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関西の新興上場企業の財務分析してみます(前提編)

関西の新興上場企業の財務分析をしてみようかと思います。

最近、会計を勉強してまして、もともとの関心である地方経済に絡めて、会計の理解を深める目的で行うつもりです。

なぜ関西の、しかも新興企業?

地方経済、特に関西の経済についての勉強がライフワークになっているのですが、新たな企業の状況を調べることは、関西の成長を考える時、非常に重要だと思っています。

なぜなら、企業には寿命があると言われ、いつか倒産、もしくは全く違う業態になります。

古い企業が市場から退場し、新たな企業が市場に参入する新陳代謝が、経済の成長には不可欠です。

この新たにどのような企業が参入しているのかを把握するために、新興企業に注目しようと思いました。

取り上げる予定の企業

ひとまず、東証マザーズ、JASDAQグロースに記載されている下記の34社を把握していますので、それらについて、一社ごとに財務分析してみようかと思います。

新興上場企業と言いましたが、創業や上場から数十年経っている企業もありますので、最近の新興企業、ベンチャーという言葉でイメージされる、創業数年以内の企業とは異なりますので、ご注意下さい。

ベンチャーなどの分析もしたいのですが、ハードルが2つあり、まずはベンチャー企業のリストをさっと見つける方法を私が知らないこと、そして、上場していない企業の財務情報はほとんど公表されていないことが多く、あったとしても有料ですので、見つけるのが容易で、財務情報も入手が簡単な2市場の企業について調べようと考えました。

東証マザーズ市場より

(株)総医研HD
(株)MonotaRO
夢展望(株)
(株)サンワカンパニー
(株)バルニバービ
(株)ジェイテックコーポレーション
(株)リーガル不動産
(株)農業総合研究所
(株)スタジオアタオ
(株)イルグルム
シルバーエッグ・テクノロジー(株)
(株)シノプス
(株)スマレジ
バルテス(株)
アンジェス(株)
(株)ステムリム
アトラ(株)
(株)N・フィールド
(株)中村超硬
(株)エスユーエス
クックビズ(株)
(株)SERIO HD
神戸天然物化学(株)
(株)AmidA HD
(株)ビーアンドピー

JASDAQグロース市場より

シード平和
SAMURAI&J_PARTNERS
アイル
セキュアヴェイル
ショーエイコーポレーション
カーディナル
クラスターテクノロジー
アミタホールディングス
カルナバイオサイエンス

分析に使う予定の財務指標

次の財務指標を使用する予定です。

正直、四季報や、何なら有報自体に記載されている指標も多いとは思いますが、これらの指標を計算する過程が私の勉強になりますので、あえて直接既に計算されたものを参照はしません。

また、もともと海外の指標を参考にしているので、和訳が見当たらない場合は、英語名のまま使用しようかと思います。

流動性に関する指標

Working capital:運転資本
Current ratio:流動比率
Quick or acid-test ratio:当座比率
Current cash debt coverage ratio:キャッシュフロー流動負債カバー率(筆者訳)
Defensive interval ratio:防御資産比率

活用性に関する指標

Receivables turnover:売上債権回転率
Inventory turnover:棚卸資産回転率
Asset turnover:総資産回転率
Number of days’ supply in average inventory:棚卸資産回転期間
Number of days’ sales in average receivables:売上債権回転期間

収益性に関する指標

Profit margin on sales (Gross margin):売上利益率(粗利率)
Rate of return on assets:総資本純利益率
Rate of operating return on assets:総資本事業利益率
Rate of return on common stock equity (Return on equity):自己資本利益率
Earnings per share :一株当たり利益
Price-earnings ratio :株価収益率
Profitability Payout ratio:配当性向

安全性に関する指標

Debt to equity:負債比率
Debt to total assets:負債総資本比率
Times interest earned :利息カバレッジ率
Cash debt coverage ratio:キャッシュフロー総負債カバー率
Book value per share:1株当たり純資産

キャッシュフロー分析

営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローのプラス・マイナスの組み合わせで、企業の状況を分析する

まとめ

以上の通り、分析しようかと思います。

もしかしたら、どなたかの勉強の参考になるかも知れないと期待して、計算過程も書くかも知れません。

勉強にならないと思ったり、飽きて止めちゃったら悪しからず・・・

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