記録「文学フリマ東京39」
皆さん、こんにちは。
eMo City村上でございます。
今回は、文学フリマ東京39に出店させて頂きました。
少し長くなりますが、備忘録として残します。
会場〜開幕
わたしは東京からは遠いところにいるので、いつもは前泊をとってからイベントに臨むのですが、今回は当日朝から東京に向かいました。わたしは朝弱いのでとても眠かったです。
設営、ならびに今夏との個人的変更点
会場である西3・4ホールに着くと歴戦の出店者たちが3列に並んで受付開始のときを待っていました。みんな強そうでした。
10時15分。当初予定時刻より15分前倒しで出店受付開始。文学フリマ事務局ならびに準備スタッフの皆さん、いつもありがとうございます。
設営は滞りなく完了しました。約30分くらい。
設営・運搬で個人的に変更したところは3つ。
①鞄をリュック→トランクケースに
前回のC104まで使用していたリュックサックですが、入れる量に限界があり、手荷物でも持ち出せるサイズのトランクを導入。開ける手軽さはやや損なわれますが、大容量で持ち出せる点はとても良いという印象です。
②100円販売店であった「プライサー」試験導入
ある日、100円ショップのおもちゃコーナーに面白い品を見つけたので試験導入……したものの、「値札の紙がスカスカ」「カチャカチャ音」「支えが緩い」など即売会に使うには致命的欠陥があったため途中退場、今回限りです。見られた方はちょっとラッキーです。
③硬質カードケースをA4→B5に
これまで、A4硬質カードケースをA4クリップボードに挟んで、イーゼルに立てかける、「ミニ看板」を採用していたのですが(3点とも110円)、カードケースを挟むと少し足が飛び出すのが気になったのでB5にしてみました。やはり少し小さく、スペースに来られた方の中にも顔を近づけて「ミニ看板」に書かれていたおしながきを見ていた方もいました。コスパは最強なのでこのコスパを保持したまま改良したいところです。
開幕
おそらくコミケから脈々と受け継がれている、ハレの日開幕拍手とともに、文学フリマ東京39が開幕しました。
Blueskyを総本店としてから初めての同人誌即売会ですが、今回Twitter中心の発信になったことをお詫び申し上げます。次回はBlueskyもTwitterと同じくらい発信したいところです(文学フリマ公式はTwitterやInstagram使ってるから多少はね……)。
開場中感じたこと
良かった点
①無料配布ポストカードはあった方がいい
昨年冬に刷った「エモシリ」ポストカード100枚(予備含めて130枚くらい)があって、今回それが大量に残っていたので、スペースに立ち寄ってくださった方全員にあげようと躍起になっていました。
開幕前の枚数は正確に数えていませんが多分80枚はあったと思います。閉幕後、いまこの記事を書いてる時点で残り7枚となりました。文学フリマ東京の規模の大きさありきとはいえ、たくさんの方に当スペースへお立ち寄りいただけたんだと実感できました。来ていただいた皆さん、本当にありがとうございます。
②他サークルの真似から気づく「自作品の強み」
設営はテキパキできるようにはなりましたが、呼び込みや待機の作法などは相変わらず素人で、近隣のサークルを見ては猿真似をしてばかりです。今回それをしたおかげで「自作品の強み」を掴みかけたかなと感じました。
「詩とピクトグラムを掛け合わせた作品集を販売しております」(隣から聞こえる声掛けを真似て、アドリブで声掛けしてました。透けやすいの皆さまごめんなさい)
Poetry & Pictogram.
詩だけじゃなくイラストも好きなわたしだからこそ出来た作品たち。まだまだ道半ばだけど、少しだけ自信が持てて、今回の文学フリマ東京で猿真似かつアドリブだけど言語化ができた。今後ももっと向き合って深めて、スラスラと言えたらいいなと思ってます。
立ち止まってはサンプルを読んでいただいた方、購入してくださった方、eMoたちピクトグラムを見て「かわいい」と言ってくださった方、詩×ピクトグラムという組合せを珍しく思われた方。たくさんの出会いがありました。ありがとうございます。
考えどころな点
①作品の質と実績とネームバリュー
SNSで作品投稿したり、交流したりはしているけれど、やはり作品の質と実績が足りていないなと思うところは前前からあって、今もまだその途中です。今回はたくさんポストカードを受け取って頂けたのですが、相変わらず作品在庫を10以上に上げるには至らない結果でした。過去のデータを見ても、会場に立っていても、詩集単品になった時の、知名度、実績、人脈、実力の不足感は否めません。どこかで時間を設けて自分の作品と向き合うところから始めます。その時はまたお知らせしますので。
それはそれとして、グッズ作るのは楽しいので作り続けますが。初夏に来年のカレンダー売ってるサークルはたぶんここだけです。100円ショップよりも早く来年のカレンダーを売りはじめる、それがeMo Cityです。
②作品のデザイン
今回、新刊「ot"eMo"to 2」は既刊「ot"eMo"to」より勢いが弱いなと感じました。体感ですが、既刊のほうがサンプル立ち読みする方や目線を送った方が多かった、そんな気がします(シンプルに「2」というシリーズタイトルが良くないのかもしれませんが……)。
大きく違う点は文字の配置と表紙の色。
新刊は縦書き一辺倒(一部除く)に対し、既刊は横書き作品と縦書き作品が混合しており、飽きさせないように作ってあるのを感じました。
そして、表紙の色。
既刊は緑色、新刊は山吹色であること以外同じ背景(実は背景はタイトルに因んで割り箸袋の形をしています)。そこに"eMo"やキャラクターを載せているのですが、"eMo"が基本黒なので、彼らを黄色系統の背景に載せるとトラロープと同じカラーリングになってるなと、自スペースそばに貼られてたトラロープ見ながら思いました。戒めとして書き残します。「ot"eMo"to 3」があるとしても、表紙は赤くはしません。たぶん。
③限られたスペース配分
ポスターを立てるとめちゃめちゃ狭く、立ちっぱなしか座りっぱなしの2択になってしまう。
今回の文学フリマ東京39だけでなく、前回お話してなかったのですが「文学フリマ大阪12」でも同じようなことがありました。大阪では当時お隣配置だった着衣水泳様のご厚意で少し譲っていただけたわけですが、毎回こういうわけにもいかない申し訳ない、事務局の皆さんも決して暇ではない(もちろん露骨なスペース侵犯があったらその時は通報します。あくまでその時はですよ?)、それでもポスターは掲げたい、いつかポスターじゃんけんしようね、そんな現状なので限られたスペースでどこまでやれるのか、聞く耳持たなそうな相手にスペース侵犯されて通報から事務局スタッフ到着までの間どこまで立ち回れるか、コンパクトにされたスペースでどこまで会場内で自分のスペースをアピールできるか、考えさせられる今回のイベントでした。不思議なことにコミケではそういう経験はなく、わたし自身忘れそうなのでこの話は書き残しておくことにします。
④試行錯誤の呼び込み
過度な呼び込みは迷惑になるため禁止、大手は呼び込みしなくてもだいたい来る。わたしは大手ではなく無名なのでいろんな方にお声かけ失礼しているわけですが、足先や目線の見極めがまだまだ甘いなと感じました。素人なので参考にしなくていいですが。
⑤納期管理とSNS宣伝
当日の話ではないですが、今回は本当にギリギリで、脱稿宣言も開幕前日でした。SNSの変化にも上手く対応出来ず、皆さんにはひどくご心配をおかけしました。申し訳ございません。来年はこうならないように今月中には少なくとも2025年のスケジュールを立てる時間を設けます。
訪問と御礼
訪問
渡辺八畳さまのスペースに訪問させていただきました。
詩×○○の組み合わせをしている身として覗きに来ました。強すぎる……ご本人は気さくなおにいさんな印象。
Payao様のスペースにもお邪魔させていただきました。
Payao様イケメンすぎたわ……詩も素敵だし、写真も綺麗でエモみマシマシ。無敵か? (🚭なら個人的に完璧超人認定)(煙NGの村上)
御礼
差し入れありがとうございます!!
本当に助かります! 文学フリマ大阪以降、浪費が悪化していつも「帰りあと何円使える?」ってなってきてるのでマジで助かります……助かるけど、申し訳なさも混じる……ほんと、2025年は金の管理ちゃんとします。
ちなみに即売会の売り上げは、次の作品の制作費や出店料に全部消え、食費・交通費・宿泊費含めた遠征費は全額村上のポケットマネーから出ています。むしろ売り上げだけで出店料や制作費が足りず、ポケットマネーで補填することもあるレベルの小規模でやらせてもらってます……いずれは遠征費賄えるくらいになって、e-Taxに悪戦苦闘するくらいの存在になりますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。
最後に
長くお付き合い頂きありがとうございました。
会場に来てくださった皆さん、会場設営してくださったスタッフの皆さん、事務局スタッフの皆さん、当スペースに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
今回来れなかった皆さんもいつも応援ありがとうございます!! 最近投稿している詩も見ていただけてとても嬉しいです。
次はコミックマーケット105!!!
VTuberジャンルで参加しますが、詩もちゃんと作ってます。それでは、またお会いしましょう!!
2024年12月3日
eMo City
村上聖宗