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『この上なくちっぽけな存在』

わかっていなかった

こんなにも小さなことを

小さいから紛れ込んでいた


どんどん目立たなく

こそこそともぞもぞとして

伝えようとしていなかった


目の間には選択肢があった

どれを選んでも何らお咎めなく

少しでも大きくなろうとすれば

迷惑をかけない限り制限はなく


小さなものの良さを小さく感じて

今は伝えようとしている

いつ誰がどのようにどこまで

受け取ってくれるのかは定かではない


それでも伝えようとして止まない

まだ消えていないから

人の世の視界から消えるまでは

伝えよう届けようと

思っている


想う



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