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#62 リフォームは住居費の先払い、身の丈に合わす為には予算をどんな風に考えれば良いのだろうか?

こんにちは、日曜日の昼下がりです。

ゆっくりと休日を過ごしています。
今日は、寒いしあまり家から出ない!!と
決めました。こんな日も良いですね。

2月は私にとって結構ハードな月でした。
ちょっと休息が必要だなと感じます。

リフォームについて教えて!の9割が予算のこと

リフォームの仕事を四半世紀やって
この経験を少しでも役立てたいと思い、
色々と発信してはみるものの、
教えて・・・!の9割はやはり予算のことです。

もちろん、当然といえば当然ですが
モノとして完成しているわけではないので
これはいくらですとはなかなか
答えられない。

答えられるとしたら、㎡単価とか
坪単価みたいになってしまって
それも最低ラインから上は青天井

先に予算から入るより、
目的やどんな暮らしがしたいのか?
そんなことを考えて欲しいというと
がっかり・・・、
そんなこと聞かれてもなぁって
なることが多いです。ほんとに多い・・・

モノの購入に慣れきっている日常から切り替えてみて!

物価がこれだけ上がって、
不景気、給料は上がらずという昨今。

何よりもいかに節約するかが大切だと
考えている人が多いのは当然です。
私も同じことを考えているし、
これから先の生活は不安でしかないです。

今日はAのスーパーで卵が安い!
明日からBのスーパーで特売で米が安い!
そんな情報をチェックして、ポイントを
いかに上手に利用するか?確かに
こんな努力も必要不可欠だと感じます。

そんな毎日を送っている中で
リフォームを考え、プロに問い合わせたら
突然、価値とか長期の目線とか言われて
全くピンとこない!
業者がそんなこと偉そうに言うよりも
企業努力しろ!って思われるのが
当然なのかな?って・・・

私も時には気持ちが沈むことだってあります。(企業努力ももちろんしてます)


それでも、言わずにはいられないのには
それなりに訳があるのです。

それが住まいというものの特徴であり、
家を建てる、リフォーム、リノベを考える
ということにおいて外せないことだからです。

毎月の食費は死ぬまで続く、
住居費だって同じです。

家のローンが終わったら、
もう家にはお金がかからない?

そんな風に何となく考えていませんか?
リフォームは特別な出費って感じで

ローンは住居費の後払いです。
つまりは、月々のローンは住居費。
35年ローンは、長すぎて家の寿命を超える
間違った返済方法なのではないかと
思います。

借りる時は、35年でも
繰り上げて20年ほどで返済しないと、
次のリフォームという投資に
間に合わないということになります。


若い時は収入も上がるし、共働きでという
ことも考えて
例えば10万円/月を住居費とすれば
20年で2400万円が住居費ですね。

では、ここから先は(ローン返済後は)
住居費をいくらに設定するのか?
無理のない範囲で考えてみたら
どうでしょうか?


例えば半分の5万円が可能な金額だと
考えれば、20年分で1200万円は住居費と
考えることが出来ます。

この費用をどのように使うのか?
手元に現金があるのか?
借り入れは可能か?と
考えていけば良いのでは?と思っています。

断熱リフォームは、
とても費用が掛かりますが
ここで投資することで毎月の光熱費が毎月
1万円下げられたとしたら単純に20年なら240万円が節約出来ます。
そして日々が快適であり、
病気をして入院したり、ヒートショックで
寿命を縮めるなどのリスクが下がります。
医療費が節約出来て健康に楽しく
暮らせる可能性が高くなるのです。

もちろん、これは約束が出来ることでは
ありませんが、光熱費と快適の方は
割と期待できます。

40歳で建てた家、
60歳で築20年です。
あと20年住みたい!と思えば
可能な住居費を考えればいい。
賃貸と同じ理屈です。

住まいが賃貸であれば家賃が
かかります。5万円で十分な広さの家を
借りるのが至難の業だとすれば
今のお家が持ち家であることは
メリットとも言えます。

しかも、収入が少なくなれば
借りること自体が難しくなるので、
持ち家であることは安心に繋がりますね。

チーンと電卓をたたくようにはいかないと
思いますが、年金暮らしですといっても
賃貸なら必ず家賃がかかるはずなので
持ち家であっても住居費を2万やも3万は
予算として計上して、10年暮らすことを
考えるなら240万~360万円はリフォーム
などに掛けても良い予算として
はじき出せるというわけです。

一体我が家のリフォームは
いくらかかるのか?
出ない答えを永遠に考え続け、
安いスーパーを巡るような時間を
かけるよりも住居費を設定してみることを
おススメしたいと思います。

そうやってはじき出した予算を伝えて
真剣に寄り添ってくれる業者は
心ある良い業者だと言えませんか?

特に断熱リフォームは今大型補助金も
始まっていますし、これからも色々と
補助がありそうです。
(2050年のカーボンニュートラルに向けて)
医療費も含め、検討する価値はありそう
な気がしています。

少しでも参考になれば嬉しいです。



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