不確かな時代に自分を信じる

ゆるゆると泳いでいた川の流れが突然激流になった。どこへ流されるのかわからないまま恐怖を抱きつつも身を守る泳ぎ方を身につけなければ。

今まで当たり前だった考え方、働き方、生活が変わっていく。
1枚数十円だったマスクが貴重品となった。
定年まで勤めあげるはずだった会社で働けなくなった。
非常事態と言われても深刻にうけとめない人もいる。人の考えは千差万別。
得体のしれない恐怖にさえいつしか慣れてしまうのだろうか。

不自由、行動の制限によってたまったストレスのはけ口を他人に向けたり、自分は関係ないからと人に気遣いができなかったり。この流れの中では、心さえも失ってしまうのだろうか。

不確かなことばかり。
安定、確実はもう望めない。
これから必要なものは、なにが起こってもうまく対応できる柔軟性と強い精神力、どうやって生き延びるかを考える力と創造力。
この先の人生に高いハードルがいくつも置かれた気がする。飛べるって信じれば、なんとか飛び越えられるんだろう、きっと。