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母原病という病。ママ自分を責めないで

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こんににちは。
保護者の方の揺れる心に寄り添いたい。
子どもの発達を専門にする、国家資格をもった心理カウンセラーのゆりなです。

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みなさん、母原病(ぼげんびょう)という言葉は知っていますか?
1979年代に小児科医であり精神科医の先生が出版した本のタイトルです。
簡単に訳すと内容としては、子どもの病気や不登校は母親に原因があると書かれている本です。

私は独身時代この言葉を知った時、すごい嫌悪感をもちました。
なぜ、子どもの問題がすべて母親のせいになるのー!
そんなのあるわかけなかろうがー!!っと。

母原病。
すごく嫌いな言葉です。

確かに、子どもは親をよく見て真似をして言動を覚えるし
親の接し方が子どもの成長に影響することだってあると思います。

だけど、子どもがどんなふうに成長したかは、母親だけの関わりで決まるなんて絶対ありえません。

昔は、父親は仕事に、母親が子育てをするのが主流だったのでこんな考えがでてきたのだと思いますが・・・。
当時のお母さんたちはこの言葉を聞いてどう感じたんだろうと思うと胸が痛みます。

母原病という言葉が登場してからもう何年も経ちますが、今だにこういう風潮は現代にも残っていると私は感じています。
子どもに何かがあると誰かに何も言われなくても、母親自身がつい自分のせいだと思ってしまう傾向はまだあるんじゃないでしょうか。

かくいう私もそうです。
子どもが高熱を出した時、なんでもっと早く自分が気がつけなかったんだろうとすごい罪悪感に襲われます。
父親だって気がついてなかったのにですよ笑
自分だけを責めてしまうのですよね。

でも、よく考えると
子どもに対して愛情が深いからこそ、子どもに何かあった時に『自分のせい』と思ってしまう、お母さんが多いのではないでしょうか。
また、この子になにかあった時は、私が守らないとと責任感もあるからこそ自分を責めてしまうのではないかなと思います。

世の中のお母さん達、そして自分を含め、子どもに何かあった時『自分だけが悪い』と思ってしまうのは子どもを心の底から愛しているからです。

自分を責め気味になってしまうのはみんな同じ。
だから、お互いに自分だけが悪いと責めすぎないように意識したいですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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