【#パリでシンプルライフ】雨と曇りの狭間で
1月中旬の日曜
この日は、いつもと違い、昼間に出発。
時間帯は違えど、まぁ、カメラを持っては、
いつもの休日と変わらず。。。
本当は、季節ごとの移り変わりを、
瞬時に感じ取りに行きたいのだけれど、
このご時世、実は、ここを訪れるのも控えていた。
待ち伏せるのは、いかにも、パリの冬という感じの分厚い雲。。。
この時期にはすでに、フランス全土で、
18時以降の外出禁止令が始まっていることもあり、
外に出られる時間も限りがある。。。
多分、いつもだったら、
諦めモードになっていたかもしれない。。。
ただ、この日は写真を撮りたかった、無性に。。。
どうしても、外へ出られずにはいられなかった。。。
こうやってみると、黒い森。ヨーロッパ特有の黒い森。
実際は遊歩道だから、森ないのだけど、
自然は息を潜めて眠っている。
この時期のヨーロッパは、【無】の時間。。。
それは、生命漲る季節へ向けてのしばしの休息
とにかく、「シーン」という言葉が似合う。。。
実際、撮影している私の方は、ものすごい雨なんだけど、
撮影している向こう側は、光が射している。。。
雨と雲の狭間。。。
天気も代わる代わる、雨と曇りが行ったり来たり。。。
昨年から今もなお、
世界中がコロナ禍でどうしていいのか。。。
暗中模索の日々が続いている。
ただ、2021年に突入した今、
少しでも、この景色じゃないけど、
この奥にあるかすかな光のように
何か、道しるべとなる分岐の年になってほしいと願っている。
何か、心の奥底が少しじんわり、
暖かくなることを期待して。。。
帰り際、また、いつもの道へ戻る途中、
いつの間にか、一筋の大きな虹がパリの街を包んでいた。
また、明日もがんばろう。。。
そして、私は、日常へ戻っていくのだった。
よろしければ、サポートお願いいたします。 サポートしていただいたら、point2vue410の運営費として、大切に使わせていただきます。