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50代女の投資、奥野氏に一票

最近また本を読みたくなってきた。
よく読むのは小説や経営者の自伝的な本。先日亡くなった稲盛さんの著書が大好きで、あれを読んで心をジーンとさせたりする。あと稲盛さんが起業前に読みなさいと薦めていた木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」とかも大好きです。
あと全然違う本だけど「洞窟おじさん」も相当いいです。ちなみに洞窟おじさんは小学生も読んだ方がいい。

自己啓発本はレベルの差が凄すぎるので自分の好きなビジネスマンが薦めていたものをつまんで読んだりする。
何を読もうかなーと漠然と考えながらスマホをいじってたらyoutubeでおすすめ動画が出てきた。

NEWS PICKSから(だいぶ前に)独立したPIVOTの佐々木さんのチャンネル。なんだか嘘っぽい煽りの「株式の死」というタイトルで、またそんな、と思いつつもある程度信頼感のあるコンテンツが配信されているチャンネルだからとりあえず見てみようとランチのエビフライを食べながら見ました。(はしたない)

結論から言うと、素晴らしかった。面白かったです。
ファンドマネージャーにも本当にいろんな種類の方がいらっしゃると思うが、この奥野一成氏の話はあまりにも素晴らしい。
株式の死って誰がタイトル付けたんだっていう内容だった。話の奥深さと裏付けの知識が尋常じゃない。そんなこと知ってるよって言われるほど有名な人だと思うけど、でも凄い。

投資家であるけれど、投資家の都合で話していない。私も小さいながら会社を起こした人間であり、仲間と作った会社に自分も少し投資して後々上場したという、比較的稀有でラッキーな経験をした人間である。
ただ、人の知識と経験に乗っかってしまったことで、当時は本当にただラッキーなだけだった。仕事は死ぬほどしたけど、結局いま考えると経営ごっこであり、商売人や労働者としての観点からしか世の中を見ておらず、役員であったのにその時に経営や投資の本当の意味をわかっていたとは言い難い。
いや、本当の意味がわかっていると言う言葉もとても難しいことだ。じゃあ誰がわかってるのか、と言うと正解はない。嗜好や生き方があるだけだ。

少しだけ上場益があったので、それをベースに株も運用しているし、独立して小さなコンサルティング会社も作った。ものすごく有能な若者へほぼ人物投資的にスタートアップ投資もしてたりする。なので少しだけ、投資家の気持ちも分かる。というか、なんでもそうですが実際にお金を出したり時間を使ったりして自前リソースを使い出すと、否が応にも「当事者」になるので知識や経験の吸収率が格段に上がるのである。

これまで投資家としての手記を見てわーすごいとか感動したのはウォーレンバフェットくらいだったけど、この方すごいなと思って調べたら、日本のウォーレンバフェットとか言われているらしい。なんも知らなかったです。

奥野さんのような投資家に投資してもらえる企業っていうのも、大事なポイントを外していないんだろうと思う。
投資家や労働者、お客、もちろん経営者たる自分。四方が幸せになる形を忘れない。どの立場にいても参加している、と思えることが実は企業や提供される場所の意味なのかもしれないなと思う。
参加している感、当事者感って、持たされるものじゃなくて感じるものだもんね。持ったもん勝ちっていうか、持って初めて分かるこの世に生まれてきた感なんだけど。
近頃のDAO流行りなんかは、結局は情報を隠すことのできない世の中で、従来隠されてたことにみんな気付いちゃってるから、そうならざるを得ないってことなんでしょうな。

そんなわけで、このnoteは「最近読んだ本」じゃなくてその序章になるんですけど、動画を見た1分後にamazonで著書を購入しまして明日到着するのが楽しみである、という話でした。

だけど動画見たら買いたくなります。
奥野氏は投資家であって、その立場から大きな世界に参加して、生きてる間に世界全体を俯瞰しながら参加しながら育てながら紐解こうとしているような、それを楽しんでる子供のような感じがしました。

書評に至らず、ただの宣伝noteになってしまいました。
早く読みたいな。

「投資家の思考法」
著者:奥野一成


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