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詩の図書館
2021年5月30日 22:29
インドの詩人、タゴールの詩の紹介です。今回は、タゴールの詩のうちでもとくに喜び、遊戯、光について歌ったものを引用します。師よ 如何(いか)に唄ひたまふや 口つぐみ ただわれは聴く歌の光明(ひかり) 地(つち)を 掩(おほ)ひ歌の息吹 天(そら)に 漂ふいざ われも ともに唄はむ来ませ いざ 天霧(あまぎ)らひ 雨降らす雲──翠(みどり)濃き 大恵みもて 来ませ この生命
2021年5月24日 21:39
インドの詩人、タゴールの詩を紹介します。敬虔な心で、インドの神に深い敬愛の念を示す詩集『ギーターンジャリ(歌の捧げもの)』より、一篇の一部を引用します。織るや 真薦(まこも)の玉蓆(たまむしろ) 編むや しうりの花かづら新草(にいくさ)の 初穂をとりて 籠(こ)を作り来ぬ来ませ 秋の女神(めのかみ) 白雲の車 召し来ませ 浄き蒼天(あおぞら)より「来ませ」の呼びかけがくり返
2021年5月20日 17:08
インドの詩人であり、1913年にアジアで初めてノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴールの詩を紹介します。『ギーターンジャリ(歌の捧げもの)』(ベンガル語本)より。神に捧げられた歌といえます。わが頭(かうべ) 垂れさせたまへ 君がみ足の 塵のもと請(こ)はずとも われに賜(たま)はる虚空(そら) 光明(ひかり) 身 心 生命日に日に われにもたらすこの大恵みに ふさは