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なぜ子どもにそれをさせたいの?

子どもと向き合うことは自分と向き合うこと。

『リエゾン』という児童精神科のドラマで出てきた言葉です。
私も子どもと関わる仕事を始めて、それを日々実感しています。

大人の価値観と子どもの価値観は違います。

それは当然なのですが、大人は自分の価値観で物事を考え、それを子どもに押しつけがちです。
子どもは弱くてサポートをしてあげる存在、教えてあげなければいけない、正しく導いてあげないといけないという意識があるからでしょうか。

私はいつも自分や同僚に問うようにしています。

なぜ子どもにそれをさせたいの?

大人の価値観は何?
それは今の子どもにとって本当に必要なことなの?


子どもが歯磨きの時に何度言っても歯磨き粉を使わない、という話がありました。

歯磨き粉を使って歯磨きをしないといけないと思うのはなぜなのか?

歯磨き粉は使わないといけないの?
それは誰の基準?

将来虫歯になってほしくない。
何度も言ってるのにわからないから心配。
言うことを聞かないから腹が立つ。
など、大人の思いが出てきます。

自分の思いに気づくと、対処方法もまた見えてきます。
独りよがりなこともあったり、妥協しないといけないことあったりするかもしれません。
もう少し丁寧に伝えてみようと思うかもしれません。

逆に、子どもが歯磨き粉を使わないのはなぜだろう?

感覚が嫌。
味が嫌。
忘れちゃう。
言うことを聞くのが嫌。
などなどあるかもしれません。

子どもの思いも考えると、すり合わせがしやすくなります。


子どもと向き合っていると、大人の価値観や思いに気づくことが大切だと感じます。

なぜ子どもにそれをさせたいのですか?

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