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#84 リフォームプランナーの本当の願いとは?

27歳の時にインテリアコーディネーターという仕事を知ったことがきっかけになっていつの間には建築、リフォームの道に進むことになった。

ということで、なんと30年以上の時間をかけて住まいについて学んできたとも言える。

当然のことながら、
新人の頃は兎に角知識や経験を得たい!解らないことだらけで解らないことも解らないという状態。

それでも5年、10年と経験を積む中で
色々なことに気づいてきたと自負しています。今日は、その気付きというか、アドバイザーとしての願いに付いて書いてみようと思います。

どんな形であっても住まいというのは
人にとって必要な場所です。
そしてプライベートな場所でもあります
それだけに扱いは人それぞれ、とても丁寧にそれこそ家族のごとく考えている
人もいれば、雑に考え扱っている人もいます。

リフォームというのは、多くの場合
現在住んでいる家をメンテナンスする場合が多いわけですが、それだけに
そこには住まい手の歴史があり、暮らしがあり、価値観やこだわりが
強く現れています。

そこが新築とは大きく違うところでだと思っているし、新築しか経験のないアドバイザーとは大きく異なり意識だし、気付きとも言えます。
私達アドバイザーは、ここに嗅覚を効かさなければ良いリフォームにはならないと思っています。

私は、超有名なデザイナーでもなければ
大手でもないので、自分の価値観やデザインを提供するというスタンスではなく、既存のお客様やご紹介いただいた
お客様、新規で来てくださったお客様などのご縁や出会いをとても大切にしたいと思っています。

いかに、その方の暮らしにあったご提案をするか?
その方の未来がリフォームによってもっと幸せになるには何が必要なのか?
を考え続けている毎日なのですが
このテーマは兎に角奥深いのです。

それは様々な要素が絡み合うからだとも言えます。

リフォームをする住宅の状態
家族構成
価値観、こだわり
そして予算・・・!


どれ一つとして外せない要素であり
軽視してはお客様を幸せにすることは
出来ないと感じています。

特に予算についての考え方は
住まいならではのものがあると思っています。
これもその方や家族の様々は事情が関わってくるので本当にデリケートな部分であり、他人であるアドバイザーが口出しをしていいのかは微妙です。

けれども、どんなお客様に対してもお伝えしたいのは、住まいは安全で安心であることが絶対的なベースになるという事です。

綺麗とか綺麗でないとか
デザイン性が良いとか悪いとか
SNS等で情報が氾濫する中で囚われてしまいがちなことではあります。

でも、自分の暮らしに当てはめた時に
一体何が大切なのか?
どうすればリフォームをすることで
今よりも暮らし易くなって
安心に安全になって健康に貢献出来るのか?

30年以上住まいに関わり、そこに住まう方と
関わってきた結果、私が大切にしたいことは
ここに集約できると思っています。

住まい手のそれぞれの暮らしを応援したい。大切な予算をどこにどのようにかけるのか?
言語化の応援、整理、片付けの応援も含めて実施していきたい。

思いの言語化、プランの見える化

課題が山のようにありますね。
コツコツ、コツコツ・・・、
前を向いて少しづつ進めて行きたいと
思っています。


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