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幸せは足元にあるってこと?

昨日に引き続き、引っ越し先の物件探し。「富士山が見える部屋に住むんだ」って思いながら不動産屋さんへ。
数日前にネットで見つけて、気になっていた部屋があった。3月は引っ越しシーズンでいい物件がでるとすぐに成約してしまい取り合いのようになるという。駅近できれいなマンションだからもう先約ありかなと思いきや、ちょうど退去したばかりで今日から内見ができるというので早速見に行った。

部屋に入り窓を開けたとたん、富士山が見えた。しかも遮るものなく大きく。私が理想とした眺め。朝、強く念じたことが叶ったということ?
ただ、残念なことに部屋が狭い。部屋の半分をベッドが占領し、テレビ台などを置いたらスペースがあまりなくなってしまう。キッチンのガスも1口だけ。食材とかを置くスペースもない。料理が好きなのでこのスペースでは物足りない。そこも減点。悩んだ末、最高の眺望への執着を手放すことにした。

不動産屋さんに戻り、再度条件を言って検索してもらう。
「これなんて条件にぴったりですよ」
これしかないでしょ、くらいの上がり気味のテンションで言う店員さん。
パソコンのモニターに映しだされた物件情報を見たとたん唖然。今住んでいるマンションの上階だ。

私がなぜ引っ越しを決意したかというと、上階の騒音がひどいから。住居用のはずなのに作業所として使っているのか? 深夜まで家具を作っているような叩く音やモーターのような音がして、ずっと睡眠不足に悩まされていたから。管理会社に何度言っても、騒音はやまず長いこと我慢していた。その騒音の大元が引っ越すってことだ。

家に帰ってきた。ついさっき見た部屋より広い。ベランダで小さなチェアを置いてお茶を飲みながら空を見るスペースはあるし、回りから見られることはない。ベランダからは遠くの方に富士山が見える。珍しく騒音はしなかった。久しぶりの静寂。
「この部屋、好きだな。快適だな」
その後、静けさの中で昼寝。気持ちよく目覚めた時に感じたのは幸せのような安心感
「幸せは足元にあった、ってことかな」

新しいエネルギーを求めて、心機一転のためにも引っ越すのがいいって思っていたけど、騒音という苦悩から解放されるのなら今動かなくてもいいかな。

引っ越すか、ここにとどまるか。
どちらが正解か。
きっとどちらを選んでも正解。
どうしたいか自分の心に聞いてみて、今、こうしたいって感じることに従ってみようと思う。

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