日本の物語#60:  「アメリカのセレブが日本人建築家に殺到中…安藤忠雄のコンクリ住宅に「アメリカ史上最高額」」  <ー 珍しく、明るいニュース

今回は「アメリカのセレブが日本人建築家に殺到中…安藤忠雄のコンクリ住宅に「アメリカ史上最高額」」について見ていきましょう。

PresidentOnline:  20 Aug,2023

「アメリカのセレブが日本人建築家に殺到中…安藤忠雄のコンクリ住宅に「アメリカ史上最高額」」:  ドキドキ。

「日本建築界の巨匠・安藤忠雄氏による建築が、アメリカのセレブたちを魅了している。
歌手のビヨンセとラッパーのジェイ・Z夫妻は今年5月、安藤氏設計の邸宅を約2億ドル(約283億円)で購入。カリフォルニア州の高級住宅として歴代最高額を記録した。全米でもマンハッタンに次ぐ2番目の高値となる」

だそうです。

「当初の売り出し価格は2億9500万ドル(約420億円)。仮にこの価格で取引が成立していた場合、全米の歴代最高額を更新していたという」

お〜

安藤忠雄氏といえば、1級建築士の受験のためお昼休みにおにぎりを食べ、ひたすら参考書を読んでいた方です(日本経済新聞:私の履歴書に記載)。

「安藤氏が手掛けた住宅はアメリカで20戸ほどしかなく、セレブたちがどうしても手に入れたい注目アイテムになっている」

「米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「セレブたちが近頃夢中になっているものがある。それは81歳の日本人建築家・安藤氏である」と題する記事を掲載している」

へ〜

なにが魅力?

「プール付きの豪邸に宿る「禅のような」静謐さ」

「アメリカでは、装飾を省いた素朴なスタイルに、日本的な美意識を見出す人々もある」

だそうです。

「コンクリートの美しさ・力強さをそのまま意匠に残す安藤氏の名建築は、アメリカにもファンが多い。建築の域を超えた、美術品としての美しさがセレブの心に響いているようだ」

こちらがもっと具体的な理由?

「安藤氏は隈研吾氏や伊東豊雄氏らとともに国際的に高い評価を受けており、1995年にはプリツカー賞を受賞した。建築に意義深い貢献をした人物をたたえ、世界でも年間たった1人にだけ授与される権威ある賞だ。日本人としては1987年の丹下健三氏など、8人しか受賞者がいない」

もしかすると、日本国内より海外の方が有名な日本人なんですね。

安藤氏のデビュー当時の作品は、結構変な評価を下されていたんですけどね~  今じゃ、完全逆転のようです。

「英ガーディアン紙は、むき出しのコンクリートとガラスが特徴的な安藤建築が「アメリカのスーパースターたちのステータス・シンボルとなっている」」

「スペイン日刊紙のエル・パイスによると、アート収集家で金融業者のリチャード・サックス氏は、所有していた安藤建築を売りに出した際に「これは単なる家ではありません。ピカソのキュビズム作品のように、とても重要で希少な存在なのです」

と世界のマスコミも申しております。

「安藤氏は、大口の依頼であれば何でも受けるわけではない」

「ひとたび依頼を受けたならば、細部までこだわった設計を手掛ける。図面を引くことで終わりとせず、造園から家具のデザインに至るまで積極的に携わることも珍しくない」

職人してますね~

「ノリータ・コンドミニアムの販売にも携わったスタインバーグ氏にとって、安藤氏との接触は忘れられない経験となった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、「まるで、神と仕事をしているようでした」と語る」

凄すぎ。

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