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幸せでできてる映画……

「パディントン2」を観てきたんですけどね、「幸せでできてる映画」でしたね……!どのシーンも面白くて暖かくて嬉しい映画だったよ〜〜〜〜。

↑リスたちもイギリスに連れてきてもらった。

ざっくりあらすじ→大好きな熊のおばさんへの誕生日プレゼントに、ある飛び出す絵本を手に入れると決めたパディントン。だが違う理由で同じ絵本を狙う『落ち目の俳優』により絵本は奪われ、泥棒の罪までなすりつけられたパディントンは刑務所行きに。果たして真犯人を突き止め刑務所から出ることができるのか、そして絵本の行方は!?みたいな感じ。

飛び出す絵本の中に入り込んで、全てが紙で作られたポップアップのイギリスをおばさんと一緒に観光するシーンがとんでもなく素晴らしくて!紙でできた門をくぐると次のページが開き、また新しい建物が立ち上がって。紙でできた鳩がクルッポクルッポしてて、向こうからやってくるやはり紙でできたバスがパディントンとおばさんを次のページまで運んでくれる……。多分上映15分とかなんだけど既に私は泣いてた。 体が良くないおばさんもこれならイギリスに来た気持ちになれる。世界にたった1冊しかない絵本はめちゃくちゃ高いんだけど、パディントンはそのふわふわの体を活かして働き、お金を貯めていく。そんなパディントンの計画を台無しにする男、それは一世を風靡し世界中を虜にしたのも今は昔、最近はすっかり落ち目の俳優、ヒューグラントである!

いや役名は違うんだけど。でも忘れたしもうこれはヒューグラントだし。前作の悪役はちゃんと「悪い人」だったんだけど、今回の悪役は全く憎めないよ。むしろ好きだよ!愛さずにはいられないよ!!「ブリジットジョーンズの日記3」に引き続き、この人の若い頃の写真出してきて笑いを取る感じが全く嫌いじゃないよ。絶対あれと同じ写真今回も入ってると思う。映画の最後にはもういいわっ!ってくらいのおヒュー劇場が待っているのでお楽しみに……。この落ち目の俳優のせいで刑務所入りになるパディントンは可哀想だけど、ここのパートも素晴らしいです。パディントンが消えた街は色褪せ、パディントンがやってきた刑務所は花で溢れる……!

細かい可愛いポイントをあげるとキリが無いんだけど、何よりもお話のリンクの貼り方に感動。冒頭の川と最後の川のシーンの結びつきや、それぞれ家族の前作からの発展や変化全てに意味があって、それらの回収のされ方が見事!その設定ここで生きてくるんだ!あの言葉ってここと繋がってるんだ!(ギャグもあり)っていう気づきが更にこの世界を好きにさせる。そこに、私にも住まわせてよ……!!!

私が観に行った回の劇場もすごく良い雰囲気だった〜〜。色物の靴下を洗濯機に混ぜちゃって、あぁ〜〜〜〜!!のシーンとか、汽車に挟まれたパパのヨガシーンとか、素でみんなケラケラ笑ってて「家で家族と観てる」ような感じで。いいよいいよ!こういう映画館好きだよ!

まじでもう一回観に行きたいな。本当にオススメです。

と言っても北海道で既に上映回数少ないから、内地の方はもう終わっているのかしらねぇ。。。洋画ってすぐ終わっちゃうよね。

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