最高の友達でもSOSがなければ救えない。

私は性格を聞かれて、相対的に自分の性格を考える事が多い。
優柔不断の友人を見て、私ってそういう面ないな、という様に。
新しいコミュニティの友人が、私のインスタを通して古いコミュニティの私の友人を見て、あぁ私の友人っていう感じかする。と言われるように。
友人を知ると自分を知れる。
自己紹介を兼ねた友人紹介をしたい。

私の大事な友達。

明るくて可愛くてスタイル良くて愛想たっぷりで世渡り上手。

彼女がなぜこの性格なのか。
それは人生を諦めている故のものだ。

嫌われないように人気者として生きて、リスクのない生活を送る。
昔からずっとそうだ、

もちろん誰もがリスクを考え、人生の中でまぁ私はこのぐらいというレベルを見込んで数々の選択をしてきたと思う。
リスクが20.30%、時には50%ぐらいの選択もしてきたんじゃないだろうか。すぐには良い方向に行かない選択も、長期的に見て良ければちょっとしたチャレンジをして生きてきたのではないだろうか。

ただ、彼女はあまりにも低いレベルで自分を見込んでいて、絶対にリスクゼロの選択しかしない。
だから、環境を変えず、わかりきった狭い範囲で行動している。
かわいくて、スタイルも良くて、賢くて、ちょっと頑張ったらいろんな道があるのに。余計なお世話だろうが内心いつもそう思っている。

努力したって人生変わらないと思っているのか、
必要最低限のレベル、彼女的丁度いいレベルに到達してればいいという生き方。
失敗して泣いたり、成功して喜んだり、そんな感情を感じない。
生きた心地せず、生かされている、
常に人生を諦めている中で生きている、そんな感じだ。

何がそうさせたのか。
私は彼女を小学生の頃から知っているので、沢山の思い当たる節がある。
具体的には言えないが、きっといろんなことを心の底で自分の責任だと思っていて、そんな分際で、そんな私がチャレンジなんかしても、と思っているのかもしれない。

軽いノリで頻繁に、こんなツイートをしているのを陰ながら見ていて、いつも涙が出てくる。

「死にたい、でも生きてこ、
「辛い、幸せになるんだ、

絶対に弱音を吐いたり、相談したりはしない。
何かいつも考えてて、ミステリアスで、不幸そうで、
そんなものとは程遠く。
基本的に軽いノリで、バカっぽく、明るく、
謎の嘘っぽい元気テンションが常。
だからこそ、涙が出る。

毎日のようにツイートされる軽い吐き出しに、いちいちどうした！？と心配できない。
死にたい、でも生きるんだ。辛い、でも幸せになるんだ。
そう言っているんだから。
生きて幸せになるって良いっているんだから。

良くある心配してほしい女子、そういうのとは全く訳が違う。
心配を求めてはいない。
かわいそうと思うな、そんな感じが読み取れる。

最近は、学生生活も終わり、社会人になったからだろうか。
そんなツイートもなくなった。
どうだろうか、幸せになれたのだろうか。

そう思いながら今日も一緒にZOOM飲みをする。
最高の友達だ。

SOSは一度たりとも受けたことがない。それが辛い。
SOSがなければ、救うのが難しい。
求めていないから。