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【FAQ特集 #002】 転職活動についての質問にお答えします!

こんにちは。PLMキャリアの藤井です。
スポーツ業界への転職を検討されている皆さまからの質問にお答えする【FAQ特集】第2弾!今回は、転職活動についてよくいただく質問に、スポーツ業界の情報もご紹介しながらお答えします。

【FAQ特集 #001】はこちら

一般の転職市場においては、転職を希望されるの方の活動が盛んな時期になってきました。企業によっては夏のボーナスが支給され、秋の転職へ向けて動き出す方が多くなってくるためです。
一方で野球をはじめとするプロスポーツ業界に関しては、まだまだシーズン真っ最中ということもあり、特に求人が多くなるという時期ではありませんが、シーズン後半戦以降、つまり秋以降になると、来季に向けて人の動きが出てくることが考えられます。スポーツ業界の求人は採用枠があまり多くないため、希望のポジションの求人が出てから準備を開始するのではなく、求人が出たタイミングですぐに応募できるよう、日頃から準備を重ねておくことが大切です。

それでは以下、転職活動に関するFAQ(よくある質問)についてお伝えいたします。皆さまの転職活動のご参考になれば幸いです。

 

転職活動についてよくある質問

Q.転職活動のおおよそのスケジュール感を教えてください。

A.企業や応募状況にもよりますが、応募~内定まで、約2ヶ月です。

各企業によって面接の進行スピードは様々です。応募者の人数や面接官側のスケジュール調整、企業の採用意欲など複数の要素に左右されるからです。特に球団やクラブの場合、企業としての規模は必ずしも大きくないため、面接担当者が試合運営に携わっていることも多く、シーズン中は多忙になり、面接日程の調整に時間がかかってしまうことがあります。
という前提の上、スムーズに面接が進行する場合に関して言えば、応募から入社まで約2ヶ月程度が目安です。面接が進むと、入社希望時期を聞かれる場面も出てきたりしますので、自身の業務の繁忙期なども考慮し、退職時期を具体的にイメージしながら進めましょう。

ちなみに私が申し上げることではないかもしれませんが、転職エージェントは複数のサービスを併用されるのも一つの方法です。エージェントによって持っている求人や強みも異なるからです。ただし注意点として、複数のエージェントを利用して複数の企業へ応募をする場合、ご自身でしっかりと各選考の進捗管理をする必要があります。1つのエージェントのみで進行していると、そのエージェント内でうまく日程調整や交渉をしてもらえますが、複数のエージェントを併用している場合は、担当アドバイザーにきちんとその旨を伝えてスケジュールを共有し、面接の進捗管理をしてもらいましょう。スケジュール管理も転職を成功させる大事な要素です。


Q.中途採用の面接はどのようなプロセスですか?

A.書類選考を経て、面接が2~3回で内定となる場合が多いです。オンライン面接も増えています。

選考プロセスは、企業によって様々です。選考の過程でプレゼンを求められる企業もあります。しっかりと事前準備を行うために、担当のアドバイザーに応募企業の選考プロセスを確認し、スケジュール管理や対策を行いましょう。

コロナ禍以降、スポーツ業界の選考でもオンライン面接が増えています。一次面接のみオンライン、全てオンラインなど企業によってパターンが異なりますので、面接の形式も予め確認しておくことをお勧めします。オンライン面接の普及は、遠方からの応募でも時間的・金銭的負担がなく面接を受けられる状況を生み、求職者にとっては応募企業の選択肢も増えて大きなメリットとなっています。一方で応募のハードルが下がったことにより、求人に対するライバルの数も全国区で増えた状況になったとも言えます。

オンライン面接では、画面越しでもきちんと自身の魅力が伝わるように、話し方やシステム環境など、対面の面接とは異なる注意や工夫のポイントがあります。特に現在の日頃の業務でオンラインミーティング等の機会が少ない方は、アドバイザーにオンラインでの面接対策をお願いするなど、事前準備を怠らないようにしましょう。


Q.これまで転職を何度かしています。経験社数は採用にマイナスでしょうか?

A.必ずしも経験社数だけで合否判断されるわけではありません。

転職の回数だけではなく、これまでの経験の中身がより重要です。年齢とキャリアによっても、転職回数が多いと判断される基準も異なりますので、一概に採用にマイナスとは限りません。自分の意志で転職しただけでなく、会社都合や家庭の事情など、転職の理由も様々です。「何回以上の転職なら回数が多い」といった一般的な基準のようなものもありません。

また複数回の転職経験をメリットとみなすことも可能です。例えば転職経験の少ない(あるいは無い)方と比べた時に転職自体への耐性が高いため、入社後も比較的スムーズに転職先へ馴染み、新しい仕事への順応性も高くなると考えることができます。また、様々な業界で経験や知見を得ていることがプラスの評価に繋がることもあります。逆に言えば、初めて転職を経験される方の場合、入社後に新しい環境に馴染むのに時間がかかったり、人間関係の構築に苦労されることがあるのも事実です。ですので、初転職に臨む方に関してはこのあたりのシミュレーションや工夫も大切になってきます。

とはいえ質問者の方が想像されているように、転職回数がデメリットになることもないわけではありません。前述のように転職の経緯や内容にも拠りますが、採用企業側が「この方は採用してもすぐに辞めて、また転職してしまうのではないか?」という懸念を抱いてしまうことは実際にあります。ですので、面接を通じて採用企業側の懸念や不安を取り除けるような説明・アピールの仕方を練っておくことも大切な準備となります。

このように、複数回の転職経験は一概にマイナスというわけではなく、他の多くの条件と同じように、メリットにもデメリットにもなり得ます。いずれにしても大事なのは、過去の転職経験について面接官に問われた時に、きちんと相手が納得できる説明が出来ることです。

複数回に渡る転職を通じて積み上げてきた様々な経験が評価されることも大いにあり得ますので、まずはご自身のキャリアを振り返り、それぞれの企業でどのような経験を得て、そこからなぜ転職をしたのか等をよく内省・整理した上で、その経験がどう次の志望先企業への貢献に繋がるのかをしっかりアピールできるようにしておきましょう。 


Q.プロ野球球団への転職を志望していますが、各社(各球団)の違いがよくわかりません。志望動機を考えるために、どのように調べればいいでしょうか?

A.企業研究を進めると各社の違いの理解も進みます。そこから自分が興味を持ったポイントを志望動機へ繋げましょう。

こういったニュアンスの質問をいただくことは実際に少なからずあるのですが、率直に申し上げると、本来「志望動機を考える」ということ自体が極めて不自然で、「志望動機があるから応募する」という方が自然なはずです。ですので、こういう問いを抱えている時にはまず、改めて自分の「なぜ」を深く問い直すことが大切です。

その上で、とはいえ採用面接の短い時間で自身の思いを伝えるためには、ある程度は戦略的に自身の志望動機を「まとめる」必要がありますので、そのために企業への理解を深めるという考え方は間違いではありません。

その具体的な方法についてですが、実は過去の記事で「スポーツ業界への転職準備【企業研究編】」としてまとめておりますので、是非ご参照ください。

この質問者の方のように「球団の違いがわからない、志望動機がまとまらない」という状態の場合、そもそも基本的な企業研究も十分でない可能性は高いです。同じプロ野球球団でも地域の特性、ファン層、イベント企画、将来のビジョンなど、様々な特色があり、やはり人気のプロ野球球団の内定を掴み取る方は、しっかりと事前に準備をされて面接に臨まれている印象です。本やインターネットを通じた情報収集は勿論のこと、実際に試合の現場に足を運んだり、そこで感じた疑問をキャリアアドバイザーに質問するなど、能動的に情報収集をされ、面接に臨まれています。

ちなみに本といえば、プロ野球ビジネスを知る上で参考になりそうな本をご紹介した記事もございますので、併せてリンクを貼っておきます。

最後に私たちPLMキャリアは、キャリアアドバイザー自身がスポーツビジネスの現場で日々様々な業務に携わっており、プロ野球球団の情報も豊富なので、企業研究などで感じた疑問などは、ご遠慮なくご質問いただければと思います。出来る限り、業界研究や企業研究のサポートもさせていただきます。


以上、今回は転職活動についてよくある質問4つにお答えいたしました!
転職活動の疑問が少しクリアになりましたでしょうか?実際に転職活動を始めると、他にもご不安点や疑問点が出てくると思いますので、是非お気軽にご相談ください。このnoteでも引き続き、皆さまからいただいたご質問へ回答して参りたいと思います!


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