Slack歴3年のデザイナーが実践している文章づくりのマイクロTips6選
「神は細部に宿る」とデザインではよくいいますが、デザイナー歴10年、Slack歴3年のわたしが文章づくりにおいて実践している、ミニよりも小さいマイクロTipsを。
「毎日やっていれば玄人に見えるTips」の略です。
文章のキホン
人間が読みやすい文章とは、1文につき60文字、1行あたり30〜40文字がベストと言われています。
このnoteは1行あたり34文字に設定されていますね。
句読点が多すぎて一文が長すぎたり、逆に句読点がなくてダラダラした文章は読んでいて疲れます。
特に日本語は結論が最後に来る文法なので、主語と数多の装飾語を覚え続けながら文章を読み進めていかなければなりません。
(これの件については、わたしは文章じゃなくても口頭で会話するときによく混乱します…)
1.漢字はできるだけひらく
わたしはデザインのコピー上でも、日常のチャットの文章でも、漢字をできるだけ使わないように徹底しています。
頂き → いただき
事 → こと
出来る → できる
等 → など
為 → ため
とある本によれば、文章の中で漢字が2割になるように書くと良いそうです。
DTP Transit さんがこの件についてとてもよくわかりやすくまとめています。
あと、ビジネスの現場では一番良く使うであろう「ヨロシクオネガイシマス」。
これも3つの単語が組み合わさってできている文章ですが、単語1つずつの表記や言い回しの全ての組み合わせを考えるとなんと12通りの表現があります。(計算に自信がない)
● 宜しく / よろしく
● お願い / おねがい
● 申し上げます / 致します / します
ちなみに私個人は相手と内容によって下記のように「ヨロシクオネガイシマス」を使い分けています。
2.● や【 】や / 、記号の前後には半角スペースを
本当に小手先ではありますが、これをやるだけで「お、デキる!」となります。
✕ ●ご協力のお願い
◯ ● ご協力のお願い
✕ 【ご協力のお願い】
◯ 【 ご協力のお願い 】
✕ 報告/連絡/相談
◯ 報告 / 連絡 / 相談
※スラッシュは文章の区切りとして使う場合必ず全角を使います。
後者のほうが窮屈さがなく、余裕があって落ち着いた感じもありますし、記号と文字が明確に分離されているので読みやすいです。
Slackの書式設定機能もなるべく活用します。太字だけでも。
箇条書き機能は手動で「・」を使ってやるよりも、記号が大きくなるし改行するだけで自動的に記号がつくので書くのも楽です。
積極的に使いましょう。
「Tab」キーで段落もつけられます。
3.固有名詞は正しい表記で書く
✕ iphone
◯ iPhone
✕ slack
◯ Slack
✕ macbookpro
◯ MacBook Pro
商標登録されている製品やツール名ですね。
ネットの海でどこかで見つけたTipsで、わたし自身それを見てからは心がけています。
日常のチャットでもこれを徹底していると「こいつ…デキる…!」となりますが、あまり出会ったことはありません。
4.適度に絵文字を使う
これはあるあるネタだと思うのですが、仕事がデキる人は本当に絵文字を効果的に使っています。(当社比)
わたしの場合、ちょっとお願いしづらいこと、自虐を交えたいときなどに絵文字を活用します。
もちろん、単純に感情表現にも。
ただ、真面目な周知やお願いなどの文章に絵文字を入れすぎると、受け手側にとってはノイズになり得るので、1〜2個に留めておくのが良いかなと思います。
ちなみに、ビジネスコミュニケーションを円滑にするため、弊社のSlackのオリジナル絵文字は私一人で300近く作って登録してあります。
絵文字だけで会話ができるレベル。。
5.適度に「!」「〜」のような「ゆる語尾」を使う
前述の「ヨロシクオネガイシマス」の図にもある通り、カジュアルな場では語尾に「!」をつけています。
文面上では、句点だけで終わってしまうと冷たい・カタい印象を与えてしまったりすることがあります。
許される場であれば「ありがとうございます〜」とゆるっとお礼をしたり、「ありがとうございます!!!!!!!」など勢いにまかせてめちゃくちゃ連打するときもあります。多用しすぎると、「コイツ適当なんじゃねえか」と思われるので注意です。
顔も声もない、温度を感じないテキストだからこそ、「ゆる語尾」の効果は大きいです。
6.確認に必要なURLはかならず併記する
文章術というよりは、仕事の運び方のノウハウになるかもしれませんが。
✕
「先日依頼されていた資料、修正しました。ご確認お願いします。」
これをSlackのスレッド返信でやっていれば百歩譲ってOKですが、ただのメンションでコレが来られた日には、その元の資料を探す時間が5分なり発生してしまいます。
◯
「先日依頼されていた資料、修正しました。ご確認お願いします。
該当資料:https://docs.google.com/document/xxxxxxxxxxxxx 」
見た人が元資料を探す時間ゼロになるように、その「確認お願いします」やらの文章を見たときに受け手側がゼロ秒でその資料にたどりつけるように心がけています。
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社内に文章を作るのが上手い人がいれば、それを真似するのが一番です!
「学ぶ」は「真似る」
人のいいところをどんどん見つけてバンバン真似ていきましょう!
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