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原稿を書くとき

原稿を書く時に推敲という作業があります。推敲という任務を遂行した後は…(駄洒落はこの辺で)。

先日、自分が過去に投稿した原稿を自分で書き直す機会がありました。何を書いたのか覚えていなかったというか正確には、書き終えたら脳内メモリの空き容量を確保するためにデータを消去、という感じだったので、初めて読むような気持ちで読み返してみました。

そうしたら、なんと、モヤっとしました。自分で書いたのに、です。主語が分からなく、「誰がどうなったのよ」と突っ込みたくなりました。その後に気付いたのですが、この原稿は推敲をしないまま投稿していました(読んでくださった方、申し訳ないです!)。

手話は主語を指さしで表すときがあります。指さしで私、あなた、第三者というのは典型的な例です。
先日、手話勉強中の方と話していたときのこと。相手が「うすいさん」と繰り返すので、ついつい「○○(相手の名前)さん」と表したとき、すごく違和感がありました。そうか、手話で話すとき私の脳内には相手の顔が浮かんでいるので文字としての名前はあまり意識していないんだな、と。

このように名前を発することなく、視線と指さしで完結するため、私の日本語の書き方までが主語を省略してしまっているのかもしれません。

そんな私ですが、職場で原稿を書くときはいつも他のスタッフに頼んで校正してもらっています。 その度に「ああ、そうだった!読み手にとって、この情報は知らないのだから敢えて補足説明が必要なんだ」とか「言葉を入れ過ぎて、かえって分かりづらくなっていたのか」と、本当に感心しています。

そういえば、私が働いているNPO法人にいまーるのnoteが今週更新されました。今回は若手スタッフが投稿したものですので良かったらぜひ。

良い週末になりますように。

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