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11/22 どんな自分もOKにする

今日は長めの内観のおはなし。

もともと自己肯定感というものをどこかに落っことして生きてきた私は、人生のかなりの時間を「どうしたら自分を愛せるか」ということに費やしてきた。たくさんの人の言葉や教えから学んで、シンプルでわかりやすいな、と思ったのは、この3つの考えかただった。

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その1。「欠点」は、欠けている点じゃなくて「欠かせない点」だということ。

その2。「諦める」は、断念することじゃなくて「明らかにする」ということ。

その3。「元気」とは、気合で出すものじゃなくて「元の気に戻ること」だということ。

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まず「欠点」について。

自分のできてない部分ばかりみて、もっとがんばらなきゃ!まだまだ足りない!なんて、ずっとずっと繰り返し言い聞かせるように、心に鉛のような暗示をつめこんで苦しんでいた時期があった。それは根っこに、自分が「欠けている」感覚があったから。

でも、欠点を自分の「欠かせない点」だと捉えると、あらふしぎ。欠点というものが、自分という存在の大事な大事なひとパーツのように感じられてきて、なんとも愛おしく感じてくる。

今までも他人に対しては、ダメな部分やできない部分を堂々とさらけ出している人にこそ魅力をものすごく感じてきたのに、いざ自分のこととなると、そういう部分を徹底的になくすように、ひた隠しにしてきた。なんたる矛盾!

短所も長所もあって、凸凹があって、みんなちがう魅力がある。みんなちがって、みんないい。ってやつだ。

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次に「諦める」について。

諦めるというと、逃げるとか、放棄するとか、断念するとか、どうしてもネガティブなイメージがつきまとうけれど、どうやら仏教では語源は「明らむ」らしい。いろいろと観察をして真理を明らかにする、という意味だ。

そう捉えると、目の前の悩みや迷いからいい意味で自由になる。今まで見えてなかった他の道や選択肢が急に見えてきたりする。そこで初めて「自分が好きな道はどれ?」と心に聞くことができるようになる。気持ちがホッと楽になる。

今までこのことを知らずに、何度「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…!」と、私の中のシンジ君が初号機に乗りこんだだろう…。私はシンジ君ではないのだから、初号機なんかに乗らずに、アイスクリームを食べにいったりしていいし、そんなの無理だよ〜〜いやだよ〜〜!と泣いて逃げてもいいし、何をしても自由なのだ。自由に生きよう。

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最後に「元気」について。

今までの私は、元気を出すということに、なんとなく抵抗があった。もともとにぎやかなタイプではなく内向的な性格だからか、「やっほ〜元気〜?」と聞かれると(う〜ん…そんなに、かな…)と思いつつも「元気だよ〜!」と会話の流れで答えてきた節があった。

でも、そもそも元気を出すということ自体が、どうやらちょっと違うらしい。「元気」とは「元の気」。つまり、自分がもともと持っている力に戻るということ。いわゆるマインドフルネス状態だ。逆に、心ここにあらずとか、地に足がついていないような感覚になると、元の気から離れて元気がなくなっていく。

元気は「出す」ものではなく「戻す」ものなのだ。このことを知ったときは妙に納得して、私の中の謎の元気への抵抗感がなくなった。

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こんなことを日々考えながら、自分を愛することについて練習中だ。この3つのことを頼りに、できるだけ自分らしくいることを心がけている。

ありのままの自分でいること。

どんな自分にもOKをだして、
まるごと認めてあげること。

自分の一番の味方はいつだって自分だし、
自分を一番近くでわかってあげられるのも、
自分しかいない。

みんながみんな、自分のことを愛せる世界になったら、とっても素敵だし平和だし何より幸せですごいハッピーだ(語彙力)。

だから、今日のこのおはなしも、どこかの誰かに、少しでも届いたらいいなという気持ちで書いてみた。そして、過去の自分にも届くように。

読んでいただき、ありがとうございました。
明日も素敵な一日になりますように。

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