかなか足が向かない」あなたへ

「めんどくさいなあ」「身体が重たい、動くのダルい」という感じで
学校へなかなか足が向かないのであれば、
「そうだよね」「当然ですわ」と思います。

人間にとって環境が与える影響って思っているより大きいです。
「暑い」「寒い」というのも環境ですが
例えば、どういう空間にいるか、誰と一緒にいるか、一日をどう過ごすか
というのも環境です。
なんの制約もないときは、意識せずとも、気の向くままに
その瞬間、瞬間に自分で決めて動いています。
休日というのは、なんの制約もない日です。

このなんの制約もない日が長く続くと
気の向くまま(こころが動くとき)に行動(身体が動く)するので
身体もこころも活動するタイミングがだんだんズレてきます。
これがよく耳にするかもしれませんが
「自律神経の乱れ」というやつです。

自律神経を整える=生活を整える

それでも人間は適応能力が高い生き物なので
時間が経つとちゃんと適応してきます。
そういう力はちゃんと備わっているのです。

ただ、意識的にこころを動かす、意識的に身体を動かすと
適応するまでの時間をかなり短縮できます。

朝、決まった時間に起きる
起きてから1時間でやることをルーティン化する
例えば、
「トイレ行って」「洗面所で手を洗って、そのついでに顔を洗って」
「朝食をたべる」「コーヒーを飲む」などなど
夜寝るときも同じように寝る前にやることをルーティン化する

人間は「食べること」と「寝ること」が生活の一番のベースなので
ここを整えるのが一番の近道です。
すると不思議なことに、こころも整ってきます。

理由がわかっている場合の対処法

「あの人と顔を合わせるのが嫌だ」
「宿題が終わらず先生に怒られる、悪い評価がつけられるのが嫌だ」
「傷つけられるから嫌だ」などなど
行きたくない理由がわかっている場合、
その問題を解決しなけば、学校へは行かれないですよね。

これは、正直、一人ひとり状況によって対処法が違うので
一概にこうすればいいとは言えません。

それでも、まず考えてほしいのは
「あなたにとって学校という場所は必要なのかどうか」
もっと端的に言えば
「問題が解決すれば、学校という場所に行きたいと思っているのかどうか」
です。

「考えること」そのものが難しいのであれば
「考えてもわからない」というのであれば
「考えること」を助けてもらってください。

あなたの望みを希望をきちんと言葉にして
助けを求めてください。
あなたの言葉をきちんと聞いてくれる人をさがしてください。

あなたの助けになってくれる人は必ずいます。



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