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【CL愛知エクストラ6-2完走】環境考察(リスト付き)と使用デッキ【全文無料25,000文字】


はじめに

 みなさん、CL愛知お疲れ様でした。今回は年に1回しかないエクストラのCLの舞台で古参プレイヤーが勝ち進み、新たなデッキタイプが開発されていたことにより、エクストラプレイヤーは大いに盛り上がりました。ヨネダ家や四天王の強さを感じさせられた人も多かったと思います。私の戦績としては、エクストラのCLに参加するのは初めてでしたが、6勝2敗とそれなりに満足のいく結果を残すことができて良かったです。CLに参加するにあたり、環境予想やデッキ作りであれこれ考えていたことがあるので、本記事ではそれらを書き連ねていきます。
 ノロノロ書いていたら新弾が発売されて環境が変わってしまい、次のCLが開催されていました………。

環境考察

 Gレギュレーションまでの環境への理解は、以前のnoteで書いていたものとほぼ相違ないです。ただし、これはエクバ環境についての解説であり、CLではエクバで流行した三神デッキや雷デッキ、悪デッキを持ち込む人が減り、LOデッキが増えるだろうと考えていました。これに加えて、フリーザーロックデッキやぴかちらほるデッキは、レジドラゴデッキやルギアデッキに構築単位で変えることなく、プレイングや対抗札を入れるだけで乗り越えられてしまうことから、そこまで脅威ではないと認識していました。

 ここからは、既存のデッキの変化や新たなデッキの登場を俯瞰しながら、Hレギュレーションが始まってからCLに至るまで、どのようにメタが推移したのかを私なりの理解で詳らかにしていこうと思います。後知恵で述べている部分もあり、予想と振り返りがごちゃ混ぜになっていることは、予めご了承ください。自分が予想していたCL愛知環境のTier表は下のようになります。今回のCLでは、Tier1とTier1.5、Tier1.5とTier2に大きな隔たりがあり、上3つのデッキに勝つことがデッキ選択に課せられていたと思います。

 Tier1: レジドラゴ、ルギア
 Tier1.5: 裏リザ
 Tier2: ミュウ、黒馬、サーナイト、アマージョ、マルマイン系統、イバラナンス
 Tier3: 三神、雷、悪、ロトムアゴアクジ、フリーザーロック、ぴかちらほる、カビゴン、エヴォコン

 なお、リストを作成するにあたっては、ナカシゲさんの以下のnoteを参考にしていて、そのままのリストもあります。

レジドラゴデッキ

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 レジドラゴデッキは環境のトップメタであり、サイドを取るデッキの中ではダントツの強さがあります。欠点としては、ピン差しカードが多く何かしら不都合が起こりやすいこと、ミラーで先攻ゲーになりやすいこと、エネルギーを破壊するデッキに弱いこと等が挙げられます。

ナタネの活気型レジドラゴデッキ

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 ナタネの活気の採用は少し珍しいです。ネクロズマあかつきのつばさGXは、ソーナンスとナタネの活気とのシナジーがあり、ショックロック対策にもなります。

溶接工型レジドラゴデッキ

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 溶接工型レジドラゴデッキは去年から存在しましたが、コライドンexとの相性が良く、最近はより増えていました。溶接工を採用することによって、1ターン目の手貼りに失敗したとき、エネルギーを破壊されたとき、エネルギーの付いたレジドラゴVを倒されたときにも立て直しやすくなり、ジージーエンドGXでレジドラゴVを2体トラッシュされても、たねポケモンのアタッカーとしてコライドンexを起動できるようになっています。一応後攻1ターン目から280点出すことも可能です。
 レジドラゴデッキでCL愛知Best8に入賞したテトさんは、相手からのエネルギー破壊まで考え、コライドンexを採用しないナタネの活気型にしていました。同じくBest8に入賞したシンタさんやヨネダタクヤ選手の考えたレジドラゴデッキにもコライドンexが採用されていなかったことから、上位ではコライドンexはそこまで評価されていなかったことが窺えます。

帯デパート型レジドラゴデッキ

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 4/7のアクアジムで準優勝したことで注目されたデッキです。カウンターに寄せたことによって、後攻1ターン目からぶん回してサイドを取ってくるタイプのデッキとは戦いやすくなっています。基本草エネルギーか基本炎エネルギーのエネルギー加速を考えている人が多い中で、くろおびは斬新なアプローチだと言えるでしょう。また、テツノイバラexやソーナンスを採用するデッキが一定数おり、試合中にレガシースターを一度も使えない状況を打破する手段として、クレッフィが採用されています。

龍ルギアデッキ

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 標準的な龍ルギアデッキはこのようになるのではないでしょうか。去年のCLでアローラペルシアンGXが見られ、ソーナンス・テツノイバラexの特性を消すためにも、キャンセルコロンはあると便利です。キャンセルコロンはアクセスが難しいという問題はありますが、自分の展開を阻害することがなく、多くのルギアデッキで採用されていた気がします。
 龍ルギアデッキは打点が低いのが欠点であることから、従来はそこをパワフル無色エネルギーで補っていました。しかしながら、パワフル無色エネルギーを入れたところで悪リザードンexのHPには届かず、280点を出したいのであればコライドンexがいます。ミラーでルギアVSTARにパワフル無色エネルギーを付けるという戦略を採っても、後続にエネルギーを付けられず、返しのジージーエンドGXでアーケオスをトラッシュされたときに止まることや、相手にVガードエネルギーを貼られたときに活きないこともあります。そのため、デッキの枠を圧迫することもあり、今はパワフル無色エネルギーを多投するのは強くないです。その一方で、パワフル無色エネルギーは、テツノカイナexやテツノイバラex、ゲンガー&ミミッキュGXをルギアVSTARで楽に処理できるように1枚は欲しいです。
 龍ルギアデッキは、テツノカイナexを入れる余地はありますが、それでも裏リザデッキが重いという課題があります。プリズムエネルギーを増やしてトドロクツキexやかがやくゲッコウガを入れると対裏リザデッキは改善されそうですが、安定感に不安が残ります。エーフィ&デオキシスGXも候補にはなり、後攻1ターン目にクロスディヴィジョンGXが決まれば強力ですが、カオスオーダーGXが使えなくなることや、GXワザを使った後に役割がないこと、使うタイミングが限られていることが微妙です。
 今年のCLは去年の環境と地続きであり、依然としてレジドラゴデッキのシェア率が高いと見込まれることから、このデッキを握る人がある程度はいると予想していました。蓋を開けてみたら、ルギアデッキのほとんどを虹ルギアデッキが占めていて、環境を読み違えていたことは反省です。エクバとCLでは環境が大きく異なることを感じさせられました。
 CLでは安定に寄せた先攻型の龍ルギアデッキがBest8に輝き、これが今大会のルギアデッキの最高戦績となります。ルギアデッキを使うのであれば、ウソッキーとハバタクカミの採用はマストだったのではないかと思います。龍ルギアデッキの裏リザデッキに勝てないという問題は、ハバタクカミとアヤシシVを使って1−1−2−2のプランを採ることで解決を試みています。

虹ルギアデッキ

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 CLで多く見られた虹ルギアデッキの一種です。虹ルギアデッキはそもそも型が多く、テツノイバラexやディアルガGX、アメイジングライコウを採用したリストも結果を残していました。虹ルギアデッキは龍ルギアデッキの苦手な裏リザデッキに有利で、先攻でも後攻でも強いのが魅力だと思います。しかし、ガブリアスVとガブリアス&ギラティナGXがダブルドラゴンエネルギーと共に抜けることで、レジドラゴデッキへの優位がなくなります。
 上のリストはCL前に少し話題になっていたスカイ虹ルギアデッキで下記のnoteのものです。これもスカイフィールド + ウソッキー + ハバタクカミとなっています。

 ディアルガGXを採用している虹ルギアデッキの源流はここです。

未来アーケオスデッキ

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 4/7のアクアジムで優勝して一躍環境デッキとなりました。基本的にはルギアデッキと同じくサイドを2−2−2で取るデッキであり、ルギアVSTARが採用されていないことから、雷タイプや空の封印石といったメタを避け、テツノイバラexや頂への雪道を使うことができます。私が今回のCLで選択したデッキタイプであり、詳細は後述します。

裏リザデッキ

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 回収ネットが禁止になってから数を減らし、CL前になってからまた増え始めたデッキとなります。このデッキが流行した背景には、悪リザードンexとうらこうさくが軸となっていて比較的組みやすいというのと、ルギアデッキに有利だという触れ込みが大きかったと思います。しかしながら、ルギアデッキに有利という表現は正確ではなく、龍ルギアデッキには有利ではありますが、虹ルギアデッキには不利となっています。CLのルギアデッキには、かがやくゲッコウガやサンダー&ファイヤー&フリーザーGX、アメイジングポケモンが採用されると概ね予想することができました。さらに、レジドラゴデッキには、グッズロックや特性ロックされるだけでかなり苦しいものがあり、そうでなくてもアイアンローリング→ドラゴンレーザー→ワイルドブレイズ or ガリョウテンセイで綺麗にサイドを取られるプランもありました。裏リザデッキは、エクストラに精通していた人はあまり持ち込んでいなかった印象があります。
 ヒトカゲはミラーやトドロクツキexを考えるとヒートタックルがいいこともありますが、つんざくのカイリューが増えるのであればHP70が優れています。

雪道型ミュウデッキ

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 フュージョンデッキにはいくつか種類がありますが、私の中では雪道型>ダイス型>ダスト型>メロゲノという評価になっています。雪道型ミュウデッキは、安定感が高くて先攻でも後攻でも強く、多くのデッキに頂への雪道でお祈りをすることができるからです。アンフェアスタンプを手に入れ、マリィだけでなくビワやプルメリを妨害手段に採用しやすくなったのも大きいと思います。とはいえ、ミュウデッキはどれだけ遅らせてもどこかのタイミングで悪リザードンexが2体立ったらゲームオーバーであり、裏リザデッキには勝てそうにないので敬遠していました。その上、レジドラゴデッキとルギアデッキが環境トップで特殊エネルギーへのメタが厳しく、4枚しかエネルギーがない上に、ソーナンスやテツノイバラexが刺さることから、握る勇気を持てませんでした。
 今回のCLで雪道型ミュウデッキを使って予選全勝した方は、裏リザデッキには当たらなかったようですが、ガマゲロゲEXを採用することで、頂への雪道 + グッズロックで勝つプランを用意してありました。私もミュウデッキをよく使っていた身でありながら諦めた側であるため、これで勝ち抜いたのはあっぱれとしか言いようがありません。また、この方以外にも雪道型ミュウデッキで完走した人がおり、あまり上位に裏リザデッキが残らなかったことに鑑みると、雪道型ミュウデッキは今大会におけるデッキ選択の正解の一つだったのかもしれません。

ダイス型ミュウデッキ

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 サポートがミツルとシャクヤでほぼ固定されていて、ベンチを呼び出す余裕があまりありませんでしたが、プライムキャッチャーが登場して強化されました。しかしながら、相手への妨害手段に乏しく、順当に展開したレジドラゴデッキに勝つのは難しいです。

ダスト型ミュウデッキ

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 レジドラゴデッキが環境の筆頭であるため、多くのデッキでフィールドブロアーが完備されており、1,2ターンしたらダストオキシンは解決されることになります。ダスト型ミュウデッキは打点が低く、相手が一度展開してアタッカーが立つと捲られやすいことに加え、事故ることもままあり、机上論では強いデッキ止まりだと考えていました。

メロゲノデッキ

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 レジドラゴデッキもルギアデッキも厳しく、フュージョンエネルギーを破壊されると窮地に立たされるため、現環境での立ち位置は悪いです。

黒馬デッキ

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 アンフェアスタンプ + ナイトウォッチャー + シンオウ神殿は非常に強力であり、レジドラゴデッキとはそこそこ戦えると思います。しかしながら、虹ルギアデッキや裏リザデッキには、簡単にワンパンされてしまうのが厳しいです。

サーナイトデッキ

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 直前に自主大会で多くの結果を残していた神風式サーナイトデッキです。今回のCLで持ち込んでいる人も散見されました。私の考えでは、サーナイトデッキはプレイヤーが上手くて勝っているという側面があり、レジドラゴデッキには結局のところ不利で勝ち切れないとなっていました。また、龍ルギアデッキには明確に有利を取れていますが、虹ルギアデッキは裏リザデッキ意識でかがやくゲッコウガやサンダー&ファイヤー&フリーザーGXが入り、テツノカイナexやテツノイバラex意識でパワフル無色エネルギーがピン差しされてゲンガー&ミミッキュGXが倒されやすくなると予想していたため、怪しいマッチアップになると考えていました。さらに、かるいしが入らないデッキであり、スタートしたポケモンによってプレイが分岐して、特に手貼り先が難しいことから、CLの長丁場でミスなく回すことは練度が求められると思います。

アマージョデッキ

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 昨年と似た環境であり、悪リザードンexも弱点で簡単にワンパンできることから、有力なデッキだったと思います。今年はかがやくフーディンを採用して、アイアンローリング込みのレジドラゴVSTARを倒したり、ヒトカゲやメッソンを倒したりできるようになっていることが多かったです。中には、フェローチェ&マッシブーンGXでビーストゲームGXを狙う構築もありました。また、勘違いされがちですが、このデッキは先攻を取るデッキであり、アマージョVに手貼りをして、相手からの妨害を受ける前に盤面を完成させることが重要となっています。

三神カイナデッキ

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 後攻を取って3ターンでサイドを取り切るデッキとなります。HP280というラインがこのご時世では心許なく、サイドを捲ることが難しいため、積極的に握る理由はなさそうです。

雷デッキ

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 テツノイバラexを組み込んだ雷デッキは、ルギアデッキには勝ちやすいです。レジドラゴデッキにもテツノイバラexとシンオウ神殿があれば戦えないことはないと思います。

悪デッキ

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 後攻でサイドを2−2−2で取るデッキの1つです。特性とグッズにかなり依存していて、エネルギーが付いたアタッカーを倒され続けるだけでも苦しくなります。

ロトムアゴアクジデッキ

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 ラッシュCSで話題になったデッキです。VSTARやVMAXのデッキにはカオスオーダーGXとスクラップショット、他のデッキに対してはビーストブリンガー付きのジェットピアスとスクラップショットという2回の技宣言でサイドを取り切ることを狙います。裏リザデッキには、ビーストブリンガーの対象がなく技宣言が3回求められ、悪リザードンexを倒すのに必要なポケモンのどうぐは8枚と要求が高く、カウンターキャッチャーの存在や場をサイドを1枚しか取られないポケモンだけにされることを考えると不利そうに見えます。環境で増加しているソーナンスやテツノイバラexでデッキが回らなくなることや、オンバーンexを採用したレジドラゴデッキが存在することも懸念点です。

アオギリセグレイブデッキ

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 4/6のアクアジムで準優勝したデッキです。セグレイブをトラッシュに落とし、ワンダータッチやパソコン通信でアオギリの切り札を手札に加えたら、さるぢえ + すあなにかくすで確実にアオギリの切り札を使うことができます。基本的には後攻からサイドを2−2−2で取っていくデッキですが、ミュウやピッピといった非ルールのアタッカーもあり、器用に立ち回ることができます。

ウガツホムラデッキ

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 ウガツホムラデッキも後攻でサイドを2−2−2と取り進めるデッキとなります。ウガツホムラexは、ブーストエナジー古代を付ければたねポケモンとしてはかなりHPが高くなり、スチームアップを使うことで打点を底上げしてTAG TEAM GXやVMAXをワンパンすることができます。2体ポケモンを倒されて相手の残りサイドが2枚になったタイミングで、ツツジを使いながらかがやくリザードンで攻撃するのも強力です。

エレキレインデッキ

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 ワンショットでゲームに勝利することを目標としたデッキです。このデッキは、後攻1ターン目にゲンガー&ミミッキュGXにユニットエネルギー雷超鋼を手貼りしてホラーハウスGXを使い、次のターンにアローラライチュウに手貼りとエネエネボンバー2回分の計11枚のエネルギーを付け、最大30点×23回のダメージの雨を降り注ぎます。1ターン目の手貼りをピカチュウに付けたり、望遠スコープを付けたり、2ターンに分けてエネエネボンバーを使ったりすることで、ダメージを伸ばすことも可能です。相手のポケモンをエレキレインで倒し切るか、サイドを取り切るかのどちらかを達成できない場合、エネルギーがなくなり負けとなります。
 このデッキはコンボが成立すると大抵は勝利することはできますが、相手からの妨害を乗り越える必要があります。妨害手段は主に3つあり、特性ロック、ベンチ制限、ベンチバリアとなっています。1つ目の特性ロックには、ソーナンスやテツノイバラexをバトル場に出すパターンと、サイレントラボや頂への雪道といったスタジアムを貼るパターンがあります。これらへの対策としては、ハバタクカミ・あなぬけのヒモ・フィールドブロアーが採用されることが多く、おきてがみのアンノーンをデッキのエンジンとすることもあります。次に、ベンチ制限には、みちをふさぐのウソッキーと、パラレルシティや混沌のうねりが挙げられます。相当運が良くない限り、ウソッキーを出されたらまともに展開できません。最後のベンチバリアに関しては、出されたらほぼ詰みです。キャンセルコロン + グズマ or プライムキャッチャーで対応することも理論上は可能ですが、ベンチバリアの採用率は低く、諦めるのが賢いと思います。テラスタルのポケモンも無理です。
 他にも、エレキレインで倒し切れないHPのポケモンを並べること、カオスオーダーGXでサイドを2枚取りエネエネボンバーを1回しか使わせないこと、げっこうしゅりけんやジージーエンドGXでコンボパーツを場から消すこと、ロストおくりでリバーサルエネルギーの数を減らすこと、ホラーハウスGXにホラーハウスGXを返すこと等をされると弱いです。後攻を取れない試合は、かなり苦しくなると思います。
 上のリストはみやししさんがCL愛知で使用して準優勝したリストとなっています。特性ロックをされても動きやすいように、博士の研究3枚採用となっているのが特徴です。クレッフィは、ソーナンスやテツノイバラexを相手に出されてマルマインGXの特性を使うときだけでなく、先攻で相手の妨害をするときにも使えます。

ねこのてデッキ

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 エレキレインと同様に、マルマインGXを使ったデッキです。エレキレインにはない強みとしては、エネルギーの要求が17個と決まっていて、相手のHPラインやベンチバリアを無視できます。このリストには組み込まれていませんが、ダークパッチやカウンターゲインによって、エネエネボンバー1回でシュープリームGXを使うことも可能です。しかし、2ターン目のサポートがイツキで固定されるため安定感が下がり、ホラーハウスGXではなくごうきゅうになることから、相手に解決される可能性が高まります。相手が先攻1ターン目にデッキを満足に回した場合、手札からルギアVSTARやレジドラゴVSTARに進化されて展開されるのが弱みです。

超越ディアルガデッキ

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 超越ディアルガデッキというと、去年のCLでイタガキシュウト選手が使っていたデッキ、アカギ◇とジージーエンドGXで相手のたね切れを狙うデッキ、メタルトランスのドータクンを採用してタイムレスGXとスタークロノスを使うデッキ、カスミ&カンナでタイムレスGXを連発するデッキがありますが、ここでは1つ目のデッキを取り上げています。
 ハバタクカミとイキリンコexの登場で強化されました。それと同時に、デデンネGX・クロバットV・イキリンコexで18枚、バトルコンプレッサーで12枚、その他サーチカードやサポートを使えば、手札とサイドを除いた46枚の山札を安定して使い切れるようになり、リバーサルエネルギーが収録されたため、エレキレインデッキの方がより直截的で勝ちに近いと思います。

フリーザーロックデッキ

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 手の内がバレていて、あなぬけのヒモやクロケアがしばしば採用されるようになり、あえて進化させずに麻痺を解除できるようにするプレイや、特殊エネルギーをロックするプレイをされやすくなったのは向かい風です。ビワにより、バトルサーチャーやあなぬけのヒモをトラッシュできるようになったのは強化だと思います。

ぴかちらほるデッキ

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 フリーザーロックデッキと同じく、中身が周知されているのが玉に瑕です。グッズロックも弱点となっています。エクバで多かった理由には、安価で組めるLOデッキだというのも大きかったと思います。

イバラナンスデッキ

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 昨年のCLでkumeさんが使用したクレッフィナンスデッキのクレッフィをテツノイバラexにしたデッキです。テツノイバラexになったことで、カプ・テテフGXやデデンネGXのみならずレジドラゴVSTARやルギアVSTAR の特性も止められるようになり、サイドを取り切って勝つ選択肢が生まれました。これにより、技宣言をするようになったことから、サイレントラボを貼らせないためにスタジアムが混沌のうねりとなっています。相手のサイレントラボ対策でソーナンスBREAKが採用されていることも多いです。
 Best16になったつばささんのリストを持ってきています。

カビゴンLOデッキ

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 一昨年のCLでげーちすさんが優勝したときに使っていたデッキタイプです。レジドラゴデッキにはディアルガGXのひきさくとダストダスがあり、ルギアデッキにはハバタクカミやキャンセルコロンがあるため、アローラペルシアンGXを立てれば勝てるというほど単純ではありませんが、相手の動きを見ながら臨機応変に詰ませることができるのが利点です。
 これはササキヒロムチャンネル編集の葉月さんが考えたリストで、CLで完走していたものです。

ミミッキュコントロールデッキ

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 エネルギーを破壊する能力に長けていてレジドラゴデッキには強いですが、ルギアデッキには制圧されてしまいます。

エヴォコンデッキ

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 ワザマシン エヴォリューションとΩ連打によって2進化ポケモンを立てて、相手をコントロールするデッキです。2022年にCl愛知でBest16になったイオルブを軸にしたものとは異なり、進化ラインが山札にある必要がある反面、後攻1ターン目からグッズロックを仕掛けることができます。デッキの作りとしては、むしろモクナシラフレシアデッキに近いです。エルレイドの確定サーチで相手を妨害するサポートを使いながら、ホルビーやキリンリキで技を使い、アローラペルシアンGXやミミッキュで相手を詰ませることで、勝利を目指します。
 エヴォコンデッキはワザマシン エヴォリューションが収録されてから研究され、強さは認識されつつも、事故率が高く、不利対面が存在し、リストが完成されていなかったデッキでした。今回のCLでは、”エヴォコンデッキを煮詰められた人が勝った”と言っても過言ではないでしょう。優勝したデッキもエヴォコンデッキとなりますが、デッキリストの完成度が別格となっているので後に回します。

その他

  • 後攻型レジドラゴデッキ

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  • 旧式龍ルギアデッキ

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  • 超ルギアデッキ

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  • エヴォリザデッキ

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  • 超越ミュウデッキ

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  • イダイナキバLOデッキ

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デッキ選択

CLに当選してから

 CLに持ち込むデッキは何であれ、レジドラゴデッキとルギアデッキに対して五分以上に戦えることは必須だと考えていました。そして、ルギアデッキ以上にレジドラゴデッキに勝つことが難しいため、まずはレジドラゴデッキに勝てるアプローチから絞っていくことにしました。

  1. レジドラゴVSTARに進化させない

  2. 特性ロックやグッズロックをされても動けるようにする

  3. スタート時点から特性ロック

  4. 先攻1ターン目から特性ロック

  5. 後攻1ターン目からグッズロック(+カリン、ロストおくり)

  6. エネルギー破壊

  7. ハンデス/超越

  8. 特殊エネルギーロック

 1つ目は、進化前のベンチにいるレジドラゴVを倒したりトラッシュしたりできる龍ルギアデッキや、エレキレインデッキのことを指します。エレキレインは言わずもがな、ガブリアスVにしてもガブリアス&ギラティナGXにしても要求エネルギーが多く、限られたデッキにしかできない芸当だと思います。
 2つ目については、HPラインが鍵となっていて、HPが高めのデッキであればアイアンローリング・ラウドソニックを使われやすく、グッズロックされにくくなります。ルギアデッキであれば、バトルコンプレッサーとプライマルターボで強い山札を作ってフィールドブロアーやザオボーを引きやすくし、前もってアタッカーを育てておくこともできます。他のデッキだと、サーナイトデッキにはサケブシッポがあり、アマージョデッキは盤面さえ準備できていれば要求が低く、ロトムアゴアクジデッキはグッズロックされずに展開することができます。そもそも、レジドラゴデッキはダストダスを立てることに失敗することも多く、ディストーションやアイアンローリングを超えるだけでも拾える試合はあります。
 3つ目は、ソーナンスとテツノイバラexで構成されたデッキになります。レジドラゴデッキはダストダスで特性ロックを仕掛けるデッキですが、ダブルドラゴンエネルギーを引くために最初はデデンネGXやクロバットVを必要としていて、特性ロックをされると著しくテンポが遅れます。手貼りを前提としたデッキであることから、特性ロックとエネルギー破壊を組み合わされると何もできなくなります。
 4つ目は、頂への雪道やぐんぐんシェイクダストダスとなります。頂への雪道はそれなりに有効ですが、先攻を取れるとも限らないので、後攻でもサイドを取り進められるミュウデッキが最も優秀です。ぐんぐんシェイクダストダスは、ルギアデッキ対策にもなる点が評価できます。攻撃しながらアーケオスの特性を止める手段はダストダスしかないことから、今回のCLで考察し甲斐のあるカードだったのではないかと思います。また、ソーナンスをバトル場に置くことも意味はありますが、カプ・テテフGXやオドリドリの特性は使うことができ、じゃんけんで負けて後攻だったときにスタートで出せる確証はないので、対策と呼ぶには不備があります。
 5つ目は、ラフレシアかクワガノンVを採用したデッキとなります。レジドラゴデッキは俗にいうわざマシンをトラッシュに送る必要があり、これを主にグッズで行っているため、グッズロックが刺さります。まず、後攻1ターン目にラフレシアを立てる手段には、モクロー&アローラナッシーGXのスーパーグロウとΩ連打のワザマシン エヴォリューションが挙げられます。このどちらを選択するかとなったら、エルレイドやピジョットexでサポートをサーチしながらホルビーという非ルールの優秀なポケモンでコントロールできる後者に軍配が上がると考えていました。クワガノンVに関しては、パラライズボルトの打点が低いため、去年のCLBest16のようなデッキを想定していました。グッズロックをするポケモンにオーロットもいますが、私にはよく分からないので強い使い方を知っている人がいたら教えてください。
 6つ目は、プルメリやザオボーを使いやすいデッキだと換言できます。レジドラゴデッキは、基本的には手貼りに依存していて、7、8枚採用されているエネルギーのうちダブルドラゴンエネルギーをロストされることに弱いです。特性ロックで相手のテンポを遅らせることができるイバラナンスデッキは、エネルギー破壊とシナジーがあります。ミミッキュLOデッキもこれに該当しますが、ルギアデッキに弱いという欠点があります。
 7つ目は、オーロット&ヨノワールGX、サーナイト&ニンフィアGX、アマージョGX、マツバあたりで手札をなくすデッキとなります。オーロット&ヨノワールGXを使うデッキとしては、黒馬デッキが代表的です。私はCLに当選してからまず、サーナイト&ニンフィアGXやアマージョGXで相手の手札を0枚にするデッキから考え始めましたが、マルマインGXやフォレトスexを使うのであれば、ハンデスという迂遠な道筋を辿るよりもエレキレインやシュープリームGXで一掃した方が話が早いことに途中で気づきました。
 8つ目は、こくばバドレックスVやドンカラスGXが挙げられますが、突破手段があり、これだけで詰ませるのは現実的ではありません。シンオウ神殿はレジドラゴデッキへのメタとしてある程度は機能します。

 上の条件とルギアデッキとの相性も総合して、私の中で握る価値のあるデッキは以下の9つとなりました。
 レジドラゴデッキ、ルギアデッキ、雪道型ミュウデッキ、サーナイトデッキ、アマージョデッキ、ロトムアゴアクジデッキ、マルマイン系統のデッキ、イバラナンスデッキ、エヴォコンデッキ
 環境では、裏リザデッキが流行していて、テツノイバラexやソーナンスを採用したデッキが増加していました。さらに、去年のCLでアマージョデッキと超越ディアルガデッキがトップカットに残っていたことから、今年はスカイフィールドで展開してくるデッキへの警戒度は高くなると予想できました。また、エヴォコンデッキは私のリストが甘かったため、事故率の高さが気になり、うまく相手を詰めきれないことが多々ありました。そこで、最終候補は以下の3デッキとなります。
 レジドラゴデッキ、ルギアデッキ、サーナイトデッキ
 レジドラゴデッキはミラーや事故は気になると言ってもデッキパワーはピカイチであり、ルギアデッキは組み方次第で対応幅を広げられ、サーナイトデッキは達人であれば何とかなると考えていました。しかし、レジドラゴデッキやサーナイトデッキのようなプレイングが難しいデッキでCLを勝ち抜けるビジョンが見えず、とても上位で戦える練度ではなかったため、あまり握るつもりはありませんでした。ルギアデッキはコントロール耐性が高めで、レジドラゴデッキに対して有利を取ることができる数少ないデッキであったこともあり、これを第一候補として調整する方針にしました。
 ルギアデッキを選択する理由としてレジドラゴデッキに強いことがあり、裏リザデッキにも勝てるようにしたいことから、龍ルギアデッキと虹ルギアデッキの折衷案を採ることにしました。ルギアデッキは、レジドラゴデッキが先攻1ターン目に行ってきた妨害に対して1ターン遅れると致命的な痛手となって負けると感じ、逆にミラーで先攻を取って相手を1ターン止めることができれば不毛なじゃんけん対決をしなくて済むことから、先攻型にすることが決まります。また、今大会でテツノイバラex、ソーナンス、マルマイン系統のデッキ、アマージョデッキへの対策を怠ることは論外だと考えていたため、スタジアムをスカイフィールドにしてウソッキーとハバタクカミを採用することにしました。サイレントラボは、自分の展開を邪魔することや、イバラナンスデッキには混沌のうねりが採用されていて対策として不十分なことから微妙でした。私が構想していた試作品は、下のようなリストになります。

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 先攻型で組んではみたものの、このままでは後攻でサイドを2−2−2で取ってくるデッキに弱いことは明白でした。ハバタクカミをクレッフィにすることも考えましたが、入れ替え手段はなく再現性が低いのであまり感触は良くなかったです。どうしたものかなと行き詰まり、一旦妙案待ちの状態となります。

アクアジム

  • 1日目

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 レジドラゴデッキはCLの候補ではありましたが、あまり持ち込むつもりはなく、他の人がどのようにレジドラゴデッキ対策をしているのか確認するためにアクアジムではレジドラゴデッキを使用しました。すると、レジドラゴデッキやルギアデッキのような環境デッキと当たることなく、地雷デッキとばかりマッチし、0−6で破壊されました。私のプレイが下手で負けた試合もあり、面食らう結果になったとはいえ、目的は果たせていたので収穫としては十分だったと言えます。
 この日の結果を受けて、対レジドラゴデッキのメタはかなりキツく、ある程度のところまで残ることはできても、トナメや上位を狙うには適していないと感じました。そのため、レジドラゴデッキは、そこそこ事故るデッキであり、ミラーの解決方法が思いつかなかったことも加味して、CLのデッキ候補から外れることになります。レジドラゴデッキは、しっかり回すことができれば最強であることは疑いようがなく、シェア率も高いことから、運と実力を備えた誰かが勝つデッキだろうと考えていました。

  • 2日目

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 2日目は、せっかくなのでアンフェアスタンプを採用したレジドラゴデッキを使うことにしました。当日は、1日目とは打って変わり、レジドラゴデッキやルギアデッキと当たり、3−3で終わることになります。対レジドラゴデッキには後攻で負け、対ルギアデッキは全勝という結果となりました。ルギアデッキに対しては、先攻でバトル場にソーナンスを置いたり、パラレルシティを貼ったりすると1ターン止まるため、あとはタイムレスGX + ダストオキシンで蓋をして勝ちきることが多かったです。パラレルシティは元々ディアルガGXスタートをケアして入れたカードですが、ルギアデッキに対してアッセンブルスター前に貼ることが効果的でこの使い方をすることが多かったです。パラレルシティは都合よく引けるとは限らないので、ボール類からサーチできるウソッキーが同じ役割としてみると優秀なのかなと思います。
 この日は、レジドラゴデッキでミラーを乗り越えて最後まで勝つことに限界を感じ、帰路ではどのようなルギアデッキにしようかと思案していました。一般的な虹ルギアデッキではレジドラゴデッキに勝てないことはレジドラゴデッキを使ってる側の視点で分かっていたため、先攻を取って何らかの妨害ができないかと漠然と考えていました。そんな中、寝る前にTwitterを見ていたところ、同日のアクアジムで優勝したにしたさんのnoteが深夜に流れてきて、”これだ!”となりました。

構築経緯

 まず、noteにあるリストのままデッキを回してみることにしました。そこで分かったのは、これは1ターン目を準備に割いたルギアデッキだということでした。バトル場のテツノイバラexによって1ターン相手を止めることに成功すれば、あとは虹ルギアデッキのようにサイドを2−2−2で取って先に勝つことができます。ルギアVSTARを解雇したことで空の封印石を使ったサイド4−2プランを採られる心配がなく、非ルールのデッキや高HPのデッキに対しても2−2−2のプランを通すことができるのも魅力的でした。
 しかし、このデッキには重大なウィークポイントとして、安定性が低いというのがありました。テツノイバラexをバトル場に置けない場合や、1ターン目にポケモンけんきゅうじょを置けない場合、相手にサイドを先行されてそのまま負けることになります。このデッキをCLに持っていく上で、どうやって再現性を確保するかが喫緊の課題となりました。その上、このデッキはピオニーで回していることから、手札が常に細く、必要なカードを必要なタイミングで引けないことや、手札の巻き込み事故があることもどうにかしなくてはならないと感じました。基本的にはルギアデッキであるため、アタッカーとアーケオスさえいればサイドを取り進めることができますが、アタッカーを用意し続けることや、相手にアタッカーを倒されて手札干渉を受けるタイミングでスペシャルチャージを使うことが求められます。そのため、手札を潤沢にする、強い山札を作る、エネルギーの現物を増やすといったことをしなければならないと感じました。
 デッキを見直すにあたって、このデッキのプランを改めて見つめました。先攻でテツノイバラexをバトル場にしてポケモンけんきゅうじょを使える試合はほぼ勝てる一方で、じゃんけんに勝って先攻を取り、且つポケモンけんきゅうじょを貼るというハードルがあります。後攻だと、テツノイバラexをバトル場にしてポケモンけんきゅうじょを貼ることができなかった場合、負けに直結します。今の環境では、先攻を取らされることも後攻を取らされることも同程度の頻度であるため、どちらでも勝てるようにすることが求められていると思います。そのため、先攻1ターン目の上振れを切り捨てて、後攻に寄せることで、後攻1ターン目の動きの再現性を高めることは、先攻2ターン目の動きを保証することにもなり、勝率の安定に繋がります。伸び代が少ない部分に過剰にリソースを割くより、他の部分を強化した方が勝率が高まると捉えることもできます。特に、このデッキではデデンネGXやクロバットVを使うことができず、先攻1ターン目の動きを突き詰めることには限界があり、不毛であるように感じられました。先攻1ターン目にポケモンけんきゅうじょを貼ることにリソースを全振りしたデッキでは、サポートではなくグッズを主体としたデッキとなり、山札に不要なカードが溜まり手札が細いという問題は解決されません。
 そもそもこのデッキは先攻でポケモンけんきゅうじょを貼れない試合が100%負けかと言われるとそうではなく、テツノイバラexがバトル場にいれば何とかなることもあります。対ルギアデッキでは、後攻1ターン目にドローサポートやかぜよみで手札を蓄え、2ターン目にはサイレントラボ + アッセンブルスターを決められることが多いですが、パワフル無色エネルギーを付けていないルギアVSTARが攻撃してくる分にはサイドを取られません。龍ルギアデッキであればHP230を超えることが難しいため、1ターン遅れても挽回できると考えていました。
 デッキを再構築する際、手札が細い元凶となっているピオニーを別のカードにできないかと考えました。このデッキのサポートの条件として、後攻1ターン目にポケモンけんきゅうじょを貼ることに寄与することがあり、これを実現できるサポートを探してみたところ、各種ドローサポート類とレッドの挑戦、フウロ、グズマ&ハラがヒットしました。このとき、グズマ&ハラであればポケモンけんきゅうじょ・かるいし・キャプチャーエネルギーを持ってくることで、テツノイバラexをバトル場に置きながらポケモンけんきゅうじょを使うという要求を1枚で達成でき、カプ・テテフGXを採用できないこのデッキにとってタッグコールからアクセスできるというのが非常に相性が良く感じました。ここからは、タッグコールを軸としたデッキ作りに舵を切ります。
 ピオニーからグズマ&ハラに変更したことで、今度はアーケオスに進化できないという問題が生まれました。しんかのおこうをサーチできず、アーケン2体という置物がベンチに並び続ける状況になっては、せっかくポケモンけんきゅうじょを貼った甲斐が失われます。そんなとき、これへの対処を考えながら回していたところ、適当にテツノイバラexにエネルギーを貼って攻撃しているだけで実はエネルギー加速ができているということに気づきました。そこで、1ターン目から着実に手貼りができるようにエネルギーの現物を増やし、最悪2ターン連続でグズマ&ハラを使うというのも視野に入れることにしました。実際にはポケモンの現物やネストボールに触ってキャプチャーエネルギーを使わずに済むことが多く、スピード雷エネルギーやシロナ&カトレアでのドローからアーケオスに触れることも多かったです。テツノイバラexを手貼りで育ててアタッカー兼エネルギー加速要員にすることで、アーケオスが1体しか立たなかったり立つのが遅れたりしたときでも十分に戦えるようになりました。
 ポケモンけんきゅうじょの設置やアーケオスへの進化が遅れた場合は、盤面を高HPのポケモンで固めることで、サイドを取られないことを期待する必要があります。龍ルギアデッキとのマッチでは、相手は打点が220点が限界であることが多く、HP220以下のポケモンを出さないようにすることが強いと考えていました。ガブリアスVはレジドラゴデッキとの対面では必須ですが、対ルギアデッキでは必ずしも使うとは限らず、元々Vポケモンが1枚しかなかったことも踏まえ、森の封印石を抜きました。

採用カード

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 CLで使ったリストから1枚だけ変えています。ご容赦ください。

  • テツノイバラex

 このデッキをこのデッキたらしめているカードです。マリガンする確率は約30%であり、テツノイバラexでスタートできる確率は約57%となります。1枚減らすとスタートできる確率が約48%まで落ちるので、減らすことはないと思います。

  • 各種アタッカー

 現環境でサイドを2−2−2で取るのに必要なアタッカーとなります。アーゴヨン&アクジキングGXとかがやくゲッコウガの特性はテツノイバラexの特性で止まりますが、攻撃し始めてからは使えるようになるので忘れないようにしましょう。

  • アーケオス - アーケン

 ポケモンけんきゅうじょを2回使うことはないので3−3での採用です。

  • トレーナーズポスト

 少しでも安定感を上げるために4投です。

  • バトルコンプレッサー

 テツノイバラex、アーケオス、アーケン、ポケモンけんきゅうじょといった消費できないカードが山札に残り続けるのが気になったため、採用しました。このデッキにはフィールドブロアーやザオボーがないため、安易にスタジアムをトラッシュしてはいけません。シロナ&カトレアとセットで使うことで、擬似的なバトルサーチャーにすることもできます。

  • ネストボール、しんかのおこう、タッグコール

 各3枚ずつが過不足ない枚数だと感じました。タッグコールでアーゴヨン&アクジキングGXを持って来れることを忘れてはいけません。

  • スタジアムナビ

 スタジアム枚数のかさ増しです。

  • スペシャルチャージ

 試合中に1枚は使いたいカードとなっていて、1枚だと引けないことがあるので2枚採用です。

  • アンフェアスタンプ

 手札干渉というよりはドローソースです。

  • かるいし - ブーストエナジー未来

 入れ替え手段としての採用で、グズマ&ハラから持ってきます。ブーストエナジー未来の役割はかるいしとほぼ同じですが、このデッキだと中打点を出すのに苦労することがあるので、テツノイバラexやテツノカイナexでカプ・テテフGXやデデンネGXを倒すために1枚ブーストエナジー未来にしました。

  • 隠密フード

 アーケオスに付けることで、ダストダスやソーナンスの特性ロック下でもプライマルターボを使うことができます。相手の特性は防ぎますが、自分の特性は防がないので、テツノイバラexがバトル場にいるときにかがやくゲッコウガに付けても意味がありません。

  • ナンジャモ - マリィ

 手札干渉というよりは自分のドローソースです。手札に必要なカードを貯めることがなく、自分のデッキを回す必要性が高いデッキでは、Nよりもナンジャモの方がより多くのカードにアクセスできて優秀です。マリィ2枚でいいような気もします。

  • グズマ

 ピオニー型と比べると引きやすくはなっていて、グズマがあると勝てる試合はあるので入れました。

  • グズマ&ハラ

 かるいし - ポケモンけんきゅうじょ - スピード雷エネルギーで序盤を支え、中盤でも使うことがあります。このデッキで数少ない手札コストを要求するカードとなっています。

  • シロナ&カトレア

 タッグコールから繋がるドローソースとしてあったら嬉しいので1枚採用です。

  • ポケモンけんきゅうじょ

 どう考えても4枚採用しないといけない枠です。

  • 頂への雪道

 テツノイバラex以外のアタッカーで攻撃するときに貼ることができると強いです。

  • 各種特殊エネルギー

 それぞれ必要最低限の枚数で採用しています。トドロクツキexにギフトエネルギーを貼っておくのが強いです。

環境デッキとのマッチアップ

  • 対レジドラゴデッキ(微不利)

 最初の相手の手札にレジドラゴV、レジドラゴVSTAR、バトルコンプレッサー、ダブルドラゴンエネルギー、基本エネルギー or オドリドリが揃っていたら負けです。ガブリアスVでエネルギーの付いたレジドラゴVを狙い、相手がどれだけ遅れるか祈ることになります。

  • 対ルギアデッキ(微有利)

 最初の相手の手札にルギアV、バトルコンプレッサー、ミツル、サイレントラボが揃っていたら負けです。1ターン目は大抵動けませんが、かぜよみやドローサポートで手札を蓄え、2ターン目以降はミツルの要求がなくなることもあってアッセンブルスターはそれなりに達成します。相手の妨害よりかは、自分が先にサイドを取り切ることを優先すれば、サイドレースで追いつかれることはないので、2−2−2を通しましょう。ルギアデッキは、テツノイバラexを解決するにはサイレントラボやキャンセルコロンを使うしかなく、サイレントラボだとカプ・テテフGXやデデンネGXを使えずイマイチ展開できないので、無理してアッセンブルスターに成功しても後続が続かないことは多々あります。

  • 対裏リザデッキ(有利)

 一般的なイバラナンスデッキやイバラ単デッキは裏リザデッキに不利を取っていますが、このデッキは最短でサイドを取り切ることができるため、かなり有利を取れています。悪リザードンexがテツノイバラexの特性ロックでエネルギー加速をできず、手貼りやサイレントラボで攻撃したとしても、こちらがサイドを取るまではサイドを2枚取ることができません。こちらがサイドを先行すると、動きが止まらない限りはそのままサイドを2−2−2で進めて勝利となります。そのため、裏リザデッキに対しては、出遅れたとしても勝てることが多いです。

  • その他のデッキ

 デデンネGXやクロバットVに展開を依存している一般的なエクストラのデッキは、テツノイバラexで妨害できるため、有利を取れていることが多いです。対LOデッキはものによりますが、ショックロック系統のデッキは当たることはないと思い、割り切っていました。

CLでの結果

当日のマッチアップ

  • 1戦目:レジドラゴデッキ後攻❌

 こちらが後攻だった上に3回マリガンした結果、相手の手札に全てが揃い負けとなります。

  • 2戦目:裏リザデッキ後攻⭕️

 またぞろこちらが後攻で今度は4回マリガンしました。先攻1ターン目、相手はなかよしポフィンやレベルボールを使って順調に展開します。後攻1ターン目、ポケモンけんきゅうじょを貼って番を終えます。先攻2ターン目、相手は特に何もアクションを起こさず終わります。後攻2ターン目、かがやくゲッコウガを置いてげっこうしゅりけんを狙いますが、バトル場にいたテツノカイナexを逃せなかったため、ごっつぁんプリファイでサイドを2枚取って先行します。先攻3ターン目、かがやくゲッコウガを見て相手が裏工作ラインを全てインテレオンに進化させ、手札干渉 + シンオウ神殿をしてきましたが、なぜか攻撃されずにターンが返ってきます。後攻3ターン目、シンオウ神殿を解決できるカードがなく、何もできずに番を返します。先攻4ターン目、悪リザードンexがようやく出てきてサイドを2枚取られます。後攻4ターン目、手札にあったアンフェアスタンプから展開して、ギフトエネルギー付きのトドロクツキexでくるいえぐるで悪リザードンexを倒します。先攻5ターン目、相手はトドロクツキexを避けてかがやくゲッコウガを倒します。後攻5ターン目、カオスオーダーGXで勝利です。
 順当に勝ったマッチだなと思いつつも、2試合連続の大量マリガンに動揺し、シンオウ神殿で1ターン止まったときはひやっとしました。また、試合中に相手がレベルボール→ジメレオン進化→レベルボール→ジメレオン進化→”うらこうさく(1体目)を使用します”と宣言するハプニングもあり、ジャッジを呼ぶか迷いましたが、スタンのカードの確認もしていて初心者に見受けられたため、注意するに留めました。エクストラのCLは猛者ばかりという印象があったので、少し意外でした。

  • 3戦目:虹ルギアデッキ後攻⭕️

 時間が経ち過ぎて詳細は覚えていません……。相手が2ターン止まって最後にディアルガGXが出てきましたが、サイドを追いつかれることなく勝利となります。

  • 4戦目:エレキレインデッキ先攻❌

 先攻1ターン目、相手のスタートがビリリダマだったため、マルマイン系統のデッキであることが分かりました。こちらはテツノイバラexスタートで、手札にテツノイバラexがもう1枚とネストボールがあり、あなぬけのヒモケアでテツノイバラex2体目を置くのは確定として、ネストボールの対象を考えました。ネストボールの候補は、テツノイバラex3体目とアーゴヨン&アクジキングGXとなります。過去に対エレキレインデッキを一度試した際、テツノイバラex3体で相手の打点が足りなくなるということを把握しており、後者だとまだ超越ディアルガデッキである可能性もあって、万が一グズマやプライムキャッチャーがあった場合に負け得ると考え、テツノイバラex3体目を出しました。あとはバトル場にダブル無色エネルギー手張りだけしてエンドとなります。後攻1ターン目、なかよしポフィンとレスキューキャリーを使ってアンノーンでドローを繰り返し、ハバタクカミ + あなぬけのヒモに辿り着かれました。そこからは順調に展開し、最後にピカチュウにエネルギーを貼って番が返ってきます。先攻2ターン目、相手はホラーハウスGXを使っておらず、スカイフィールドを2枚トラッシュし、1枚は貼ってあることから、頂への雪道さえ貼ることができれば勝てると思いましたが、手札に何もなく番を返して終わりとなります。後攻2ターン目、リバーサルエネルギー、カウンターエネルギー、ユニットエネルギーをきっちり各4枚ずつ付けたエレキレインに突破されて敗北です。手札には何もありませんでしたが、テツノイバラex3面を作った時点で勝ちを確信していたので、まさかの負けにショックを受けました。エレキレインの最高打点をエネエネボンバー×2と手貼り1回の30×23だと思い込んでいて、テツノイバラex3体が安全圏だと考えたのはミスだったのかもしれません。
 対戦前に隣の卓の人も交えて次の禁止カードが何になるかという話をしていたとき、”マルマインGXですかね〜”と言っていたら、相手のスタートがビリリダマで少し気まずくなりました。

  • 5戦目:虹ルギアデッキ先攻⭕️

 先攻1ターン目、テツノイバラexスタート + ポケモンけんきゅうじょに成功します。後攻1ターン目、博士の研究とかぜよみでデッキを回し、ルギアVとハバタクカミを置いた状態で番が返ってきます。先攻2ターン目、マリィを使いながらサイドを進めたところ、そこからは相手が止まり、勝利となります。マリィを使われる前の状態で必要なカードが揃っていたらしいので、ラッキーでした。

  • 6戦目:ねこのてデッキ先攻⭕️

 先攻1ターン目、かがやくゲッコウガスタートとなり、ポケモンけんきゅうじょを使ってアーケンを並べるだけで終わります。後攻1ターン目、相手はいつも通りの動きで盤面を完成させ、ゴニョニョのごうきゅうで番が返ってきます。先攻2ターン目、トップでアーケオスを引けたため、アーケンを進化させてげっこうしゅりけんを撃つ準備だけして番が終わります。後攻2ターン目、なぜか相手がシュープリームGXを使うのに失敗し、投了をもらいました。途中から”これでCL終わりか〜”と思いながら眺めていたらなんか勝ちました。

  • 7戦目:レジドラゴデッキ後攻⭕️

 先攻1ターン目、こちらがテツノイバラexスタートできており、オドリドリで持ってきたエネルギーをレジドラゴVに手貼りして番が終わります。後攻1ターン目、グズマ&ハラで盤面を作ってエンドします。先攻2ターン目、ドローサポートは使っていましたが、特にアクションはなく番が返ってきます。後攻2ターン目、ここからはあまり覚えていませんが、サイドを先行してそのまま勝利となります。

  • 8戦目:レジドラゴデッキ先攻⭕️

 先攻1ターン目、テツノイバラexスタートでポケモンけんきゅうじょを使う理想的な動きをして番を終えます。後攻1ターン目、レジドラゴVを1体出して手貼りで番を終えます。先攻2、3ターン目、頂への雪道を貼りながらガブリアスVでエネルギーの付いたレジドラゴVを倒し続け、最後にカオスオーダーGXで勝利となります。

自分の取り組みについて

 初のエクストラCLでありながら完走したのは、はっきり言ってラッキーでした。未来アーケオスデッキは自分にできる最適なデッキ選択であっても、普遍的な意味でのCLにおける最善なデッキ選択ではなかったと考えています。未来アーケオスデッキは、そもそもテツノイバラexでスタートできるかという運が絡み、どこまでいってもポケモンけんきゅうじょやアーケオスへのアクセスが安定しないデッキであるため、事故が多発します。今回のCLでも勝ち越している人や完走者は多くてもトーナメントに1人もいなかったのは、このデッキの限界と捉えることができます。逆に、このデッキのおかげで、実力が足りないなりには勝つことができたとも言えます。
 また、今回のCLでは練習時間が足りていなかったことも反省点に挙げられます。私がCLで使ったリストには問題があり、もっと先攻1ターン目の動きの再現性を高めることを検討しても良かったと感じています。プレイ面でも、CL中はサイド落ちと山札のエネルギーの枚数を常に意識して手貼りを考えることを余儀なくされ、考えるのに時間を使い過ぎていました。幸い、時間が足りなくなるようなデッキではないため、時間切れが迫ってくることはありませんでしたが、もっと練度を高めた状態でCLに挑まなければならないと思います。
 今思うと、既存のリストを試してばかりで、自分の力でデッキを生み出そうという姿勢にも欠けていたように感じます。エヴォコンデッキに限ったことではなく、レジドラゴデッキやルギアデッキといったリストが出回っているデッキでも、ブラッシュアップできる部分は残されていたと、CLが終わった後では痛感させられます。次からは、もっと柔軟な思考をすることを心掛けたいです。

新しいデッキ紹介

レジドラゴデッキ

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 ヨネダタクヤ選手の考案したレジドラゴデッキで、CLでは7勝1敗という好成績を残しています。ヒトカゲやメッソンを倒しやすいつんざくのカイリューの採用と、ミラー戦でザオボーと同時に使うことで相手を1ターン止めることができる火消し姿のピカチュウの採用が特徴です。レジドラゴデッキには、非ルールのレジドラゴやウルトラネクロズマのようなアタッカーが従来から見掛けられ、そういった観点で見ると、火消し姿のピカチュウは確実に1ターン止めることができる優秀なサブアタッカーだと言えます。

エヴォコンデッキ

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 ヨネダ選手率いるチームアチャモが編み出したエヴォコンデッキとなっていて、CLでは優勝とBest4に輝いています。ホルビー−タッグコール−グズマ&ハラ4−4−4、ラフレシア進化ライン2−3−3の安定感、ラフレシアGXで攻撃するという発想力、マナフィでのエレキレイン対策、Nよりナンジャモを優先しルザミーネ + ジュジュベ&ハチクマンではなくほるほるで勝ち切るという時間管理、全てにおいて頭一つ抜けた構築となっています。エヴォコンデッキはエルレイドで組まれたリストが世間で使われていましたが、ピジョットexになることでポケモンやエネルギーにもアクセスできるようになっています。ダストダスを考えると隠密フードは採用されることになるので、ソーナンスに注意を向け過ぎていたかもしれません。
 詳細は配信で話しています。

イバラガノンダストデッキ

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 特性ロック + グッズロック + エネルギー破壊という相手に何もさせず完封する意志に満ちたデッキとなっています。このデッキを作成したのは、去年のスタンでリバーサル型ミュウツーサーナイトデッキにより一世を風靡したしゅんさんで、2019年CL京都でアンノーンHANDデッキで準優勝したことで知られるセキタケト選手がこのデッキを握ってBest4に入賞しました。

ハピダストデッキ

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 新たに開発されたぐんぐんシェイクダストダスのデッキ①です。CLでは使用者がBest64に入っていて、有料解説記事があります。

ツキダストデッキ

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 新たに開発されたぐんぐんシェイクダストダスのデッキ②です。上のデッキと同じくLeuさんが構築したデッキとなります。

データ編

デッキ分布

 トーナメントに進出したBest16のリストは、公式サイトから確認することができます。これを見ると、裏リザデッキは1人も勝っておらず、ルギアデッキも母数に比して少ない印象を受けます。今回のCLでは、レジドラゴデッキは前評判通り、あるいはそれ以上に強かったことが伝わってきます。

 Best16に残らなかった人のリストも、有志の方がまとめてくれているので、ぼちぼち知ることができます。

参加者数

  • 1回戦

参加者数……703人(1人不戦勝)

  • 2回戦

参加者数……704人(1人遅刻?)
勝ち点3……346人
勝ち点0……358人

  • 3回戦

参加者数……704人
勝ち点6……172人
勝ち点3……351人
勝ち点0……181人

  • 4回戦

参加者数……612人
勝ち点9……85人
勝ち点6……258人
勝ち点3……269人
0−3ドロップ……92人

  • 5回戦

参加者数……476人
勝ち点12……42人
勝ち点9……170人
勝ち点6……264人
1−3ドロップ……136人

  • 6回戦

参加者数……340人
勝ち点15……21人
勝ち点12……104人
勝ち点9……215人
2−3ドロップ……136人

  • 7回戦

参加者数……232人
勝ち点18……11人
勝ち点15……61人
勝ち点12……160人
3−3ドロップ……108人

  • 8回戦

参加者数……151人(1人不戦勝)
勝ち点21……5人
勝ち点18……37人
勝ち点15……109人
4−3ドロップ……81人

  • 最終成績

参加者数……705人(なぜ増えてる?)
勝ち点24……3人
勝ち点21……20人(23位まで)
勝ち点18……74人(97位まで)
勝ち点15……54人(151位まで)
勝ち点12……81人(232位まで)
勝ち点9……110人(342位まで)
勝ち点6……135人(477位まで)
勝ち点3……136人(613位まで)
勝ち点0……92人(705位まで)

おわりに

 エクストラ実力ゲーム過ぎる。

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