社会の物語#8:  「コロナのせいで、国家の均衡な発展」

今回は「コロナのせいで、国家の均衡な発展」について取り上げてみたいと思います。

大昔から思っていたのですが、日本に限らずアジアの国々は欧米各国に比較し、大都市に人口が集中しすぎ、富が偏在しているのではないかと考えていました。ドイツなどはもともと小さな国の集まりなので、かなり均衡がとれた国の発展をしていると思います。つまり、地方の力が強いです。

もっとも、欧州でもそんな国だけではありませんが...フランスなどは、ほぼパリになんでも集中していますが、ただ別の観点でバランスが取れています。 

掲題「コロナのせいで、国家の均衡な発展」について説明をさせていただきます。 それは今回のコロナ騒動の影響で一部は強制的に「リモートワーク」が多くなり「インターネットにつながっていればどこに住んでも業務遂行が可能」ということが証明されたからです。

つまるところ全部の産業形態ではないにしても、特にコンピューター関連の業種では「育児のある方は自分の住居で、南の島が好きな方は南の島で、大きな家が欲しい方は地方にて大きな一軒家を建てそこで、などで」作業が公式にできるようになり都心部のオフィスに通勤する必要がなく会社もそれを後押し、国内どこでも、どころかインターネットが繋がれば南米でも、パタヤビーチでも、シベリアでも好きなところで作業ができることが証明されたからです。

人口も富もあまり集中しすぎると、ミサイル一発どころか、ハッキングでインフラを混乱させられただでけ、国家の存亡に関わる一大事に発展する可能性があり、不安で不安でしょうがありませんでした。

この危険性は、闇業界用語(?)でいうところの「ファイア セール(fire sale:都市を機能不全にするためのサイバーテロ作戦)」などで、御親切にも映画 ダイ・ハード4.0で見本が示されています。

また、SF作家小松左京さんの「首都消失」や荒巻義雄さんの「紺碧の艦隊シリーズ」などで、小説とは言えシミュレーションされているので、人口も富も国の一部にあまり集中しすぎると弊害があるのは想像できます。

現実的には、リモートワーク自体のインフラは既に存在し使わなかっただけなので、昔からできていたはずです。 今回のコロナ騒動を機会に国家の均衡な発展をすればいいな~ と考えています。このご時世、わざわざクラスタ感染を心配しながら満員電車で通勤は辛いと思います。

もっとも、リモートワークの場合どこに税金をどこに収めるか? など、多少問題もありますが。それを差し引いでもやはりバランスの取れた国家の方に分があると思います。だいたい、ばらけて住んでいた方が、クラスタ感染も減るでしょうし、学校のいじめ問題も減るのではないでしょうか?

米国などでは、コロナ以前からやっていることなので日本にできない訳はないと思います。 以前パラダイムシフトは起こらないと記述しましたが、似たようなことは既におこっていますね。

コロナへの日本としてのリベンジは「国家の均衡な発展」という結論で締めたいと思います。

_*_*_* パラダイムシフト 参考
社会の物語#3: 「パラダイムシフトは起こらない」
https://note.com/plot47/n/n43816cc83983
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