「ノートブックシステム」ConDaN System
懇談システム。
このシステムは、ノートとノートがつながっている。
ノートとノートは引力のように引き寄せられている。
これらのノートと、自分自身が懇談をする。
懇談っていうのは、自由に打ち解け合うということ。
完璧な文章を作ろうとしなくていいし、整理もしなくていい。
ルールに基づいて書いておけば、自分とまた必要なタイミングで再会ができる。
このシステムのキモは大きく分けて、3つ。
毎日の記録は、その日のノートをハブに行うこと
ノート同士に上下関係が存在しないこと
自分で作ったノートに定期的に出会う仕組みが存在すること
1つずつ見ていく。
前提条件として、リンクができるノートが必要。
私は、Obsidianを使用している。
毎日の記録はその日のノートをハブに行う
その日の記録は、まず、デイリーノートに記載をする。
その形はどんなものでも構わない。ただし、かならずデイリーノートを経由するようにしている。
たとえば、会議録であっても、その日にリンクを貼って、そこから記載をするようにしている。
そうすることで、その日のログが残ったうえで、個別のノートも存在するからだ。
ノート同士がリンクでつながると、それぞれの情報にアクセスできる可能性が上がる。
また、どこに書いたらいいかわからない情報というものが存在する。
そういうものも、とりあえず、その日の記録として残す。
これが結構大切。
なぜかというと、デジタルノートでは、検索ができる。
検索すれば、たくさんの情報から必要な情報にアクセスできる可能性が高い。
だから、どこに書くか迷った時点で、まず書く。
それが、デイリーノートに書いておくことで、この辺りの日付で起きたこと、という認識から該当日付にたどり着くことができるのだ。
また、その日に思い付いた「いつかやりたいこと」も、そこに記載する。そして、それを単独のノートに分けてしまう。
これは、後述する【自分で作ったノートに定期的に出会う仕組みが存在すること】に関係してくる。
ノート同士に上下関係が存在しないこと
これらのノートは、階層構造で管理しない。
その必要がないからだ。
パソコンでは、基本的にデータを階層構造で管理している。
フォルダを使用して、入れ子構造になっているのだ。
しかし、懇談システムでは、基本的に階層構造を使用しない。
理由はいくつかあるが、その1つとして、階層構造はこうもり問題をはらんでいるからだ。
こうもり問題とは、1つの事象において2つ以上の要素を持ち合わせているため、どちらにも所属してしまう関係上、分類ができない状態を指している。
この解決方法の1つが分類をしないということだ。
分類しないで、該当データにアクセスするには、検索とリンクが手段として存在する。
つまり、分類をしないからこそ、上下関係が生まれない。
必要であれば、それらのリンクをうまく活用すればいい。
自分で作ったノートに定期的に出会う仕組みが存在すること
ここでは、定期的に出会うことができるように、間隔学習をベースにした仕組みを利用している。
これを利用すると、自分で作ったノートが、一定期間見えなくなり、その上で必要な時期にあらわれる。
まとめ
この仕組みの良さを一言でいうと、整理をする必要がないのだ。
たとえば、もうこの内容を覚えたからどこかにしまおうとか、あれを覚えるためにすぐにみえるところにおかなきゃ、とか。
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