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第36回文学フリマ東京 【裏】感想レポート

さて、例年通り(まだ2回目ですが)今回も裏感想レポートを書いていきます。
【裏】って書くと、どんな毒を吐くつもりなんだ?と思われるかもしれませんが、そんな過激な事は書かないのでご安心くださいw

裏感想レポートの方ではどちらかというと振り返りというか、来年また参加するために改善できるとことかないかを冷静に分析するために書いてる感じです。
では、早速振り返っていきましょう。

まず結果から先に書くと、今回の文フリで私の本は21冊売れました。
頒布数的には前回のおおよそ倍、数えてなかったので具体的な購入人数は分からないけど体感的には倍以上の人が来てくださいました。
すごい向上しましたよね。この結果は本当に嬉しかった。具体的な数字がというより、去年と変えたところがあってその結果で数字が上昇したのが嬉しかったです。
あと今回の文フリでは見本誌コーナーが復活してたのも大きいですね。立ち読みしてくれる人も多かったし、中身を読んでもらえる場所が増えたのは売上に影響あったと思います。

この売上上昇、裏で何をしてたのか、具体的に説明していきます。

まずブース設営のレイアウトを変えました。
第三十四回文フリの感想レポートの方でも改善すべき点として書いてますが、レイアウトをお客さん目線に合わせてぐっと上に持ち上げました。

ただこれ、卓上POPの位置は失敗しました。私の座ってる位置から前がまったく見えなかった…。接客もしづらい…。これの位置は次回以降、要調整です。

この中では特に本棚の食いつきが良かったなぁと思います。というか前回の回で私が他ブースを見て回った時に「見やすいな…」と思ったので導入したんですが。笑
ある程度既刊数があって複数回イベントに参加する予定があれば、導入を検討しても良いかと思います。
ちなみに私が使ってるのはダンボール製です。しまや出版さんが出されてるものを購入しました。(ダンダン段ボールNEO)
ダンボールにこの値段…と思われるかもしれませんが、持ち運びやすいし、丁寧に使えば何度も使えます。
100均グッズで良さげなレイアウト作るなんてむずい…と思ったので、私はこれがあって助かりました。グッズとか作ってる方にも使い勝手良さそうです。

あとPOP。これも結構有効だと思います。前回から思ってましたが結構読んでる人多いです。というか買う側で考えた時、これがあった方が嬉しいので作りました。
書店でも書店員さんのおすすめPOPよく見かけますよね。あれ、店側も効果あるから実施してると思うんですよね。企業がやってる事は真似するのが吉です。
どちらかというと買う予定のなかった人を引き留めるために作ってますが、買う予定のある本だったとしても「あぁ、これこれ」と見つけやすくなります。
Web宣伝読んでるでしょ、Webカタログ見てるでしょ、を前提にしないの大事です。
案外書いてくれてるブースは多くないです。ジャケ買いしない勢は中身が分からないと買いません。
見本誌コーナーはありますが、展示場の方と比べたら圧倒的に人が少なかったです。あと読んでもぱらぱらっとページめくるだけで、しっかり文章読んでくれるかは分かりませんからね。
なんで短い言葉で紹介してる場所があるのは大事です。文字読むのが好きなお客さんが多く集まってくれてるイベントなんですから、文字情報はあったらあっただけ良いと思います。

あと表感想の方でも言いましたが、ポスターとフリーペーパーも有効だと思います。
まぁポスターが目を引くのは分かりやすいと思いますが、フリーペーパーに食いついてくれる人も多かった。「これはフリーペーパーですよ」と分かりやすくしておいたのも良かったのかもしれません。
他ブースでもらいに回った際、存外どこに置かれてるのか、フリペあるのかないのか分からなかったりするブースもあったので。
あとA4一枚っぺらより冊子になってる方が取りやすいです。今回A4用紙を折り本にしたコンパクトサイズだったのも良いサイズ感だったんだと思います。
色んなブースからもらったフリペを見比べて思ったんですが、私個人の意見としては試し読みor単純な既刊リストじゃない方がいいなぁという印象でした。
というのも、上記の情報ってWebカタログやら見本誌コーナーで見れる情報なんですよね。お客さんがもうすでに興味を持ってくれてる場合には購入の流れになると思うんですが、売り込みとして考えると得策ではないのかなぁと思ったり。
それよか文体の特徴が分かるSS(ショートショート)だったり、世界観説明だったり、作者のエッセイやら小話が載ってる方が嬉しかった印象。
単純に1個の制作物として楽しい物を作る感覚で作っていきたいと思いました。次回にも活かしたいですね。

あとはWeb宣伝。これが大きかったと思います。
イベント当日までのWebカタログの気になる(ブックマーク)数が去年の倍以上になってたので。つまりWeb宣伝が上手く効いて覗きにきてくれた人が結構いたんだと思います。

単純な宣伝回数ももちろん増やしましたが、出し方自体にも工夫をしました。
それは都度、新しい情報になるようにした事。Twitterだけじゃなく、各種SNSサイト(noteとカクヨム)でも宣伝をした事、が大きかったと思います。
実際に頒布する本だけでなく、ポスターやらフリペやら設営時に飾る物とかも全部作成してその都度報告してたので、見てる側としても少しは「またこれね、見た見た」感を減らせたんじゃないかと。

あと宣伝文句。少なくとも私が読んだら「それ、いいね!」って思うような文章を付けました。
RT数とかいいね数とかを見ても反応が返ってきてる感じがしたので、それなりに良い文句になってたのではないかと思います。
あとイベント参加経験者がフォロワーさんに多かったりもしたのかな?何度もRTしてくれる方が多くて、本当単純に助かりました!
一生懸命、こういうの作ってるよ!と普段から発信してるのを見てくださってたんでしょうか?有難い事ですねv(´ω`)

最後は当日の声かけ。
前回は本当、「買います」と言われるまでずーっと席座ってました。すみません…。(・・;)
これ良くないだろうなぁ…と思ってたので、今回はブース前で足を止めてくれた人には席立って「サンプル本読めますよー」とか「フリーペーパーだけでも持ってってくださーい」って声かけてました。
はい、それだけです。笑
本当はもうちょっと話の内容とかも売り込み出来るといいですね。これはまた次回以降の課題です。
隣の方はそういうのちゃんと準備されてる方でした。やっぱり会話できると強いなぁ、と学んだので次回以降のお手本にさせて頂きますm(_ _)m
でもそんな私の拙い声かけだけでも、「覗いていいんだろうか?」と迷ってる人の背中を押すぐらいの効力はあったようです。

あと単純に、自分から声かけしてる人の方がお客さんも話しかけやすいと思います。
高校時代のコンビニバイトを思い出しながらにこやかに接客してたからか、「サンプル読んでいいですか?」とか「これ面白いです」とか感想言ってくれる人とかもいました。(´ω`*)ウレシイ
前回参加の時より、こういった他参加者の方との交流が増やせたのが本当に良かったです!

以上、第36回文学フリマ東京の裏感想レポートでした。
今回は改善した点がことごとく上手く回り、満足度の高いイベントとなりました♪(´ω`*)
今はイベントも終わり、ハイラル各地を旅行したり文フリで購入した本を読み始めたりしています。
結構ゆっくりしたので、そろそろ通常創作モードに戻ろうかなと思ってます。

では皆様、また来年の文フリでお会いしましょう。
解散!!!ジャッ(★ゝω・)ノ


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