小さな幸せに気づく元気な心

得体のしれないものが心の中に侵入したようだ。何かやろうという気が起こらないし、何をするのも億劫だ。清い心でいようと意識していても、ちょっとした隙に、澱んだものが入り込んでしまうことがある。

人から言われた言葉がいつまでも離れない。悪意があるのだろうかと悩み、その言葉の真意を探ることに時間を費やす。澱んだ気持ちを朝から降り続く雨のせいにする。

いつも不思議に思っていた。掃除したばかりなのに、いつの間にか部屋の隅に埃がたまり小さなごみがおちていることを。
心の中も同じで、訳もなく塵がたまっていく。どこから来たどんなものなのか、塵の正体をいちいち探るのはばかげている。
ただ毎日、せっせと祓い清めるだけ。

眠りは心の澱みを浄化してくれる。
太陽は心の闇を消し去ってくれる。
そして生命力を注入してくれる。

青空に真っ白な太った龍雲、
太陽に向かって進んでいった。
道端に咲いている見たこともない花、
その華やかさに目を見張った。
身の回りにある小さな幸せに気づくのは、心が元気になったってこと。