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あおり運転されても平常心〜シゾイドパーソナリティ障害〜

こんにちは。
今回は煽り運転された時の旦那さんについてのお話です。

休日に家族で車でお出かけしていたときです。
帰りに主人が運転していたのですが、その際あおり運転にあいました。

後ろにベタ付きで500メートルほど走行されたあと対向車の列が切れた瞬間に追い抜かされ目の前で急停車されました。
目の前で停められたため私たちの車も停まらざるを得ませんでした。

黒のワゴン車からサングラスを掛けた茶髪の男性が出てきました。
見た目年齢は40歳ほどでガタイはさほどでしたが
見るからに「オレ、ワルです!」という雰囲気を持ってらっしゃいました。
運転席の横に来て「窓を開けろ!」と言ってきます。
ニュースなどでこういう時は窓を開けずにすぐに警察に連絡しましょうというものを見たことがあります。
なので「窓は開けない方がいいよ!」
と言いましたが
「いや、話さないとダメそう」
というので窓を開けることになりました。
わたしは何かあったらすぐに警察を呼べるように110を押して待機しました。

「謝れよ!」
と言ってきます。
こちらも少し車線をはみ出したそうなので
主人は謝りました。
「はい、すみませんでした。」
「本気で謝れよ!!!」
「謝ってるじゃないっすか、すみませんでした。」
「お前わかってんのかよ!」
「はい、こちらが悪かったです。申し訳ございません。」

主人の淡々とした態度に、相手が逆上するんじゃないか、、とヒヤヒヤしましたが
主人は割とガタイが良い方でもあり
その淡々とした態度に向こうは押し黙り
「気を付けろよこの野郎!」
と言うと、車に戻り走り去って行きました。

私はもう指先がキンキンに冷えて、変な汗も出ましたし鼓動も速くなっていました。
後ろの子どもたちも非常にびっくりしていましたが
主人の平然とした態度に家族みんなそこまで不安になることはありませんでした。
その主人の様子のおかげか、子どもも「変な人だったねー」などと言っていて過剰に不安になっておらず、トラウマにもなっていないようなので
そこは非常に安心しました。

そのあとわたしは助手席で警察に電話をして
煽り運転にあった旨と相手のナンバープレートの番号を伝えました。
それから主人は「腹が立ってきた」とは言っていましたがそれだけでした。
男性は他人からオラオラ言われても平気なものでしょうか。
そんなことないとは思っていますがシゾイドパーソナリティ障害の
感情を示すことが苦手、挑発されても怒りを示さない
という性格特性には今回はずいぶんと助けられました。

私たち家族を守るためにそういう態度をとった、というわけではないようですが「頼りになるなあ」と思いました。

毎日不思議だなあ、感覚違うなあと思うことも多いですがその違いが面白く尊敬できたりします。
私にないものを持っている、そこに惹かれるようです。

人の目が気になってばかりの繊細なわたしからしたら
他人に無関心で我が道を行くという主人には日々かなり救われています。

お互いによくわからないなあという価値観はありますが理解しあって支えていけたらいいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
同じようにお悩みの方の何かヒントになれれば幸いです。

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