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恋愛 英語クラスの物語#1384: 「済んだこと(でしょ)」 <- 今回は、国税庁の監視システム解説のオマケつきです(どうして脱税はばれるのか? 後半に国税庁の各監視システムのご紹介(苦笑))

今回は「済んだこと(でしょ)」を英語で言ったらどうなるかについて見ていきましょう。

今回の一発表現:

It's in the past.

で如何ですか? こんな単純だと、だれでも覚えられて便利です。

今回の使い方: 元彼氏とすれ違った元彼女

彼女: (日比谷通りでばったり) あなた...

彼氏; Forget it. It's in the past.
   (忘れてくれ。 済んだことだろ)

と言われて、引き下がる彼女ではないのでした。 実はこの男後で調べたらロマンス詐欺で彼女から500万円も借金を重ね、その後彼女はオリガさんの結婚スパイ教室の生徒となり、体と知能を鍛えあげて、軍関係とも関係が出来上がりこの機会を待つ、とんでもない人間に変貌していたのでした。 

なお、この彼氏をぼこぼこにするのかと思いきや、彼氏から個人情報を聞き出しその場で裏をとり、会社にデマ情報を流し、彼は首になり、ハッキング技術を駆使し、彼に貸した¥とその利子分はケイマン諸島の複数の口座を経由しマネロンを行い取り戻し、残りは本人がマネロンをしたように見せかけ金融庁にチクり、逮捕となったのでした。

この彼氏、ロマンス詐欺で相当¥を稼いだようで、口座には相当の額が眠っていたのですが

あらら...状態になってしまいました、とさ。

Note: 彼女が貸した¥なのにどうして、自分の口座に直接ふりこまなかったのか?

回答: これは、日本の国税庁がKSK(国税総合管理システム)があり、当時彼氏がロマンス詐欺だとしらず、結婚すると思ったので¥の貸し借りの証書を取っていない為、多額の現金のやり取りをするとあとでKSKに引っ掛かり、国税庁が彼女のところに贈与とみなし調査が入り、追徴金が発生する可能性があるからです。

このあたりのオリガさんのアドバイスはさすがでした(笑)

検索キー:  国税総合管理システム

ちなみにこのKSKシステムは、国内の全金融機関にアクセスが出来、本来は(政治家を除き)脱税などできない状態です。 実際、どこかの社長が、女子大生の愛人に¥を支払い、現金のやり取りだから見つからないと思いきや、実は国税庁が社長側の口座をKSKでモニターし¥の動きを確認し、支払先の女子大生(現金でもらっても自分の口座に入れた時点でKSKシステムの監視が発動です)のところに社長からのお小遣い申告をしていなかったため国税庁から追徴金の請求書きたケースがあります。

なお、KSKの国際版もあり、その名をCRS(Common Reporting Standard(共通報告基準:加盟国の日本人金融口座に日本からアクセスができる取り決め))というのがあり、海外送金も実は監視されています。 基本、100万円以上は日本政府の決まり「海外送金等調査制度」というものがあり、確実にマークされています。

検索キー:  海外送金等調査制度

面白いことに、海外についてはCRSに加盟していない国(フィリピンなど)を経由しケイマン諸島当たりの銀行口座やペーパー会社口座に送金、はたまたビットコインに変えたらどうなるの?

という問題もあります。

さて、この彼女はどの手を使ったかは知りませんが、どちらにしてもおおもとの名義は彼のですし、ハッキング時の金融関係のLoginはVPN経由(しかもオリジナルのIP アドレスは足がつかない無料インターネットアクセス経由、当然カメラもない場所からアクセス)なので、すくなくとも彼女の足はつかないと思います。

オリガさんの結婚スパイ教室って、いったい何をしているんでしょね~

どう控えめに見ても、結婚の為に彼氏を見つけるスキルを超越していると思う著者でした...

検索キー:  国税庁 共通報告基準

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