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春のニュースをお伝えします

コピーライター 一倉宏さんの『ことばになりたい』という作品集をひさしぶりにひっぱり出しました。

「春のニュース」というのがたしかあったよな?とふと思い出したのです。

そうそう、これだこれ。

春のニュースをお伝えします。

目黒区の主婦が 自転車で 買い物からの帰り道に
ふと モーツァルトの「春への憧れ」をくちずさみました

また 練馬区では モンシロチョウが一匹
保育園の室内に迷い込み 園児たちの喚声をあびました
保育園では おひるねの時間 だったとのことです
(冒頭を引用)

何気ない春の日常をひとつひとつ伝えながらも 途中からすこしドラマチックになっていくも、やっぱり最後は「以上、春のニュースをお伝えしました」で終わる作品です。

今年の春のニュースはなんだかいつも違って殺伐としていたので、ふと「今こそあれを読みたいな~」と思い出したんですね。

我が家の春のニュースはなんだろうなぁ。
こんなかんじかなぁ。
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これまでずっと自分をあだ名で呼んでいた長男 
入学したことを機に「ぼく」と言いはじめました

母親は なんだか逞しくも 遠くにいってしまったような
不思議な気持ちだそうです

ちなみに なんでも真似する3歳の次男まで 「ぼく」と言いはじめたそうです

次のニュースです

こどもの日を前に 新しいおもちゃが到着し 子どもたちは 目を輝かせて
箱をあけました

「誰からかな?」と聞くと「あまぞん!」と元気に答えたそうです
さてアマゾンさんはどんなひとなのでしょうか

つづいて
夜空に響く春の雷を聞いた ぽちこさん
小学生のころに 「かみなりのけんきゅう」 という自由研究に取り組んだことを 思い出したそうです
雷が起きやすい地域に 住んでいたため 研究したとのことでした

以上 つたないながらも我が家の春のニュースをお伝えしましたが みなさんのもぜひお伝えください

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※書いてはみたけど、やはり言葉を紡ぐのは 難しく リズムも微妙だし 本物の良さを傷つけてしまったのではないかと後悔しています。

「春のニュース」以外も素敵な作品がたくさんの『ことばになりたい』。
開いたついでにまた読みかえしています。

なんだか最近はディスプレイ疲れかKindle開ける気にならなくて、紙の本のほうが落ち着きます。

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