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”もしも”を考えることが大切

「こんなところに隔離してどういうつもり? 私はコロナじゃない。こんな差別されたのは初めて。ひどすぎる」病院のエントランスホールに高齢女性の声が響いている。熱は37度、ただの風邪だから薬をもらいにきただけだという。発熱外来が設置された病院で、他の人と接触しないスペースで待機するよう言われた女性の叫びだ。

もう一人、こんな人もいた。病院の受付で中年の男性が話していた「俺はいままで運だけで生き延びてきたから、絶対にコロナに感染しない自信ある」

自分にだけ目が向いている人たち。
無症状でも感染していることもある。
もし自分が感染していたら…
もし人にうつしてしまったら…
”もしも”のことを想像してほしい。
自分と他人を守るのは、自尊心でも自信でもない。

仕事終わりに夕飯の買い出しにスーパーへ行った。家族連れでにぎわう店内。緊急事態宣言前より混んでいる。ほぼ3密状態。
マスクをつけてさえいれば大丈夫、
なわけではない。

その帰り道、全速力のランナーとすれ違った。ハーハー息を吐き、汗が飛び散る。そのあと、マスクなしで大声でおしゃべりして歩いている人たちとすれ違った。
屋外なら大丈夫、なわけではない。

呼気による空気感染、2メートル離れていても感染リスクがあるといっている専門家もいる。専門家の意見も様々で、これが絶対といえる予防策はない。だからこそ、あらゆるリスクを考えて防御したいと思っている。
それが自分を守るため、そしてみんなを守るためだから。

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