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顔面神経麻痺6 -治療法-

後遺症や当時の自分の身体の状態を考慮して、
手術は受けないという選択をしました。

その代わりにできる治療法が、いくつかありました。
どの治療も100%治ると言われているものではありません。
治る確率が上がるかも…?くらいのものばかりです。
顔面神経麻痺の確実な治療法は、私が探した中では見つかりませんでした。

それでも少しでも改善させたいと思い、4つの治療を受けました。

・星状神経節ブロック注射
・レーザー治療
・リハビリ
・鍼治療

星状神経節ブロック注射は
首に注射を打つことで、血流をよくする治療法です。
私は首に注射を打つことがどうしても怖く、1回だけしか打ちませんでした。

注射の継続を断念した際、レーザー治療を勧められました。
レーザーを首に8分間あてて、血流を良くする治療法とのこと。
手術や注射よりは副作用などが少なく恐怖心が芽生えなかったため、レーザーだけは今も定期的に通っています。

リハビリは、顔のマッサージをすることです。
顔を動かせないことで筋肉が固まってしまうため、マッサージをして筋肉をほぐしておくことが必要だそうです。
半年間はリハビリに通うことができるので、リハビリ科に通って、月に一度ちゃんとマッサージできているかチェックしてもらっています。

ここまでは病院内で受けた治療です。

鍼治療だけ別の場所で行っています。
病院によっては東洋医学科などがあり、そこで鍼治療を行えるそうです。
私が通っていた病院にはなかったため、一番近くで信頼のできる鍼灸治療院を見つけて、そちらに通っています。
(因みに主治医からは「鍼治療に効果があると言うことはできない。でも通ってみるのはOK。」と言われています。)
鍼治療は顔や首、肩に鍼を打って血行をよくする治療法です。
色々と調べた結果、重度の顔面神経麻痺の方は鍼治療で改善することがあるらしく。「何もしないよりはやってみた方がいいかな」と思い、副作用なども充分確認した上で通い始めました。
鍼のあとマッサージすると筋肉がほぐれやすくなるので、私には合っているのだと思います。

また、直接の治療ではないですが
全身の血流をよくするために近所の整体に通っています。
お灸も良いと聞いたので、鍼灸治療院で鍼のついでにお灸もやってもらっています。

顔面神経麻痺は、無理やり顔を動かしたり
低周波の電気をあてることがNGだそうです。
(筋肉が固まってしまったり、後々共同運動という症状が出てきてしまうため。)
そこだけは気をつけつつ、日々リハビリや温活を頑張っています。

重度の麻痺の場合はゆっくりじっくり
焦らず治療をすることが大事だと感じます…。

顔面神経麻痺は原因不明とされているのですが、
次回は私の場合何が原因だったのかを考えた時のお話をします。