見出し画像

嫉妬心の誕生。【だが、情熱はある】

ドラマ「だが、情熱はある」をテーマに、今日は南海キャンディーズ山里亮太さんを演じるSixTONES森本さんのおはなし。このドラマ、ほぼ実話なので、人格形成の考察がとにかくたのしい。

ポジティブ脳とネガティブ脳

山ちゃんは左、森本さんは右

森本さんがゲスト出演していた山ちゃんのラジオを聞いておもしろかったエピソードがある。

嫉妬心が強い山ちゃんを演じるうちに、森本さんは、自分は小者だとか嫉妬という感情を、役の外でも感じることがあったと言う。

これははじめての経験だそうで、人生に深みができたと喜んでいたけれど、ちょっと待った!と言いたい。

足りないところ、嫌なところばかりに目がいくのが、ネガティブ脳だとする。これが山ちゃんのタイプ。なぜそうなったかは、先天的なものや、過去の傷の影響による。詳しくは、前回の記事を読んでほしい。

今回は、ポジティブとネガティブ、脳のどちらの回路をよく使っているかに注目してみる。

相方や仲間の活躍は、妬ましい?よろこばしい?

相方の活躍=自分に価値がないという意味づけ

山ちゃんは、しずちゃんの活躍に対して、激しく嫉妬し、『フラガール』出演オファーをもみ消そうとした。

これは、頑張っている自分が認められていない、という自分は〈価値が認められない〉という気持ちを刺激されたから。山ちゃんは、不足を見つける天才だ。

つまり、不足を見つける脳の回路が育っているということ。

一方、森本さんは、自分が持っているものに目がいくタイプ(※ラジオ1回の断片的な情報のみで考察)。

自分に満足しているので、他人の活躍を喜べる

メンバーが活躍しているのを見て、「いいぞ!いいぞ!」となるらしい。自分に満足している証拠。嫉妬心を持ち合わせているわたしからすると、うらやましい。なんて健全なこころの持ち主なのだ。

今回山ちゃんを演じたことで、「あれ、自分は小者なのでは...」と、メンバーを見たときに嫉妬のような気持ちを感じはじめたはなしに戻る。

これ、自分に足りないものを見つける脳の神経回路が、森本さんに生まれてしまった瞬間だ

脳は怠けものなので、外で起きるできごとに対して、慣れた回路を使って情報を処理する。いままでは、「満ちている」を見つける回路を使っていたからいいが、新たに生まれてしまった「足りない」を見つける回路を、今後もし使い続けると、そっちがデフォルトに変わる可能性がなくもない。

意識的にポジティブな回路をいままでどおり使ってほしいものだ。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

みんながのびのび生きられる世の中を夢みて、活動しています。よかったら応援よろしくお願いします^^